昔の自分は何を思ったのか、OW2でチャット機能を切っていなかった。
いや何を思ったのかはなんとなく想像がつく。たぶん、極稀に見かける面白いプレイヤーの面白い発言を見逃したくないと思ったとかそんなんだろう。
でも1から2になって、シーズンが9つも過ぎているゲームにそんな人間がもはや残っているはずもない。
先日、おそらくだが人生で初めて、自分の理解できる言語で暴言を頂いた。
たいへんおちこんだし、その場では自分が悪かったんだろうなと思い、深刻になりすぎないように笑って流そうと努めた。
けれども翌日のメンタルはそれはまあ悲惨なものだった。
自分は落ち込むと自己分析を始めたり、そんなものGoogle先生に聞いてどうするんだという質問を検索ボックスに打ち込んだりし始める。
今回もやっぱり「推し ゲーム つらい」とかわけのわからんことを聞いてGoogle先生を困惑させるなどしていた。
しかし今朝、仕事前にYoutubeでOW2の最新アプデの内容を解説している動画を発見・視聴。ざっくり言えばDPSのパッシブが強化され、タンクが非常につらい環境に逆戻りした、ということらしい。
おそらくあの場にいた誰もが、DPSの回復阻害効果が15％から20％になっていることを知らず、前日までと同じ戦い方をした結果ヒーラーが悲鳴を上げるという構図が出来上がっていたのだと思われる。
私はその時どのロールにいたか。そう、ヒーラーである。どんなに回復してもタンクのHPが戻らず、DPSを見る余裕なんてものは無かったため、タンクとDPS両者から袋叩きにされたのだ。
私から言わせてもらえば、タンクは死にかけても帰ってくる気などさらさら無く、DPSは回復を寄越せと喚くがこちらの射線が通らない位置からやっぱり帰ろうとしなかったので自業自得である。イラリーも言っている、回復して欲しいなら離れるなと。
事の経緯を身内にいるゲーム上手な人間に話したところ、「アンランクのチャットで暴言垂れる奴は99％雑魚」「ランクの練習のためにアンランクに来ている人間はまず文句を言わない、ソロ/デュオならピックに対して口出ししない（できない）」とのこと。
なんだ、雑魚なら私と同じだ。仲良くしようじゃないか雑魚同士さ。
それはともかく。今までは推しのモイラばかり使っていたものの、後出しジャンケンであるこのゲームでそういうプレイは早々に限界が来ることも分かっていた。
そのため、「他人のモイラを引き出す」という名目でバティストやキリコ、イラリーなどに手を出し始めた。最低でもキリコはピンチに対して鈴を適切にお渡しできるようになりたいと考えている。
とはいえ、私がこんなゲームをやっている理由はただひとつ、シーズン12に再販予定のモイラのミシックスキンを購入するためである。なので用が済めば次第に離れていくだろうと思われる。
ミシック初登場時は非常に魅力的だと思っていたものの、こういった対人ゲーにモチベが上がらない時期で遠くから眺めているだけだったので、今回のミシックショップ実装は本当にありがたい。
だからといって今対人ゲーが楽しいのかと言われたらそんなことは全く無い。頭を痛め、胃に穴を開けてまで他人と競って何が楽しいのか、理解こそすれ共感は1mmもできない。そんな自分はこういったゲームとは一生仲良くできないだろう。
（しかし、OW2のモイラ然り、APEXのシア然り、競技性の高いゲームにばかり自分の好みに刺さるキャラがいるのも事実である。残酷だ）