昨年11月に開幕した2023-24シーズンのWEリーグは7節を終えたところでウィンターブレイクに入りました。後半戦最初の試合となる第8節は3月最初の週末になる予定で、正式な試合日程は2月2日(金)に発表されます。
我らがジェフレディースは7試合を終えて3勝1分3敗の勝ち点10で12チーム中7位に位置しています。今シーズンからカスティージョヘッドコーチを迎えて新しいサッカーを取り入れる中、リーグ戦に入る前に行われた昨秋のWEリーグカップでは、一次リーグで1勝3分1敗と勝ち切れない試合が続いていたのを考えると、だんだんとやりたいことを表現して、調子はちょっとずつですが上がっているように見えます。
今回は、その新しいサッカーについて私なりに触れて行こうと思いますが、私としては今年のジェフレディースの戦い方は、試合を見ていて面白いなぁと感じており、ハマればベレーザ・レッズ・INACの3強チームに勝つことも可能なんじゃないかなと考えています。ただ、ウィンターブレイク中に、"千葉の千葉"ことエースの千葉玲海菜がドイツに移籍してしまったため、選手層としてはちょっと厳しいところがあり、あまり過度な期待はしないようにしようとは思っています。
それでは本題に入りましょうか。今シーズンのジェフレディースですが、守備時は4-4-1-1、攻撃時は4-1-2-3といった可変システムのような形を採用しているように見えます。CB2人、両SB2人の4バックの前には、DMとIHを担当する3人のMF選手がおり、前線には両WGの2人と、CF1人がいるといった感じです。
守備に関しては7試合で7失点なので数字的には多く感じないのですが、実際に試合を見ている限りでは、もう少し失点しててもおかしくなかったんじゃないかなと感じる部分が多いです。攻撃に人数をかけている分、イヤなボールの失い方をしたり、カウンターを受けたりすると、守備切り替えが間に合わず、一気に自ゴール前まで運ばれてたな、という印象です。
攻撃に関しては、うまく相手の前線選手を動かして最終ラインから中盤へのボール運びはできるようになってきてる感じですが、中盤から前線にもう少しスムースに渡せるようになればいいかなぁといった感じです。とはいえ、両翼の選手がフリーでボールを受けて、敵ゴール前まで運んでチャンスメイクする場面があったりして、昨シーズンよりは格段にゴールしそうな雰囲気は出せてる気がします。ここが見てて面白い要因かな。
選手層。
GW:1清水、30茜、33萌香
CB:4香奈絵、6真琴、21サンプソン
RSB:5真理子、22千里
LSB:2真帆、19紗稀
DM:8奈津希、14環
IH・ST:23ひなた、7小川、10鴨川
RWG:(11玲海菜)、24怜奈、15千佳、18結花
LWG:17千尋、38きらら
CF・ST:9春花、16紗良
最前線の選手が少ないのは若干気がかり。完全にCFを春花に頼りっきりなのはさすがにまずい。ウィンターブレイク中に誰か獲って来るのか分からんけど、玲海菜が抜けた穴を埋めるべく怜奈あたりが奮起するんじゃないかと第7節の試合を市原臨海で見ているときは感じたので、後半も走る闘うのチームコンセプトで頑張ってほしい。