3月の中旬、心身の調子を崩して休職することになった。
デザイナーとして働き始めて、約3年。刺激的な毎日はとても楽しい。しかし、どうしても長くなってしまう勤務時間や少しずつ増えていく責任は、常に不調の絶えない身体には少し重かったらしい。
なんとも情けない。
それが今の、正直な心境だ。休職を打診する1週間前までは、自分ではまだ大丈夫なつもりだったし、何より職場に迷惑をかけたくないので、睡眠と食事と薬でなんとかやり過ごすつもりだった。
しかし、思考とは裏腹に症状は悪化していき、しまいには誰かが会議している声を聞くのに絶えられなくなった。たまらず飛び出してきた公園で、過呼吸になりそうな身体を抑えながら「ああ、自分は不可逆の域に来てしまったのだ」と悟った。
上司や、同僚や、友人。相談に乗ってくれた人は皆優しかった。「そういう時期もあるよ、今は休んだ方がいい」「なにも気にせず休んで」とかけてくれた言葉に肩の力が抜けるとともに、その言葉の力強さと自分の弱さを比べずにはいられなかった。
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自分の弱さを曝け出すような日記の置き場にこの場所を選んだのは、私の筆無精に依るところが大きい。
自分だけの日記は何度も挑戦しているものの、必要性を感じなくなるとすぐに続かなくなってしまうし、noteやブログはパブリックなイメージを意識しすぎて何も書けなくなってしまう。
この場所ではひとまず、泥のように過ごす中で霧の如く消えてしまいそうな心の徒然を、忌憚なく書き綴っていこうと思う。