思考のきっかけは / おへんじ

田中
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約1週間前に刺激されて、とにかく文章を書きたくて、「書きたくて書きたくて」を書いた。その後体調が芳しくなく書けてなかったが、今日はある程度気分がいいし、書きたい欲もあるのでしずかなインターネットを開いてみる。私の体調は日々変わる。心が元気でも身体がダメな時もあるし、身体がダメだと心にも影響を与えて何もやれなくなってしまうのだ。難儀な身体である。

私の体調話は置いといて、また書きたい欲が湧いたがここで問題が発生する。そう、前回もぶつかった問題、「書く内容がない」なのだ。一応あれから、ふと思考したらメモをとるように心掛けた。私は本当にすぐ忘れるし、思い出そうとした時に記憶の引き出しが開かないのだ。言葉の引き出しと同様、記憶の引き出しもガタガタなのだ。なのでメモするようにした。だから「話題」はいくつかある。でも今日はその話題たちを思考しつくし語る気分じゃなかった。それらはすべて私の心の奥底の話とか私のアイデンティティの話で、思考に体力気力を使う話題ばかりである。体調がよいとはいえ、雨に弱い私の心身は、今日そこまで重たいものを抱えられないらしい。

じゃあどうしようかと。思考と視線を巡らせていてふと思い出した。昨日どこかで見かけて『書く習慣』というアプリを知ったのだ。これは、1日1つお題が出てくるのでそれについて好きに文章を書く、という文章投稿アプリ。アプリの雰囲気がよいし、書いた文章に評価をつける機能がないし、お題もいい感じに心をくすぐられるものだったので、気になった方は検索してほしい。で、そのアプリを思い出した時、そこに出てくるお題を見たら途端にワクワクして、脳が回転し始めたのを思い出した。そうか、なにか思考のきっかけがあればいいんだ、とGoogleで「お題」と検索してみた。検索下手な人みたいな検索ワードだが、出てくれた。診断メーカーが。診断メーカーにはたくさんの「お題」に関する診断がある。主に小説や二次創作を考えるきっかけの言葉やシチュエーションを提示してくれるものだが、もしかしたら私が求めてるタイプのお題を提供してくれる診断もあるかもしれないとスクロールした。あった。しかも複数個あった。

というわけで、これからは体調がいい日は毎日、何かしらについて思考した文章をここに書き留めていこうと思う。書き留めるなんてかっこいいものでなく、実際は、思考垂れ流しダラダラメモ書き、だが。触発されたのがとても大きいが、体調を悪くしアウトプットがしんどくなって数年、インプットばかりしているのでアウトプットも再開しようという考えだ。アウトプットがしんどい話もいつか書きたい。

決めたところで、私の「思考メモ」のとある1項目を思い出す。

“思考のきっかけが誰かの呟きの場合が多いから、その場合その始まった思考は全部Twitterなりその場に書くから、いざ書こうという時にネタがない”

まさにお題を検索する前の私だ。前にも書いたように、私は元ツイ廃であったくらいに自分の考えを書き続けてきた。あの時なんであんなに書くことがあったのだろうと思い返してみると、誰かのツイートやRTで回ってきたものを読み、感じたこと考えたことをツイートしてることが多かった。つまり「お題」があったのだ。今の私はツイ廃ではなくなったが、それはTwitterこと現Xに常駐しなくなっただけの話で、避難先・移住先としていろんな村に作った家の窓から外を眺めては、いろんなことを思い、その村の掲示板に書き込んでいる。それもやはりその村でいろんな人が話してる「お題」があるから私の思考がスタートしているのだ。ということは、診断メーカーでお題を探し、それを元に思考して文章を書こうと決めたのは、私にとって最適解だったのである。

思えば、私は自分から話題を提供することがものすごく苦手だ。「なんか話して」というフリがこの世で一番苦手なフリである。多分先述した、記憶の引き出しがガタガタなのが大きな原因だと思う。そこにプラスして、他人といる時は無意識レベルで緊張してしまうのが影響して、誰かといる時特に話題提供ができないんだと思う。毎日会ってどんなに仲良くなった人でも微量に緊張してしまうのだ。そのデバフを抜きにしても、1人の時でも、結局記憶の引き出しはガタガタだから中身を出しにくい。「テーマ」「話題」といった鍵や蝋があってやっと記憶の引き出しは開けられるのだ。

というわけで再度になるが、これからできるだけ毎日、話題を決め、それについて思考したものを垂れ流そうと思う。前回と今回の文章を読んでくださった稀有な方はお分かりかと思うが、私はまとめるのが下手で、ダラダラとした、本当に「垂れ流す」という言葉が似合う文章を長々書くので、本当〜に気になったテーマか、暇つぶし程度で読んでいただきたいです。毎日アウトプットすることで、少しは文章もうまくなるかもしれない。まとめられるようになるかもしれない。記憶の引き出しも開きやすくなるかもしれない。そうして、アウトプットが楽にできるようになったらいいな、という目的だ。というわけで今日は「思考のきっかけは外からの刺激」という話でした。

タグをつけなくていいかと思ったけどつけることにした。『ぼんやり草子』というタグをつけるので、もし、もしも私の他の思考も読みたい!となったらこのタグから一覧を見てほしい。ちなみにタグの由来は、徒然草と枕草子を足して田中スパイスをかけ2で割ったら出来上がった。「草子」なんて大層な単語を、と思ったが、徒然草も枕草子も1000年以上先まで読まれるなんて思いもせず気軽に書いてたものなので、その気軽さを借りる。気軽にアウトプットしていきたい。

おへんじ

「書きたくて書きたくて」にお手紙が届いていた。びっくりした。あのダラダラ長文を読んで、しかもお手紙を書いてくださる方がいらっしゃるなんて。SNSにリンクを貼って反応をいただけた時も嬉しかったし、今回も、文章を書いて送ってくださったことがとても嬉しかった。

送ってくださった方もしずかなインターネットで文章を書いてる方だった。やはり文章を書いてる人は書きたい欲がすごいんだなと思ったし、そういう人もモダモダするんだなと思いました。あと「モダモダ」というあまり使われないオノマトペのニュアンスが伝わったのも嬉しいです。お手紙ありがとうございました。これからも、お互いモダモダしながら欲を満たしていきましょう。

こんな感じでなるだけお返事を書けたらなと思ってる。お手紙の引用はしないし、よほどの内容でないかぎり嬉しい気持ちでいっぱいだ。なので、もし私の文章を読んでなにか感じたら気軽にお手紙を送ってください。人にたくさん読まれたいとかはなくとも、自分の考えに共感してもらえるのは嬉しいものです。

@sakatanaka
だらだら言葉を並べるのが好きな人が書くメモ書き