https://youtu.be/kUMl6mqXXyc?si=_0WM6ZK1MrgZDc2D
NewJeansおじさんを無事こじらせているわけなのですが、この動画のミンヒジンに流れるプロデュースの力と信念からは学ぶべきことが多い。
純粋に「かっこいいな」という感想もあるし、徹底力と土台づくりが「ここまでやるんだ」と言わせられるほどのものがある。
いくつか、項目ごとに感じたことを書いてみようと思う。
曲への自信
圧倒的な曲へのセンス、見極める自信、これまでの人生聞いてきた曲に対する自負のようなものが彼女にはあるように見えた。
これはこれまでの曲数やジャンル、自分の「こだわり」のようなものがあるのだろう。
そして、そこに対して彼女は自信は感じさせるもののこだわりすぎていたり、こうじゃなきゃいけない、という偏見のようなものもない。フラットに「良いもの」として向き合っていると感じた。
これは、NewJeansが大事にしている「自然さ」にもつながっていると思う。とにかく真っ直ぐ、本質的な「ええもん」を作ろうとしている。
「自然さ」をどうつくるのか
NewJeansの魅力のひとつに「自然さ」があるように思う。
これは彼女も意識をして盛り込んでいるはず。
ちょっと驚いたのは、HypeBoyの話をしていて踊りの振り付けに「自然さ」を求めていて、自分が初めて聞いた時にも「こんなにゆるっと踊っているのはすごい」と感じたことを思い出した。
「ゆるっと」というのは一見、簡単そうに見えるとも言える。
自然さの設計と依頼をして振り付けているのだから、そう見えて当たり前っちゃそうなのだけど、それがかなり多くの人にイメージした通りに伝わっているだろうということが「すごい」のである。
そして伝わるだけで無く、「最高」なのだ。
みていて、気持ちいい、かっこいい、真似したい、推したい、好き。
そんな感情を揺さぶるメンバーのビジュアル、ダンス、曲、映像。
全てがトップレベルのクオリティで噛み合っていて、高め合っている。
さらにいうと、5人それぞれの「ダンスの癖」さえも好きになれる。
さらにさらに、ちょっとずつ振り付けが違ったりもしているのだ。
そんなダンスも曲も好きな僕は、HypeBoyはまずハニのダンスをみてから、それぞれメンバーみんなの振り付けを5回ほど再生をしてしまう。
みてもみても、見切れない。そんな魅力が詰まっている。
もはや母の愛
ミンヒジンから感じられるメンバーへの決意と責任も計り知れない。
彼女は5人の人生を背負っているだろうし、その覚悟が発言の節々ににじみでている。
15歳から19歳ほどの年齢のメンバーを「アイドル」(ミンヒジンはアイドルという言葉はあまり好きじゃないと言っているが)として、他の人たちと違う人生を歩むことを認識しているし、それ相応の責任や違いを重々承知しているように見える。
「一緒に学校に通おう」とする姿勢も彼女の愛と責任だと思う。
それほどまでに”伴走”してプロデュースしている。
NewJeansのメンバーがどんなものをみて、何を学んで、どうアウトプットしていくのか。
そこに意思の尊重と、並々ならぬ覚悟が宿っている。かっこいいのだ。
ただ、うまくいくように、ということだけじゃなくて、人気になって当然、さらには絶対的に幸せにしてみせる、新しい「NewJeans」というアーティストを世の中に打ち出す。
そしてそこには、何よりミンヒジン本人の"好き"が含まれている。
何もかも完璧じゃないとは思うが、その覚悟を持っているだろうし、何よりも結果を出しているというのは全てだと言えるほどである。
ファンが楽しむ"余白"
シンボルとしてのうさぎやNewJeansのロゴのなさ。
全体的なちょっとした掴みどころのなさ。
NewJeansへのタッチ、フックは非常に多々あれど、推しとして深く深く競争性があるわけじゃない、というか。
グッズなどもとにかく多いわけでもないし、CD特典などもなんとなくちょっとシンプルめに感じる。
僕は曲が好き、わたしはダンスが好き、みんなの顔が好き。
そんなふうに、推せるポイント、というのがかなり設計されているが、バランスよく分散しているように感じる。
そのバランス感覚は、どこまで考え尽くされているのだろう(絶対考えられているが)と思わされるほど。
NewJeansおじさんであるが、あまりにも推せる
もはや「NewJeansおじさんだからやん」と言われかねないが、それでも推せる。
みんな超尊いし、かっこいいし、曲は最強だしダンスはループしまくれる。
彼女たちの日常、ふるまいすら、好きにさせられる。
ミンヒジンの力もめっちゃかっこいい。
シンプルに、最高なのである。