独り立ち

三度寝
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一人暮らしを始めて4日目。

2日目ぐらいまではインターネット楽しい〜!暇を潰せる〜!って思いながら過ごしてたんだけど、落ち着いてきてからわかったことは落ち着ける相手がそばに居ないのって寂しいんだなってことだった。親がいない生活は当たり前にいてくれた存在が欠けた空虚感がある。もちろん実家にいた時に嫌な思いもあったし、母といる時間が完璧に楽しい!とかいうわけではないけど、完璧で自分に当たり障りのないことを言うのならそんなのは人工知能でも出来る。でも一人の人間を相手にしているからこそ愛情を持って接してくれたことに嬉しく思ったり、感動するんだと思う。私はろくに友達もいなかったから出掛けるにしてももっぱら母だよりで、感動することも怒ることも全部聞いてくれたのが母だった。自分の孤独を埋めてくれたのが母だったから、依存している部分もあるんだと思う。この寂しさはそばに居たいから寂しいという恋愛的なものではなくて、自分の身の回りに親がいなくなった時に不安げにさまよい歩く赤子のようなものだと思っている。赤子は成長して、一人で歩く時がくる。不安で寂しいし、見てくれている人が居ないのは不安で仕方がない。けれど、これからの人生は一人で歩んでいかなければならない。一人の人生なんて何が楽しいんだろうか。一人でご飯を食べても美味しくないし、お腹が空いたからただ食べる形式的なものに過ぎない。一人でいるのに慣れる日がいつ来るのか。とりあえず大きく深呼吸してみる。