諦念

花を手折るように、鏡を割るように

大切だった何かを壊していく

散っていく花びらも、欠けて散らばった光も、

過ぎ去ってしまえばなんてこと無かったんだ

あの美しい日々を祈るように手繰り寄せても

なんてこと無かったんだ

全ては砂のように手のひらからこぼれ落ちて

やがて小さな灰色の後悔の山になることでしょう

@sanekawawa
日記や詩を書きます