映画の感想まとめ

santaihenka
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公開:2025/3/8

note公開日:2020年11月13日 09:09

プロメア

リオめっちゃ優しい奴だったな。上映当時、大股開いて座る二次創作めっちゃ流れてきたから見かけによらず豪快なキャラなんかなって思ってた。実際は、ガロがあれがしたいこれがしたいって言うのに全部応えてあげて、且つガロを大満足させるような装甲や武器作ってあげちゃってさ......

結末も良かったな~。ロボット×SF×戦闘系のアニメってストーリー取っ付きにくくて理解するために思考し続ける必要があってそれが結構疲れるんやけど、プロメアは説明がとにかく分かりやすくて読解力クソザコな自分でもちゃんと一瞬で把握できた。

映像の迫力も凄かった。リオが龍の炎を纏って街を破壊する場面とかめっちゃカッコ良かったよね。リオの怨嗟の表情と火力の強さが激しくて、インターネットの人が映画館で見ろって言うのも頷けた。あと、リオとガロがクレイと戦ってた場面もかなりアツかったな。

レベル16 服従の少女たち

めっちゃ面白かった。要約すると、貧困な家庭に生まれた少女が悪徳美容外科医に売られて違法な美容整形の素材にされそうになったけど、ヴィヴィアンとソフィアが先導して少女達を逃がしたことで警察に通報出来たみたいな話。

老夫婦がやって来て少女を選ぶ場面で、妻の方が鏡で不安そうに顔を触ってたのが、その時は疑問に思えた。少女の顔の皮膚を移植するから相当ハイリスクな手術になるよなぁ。そりゃまあそうかという......それに加えて、自分のせいで1人の人間が死んでしまうっていう恐怖も感じてたのかもしれない。

ソフィアとヴィヴィアンの勇敢さがかなり良かった。担任をボコしたり、マッチョな守衛に縄を掛けたり高所から突き落としたりさ。最後の、医者と会話してる場面と陽の光を浴びた場面は凄い綺麗やったね。あの後2人で生きていくんかな。

見る前は少女が監禁されてる話くらいにしか思ってなかったけど、そこそこ重いテーマやったね。

あまくない砂糖の話

最近youtubeで落ち着きが無い子どもは親の生活習慣によって自律神経がイカれてるからっていう情報を得たんですよね。じゃあその不安定な状態で子どもにお菓子とか与えたら、この映画の通り気分が乱高下するから余計に落ち着きがなくなるよなぁって思った。

ていうかアメリカの飲食店(レストラン街)のほとんどがファーストフード店なのヤバくて笑った。サブウェイが他と比べると健康的に見えたよね。

マッドマックス 怒りのデス・ロード

もれなく全員が最高にカッコいい、特にマックス、フュリオサ、ニュークス、途中から合流するお婆ちゃん達がめちゃくちゃカッコいいんやけど、まあとにかく全員強くて活き活きしててヤバかったな。

印象に残った場面有り過ぎてツイートしきれねえ~って感じやねんけど、ただ、ニュークスがケイパブルにキスしたとこは可愛くてほっこりした。だからこそ、ニュークスが身を挺して追手を防いだシーンはキツかったな......あと、車の中で蜘蛛食ったのは何でなん。

スプレンディドが活躍して、それを見たマックスがニヤって笑う場面もアツいんやけど、その後が報われなさ過ぎて遣る瀬無い。

帝一の國

めちゃくちゃ面白かった。それぞれの思惑と激情が交差する青春政治映画っていう印象。やっぱり人の上に立つ者は野心と人望が無いと難しいのかもしれないと思わされたな。そしてルーム長を支える副ルーム長達の優しさというか、一途な思いやりが良いアクセントになってると感じられた。

光明と森園先輩が特に好きですね

The Witch

めっちゃ面白かったなぁ。評判通り女子高生が自分より1周りも大きい連中をボコボコにしててかなり後味スッキリした。ストーリーは結構単純で、1番の見所は研究施設(?)で大暴れする場面かな。最後の場面が衝撃的やったから、続編も楽しみ。

君の膵臓をたべたい

桜良の台詞が印象的で、特に「ほら、天国で会おうよ」「そんなの死ぬに死ねないよ」とか明るく死を匂わせる言葉が多かったなと思う。あと、主人公にガムくれる奴はどの作品でも良いキャラなんだよな。結婚式用の白スーツ着てガムいる?って聞くのはさすがに笑った。

きっと、うまくいく

インド映画初めて見たんやけど、マジで歌うし踊るやんって。ランチョー、ラージューの父親、ピアの3人でバイク乗って病院の中に突っ込んで行く場面めちゃくちゃ面白かったな。

こんな感じの面白い場面と、物悲しい場面、あるいは感動的な場面が交互に描かれてて、3時間くらいあるのに全く飽きへん、むしろ次はどうなるんやろうっていう好奇心揺さぶられる作品で凄かった。

普段こうやって感想をツイートする映画はどれもアマプラで見てて、最後のEDは殆ど飛ばすんやけど、今回は見入ってしまったなぁ。多分また見返すと思う。

ミスミソウ

殺人リレーって感じ。R15やからちょっとグロいんかなって思ってたら想像を遥かに上回るグロさで草。内容もブッ飛んでて面白かった。めっちゃ綺麗で完璧な復讐劇なんやけど、最後に野咲が死んでしまったのが残念ではある。

全編通して特に妙子の台詞が印象に残ってる。「どいつもこいつも私の後に付いてきて勝手に病んで勝手に暴走して、気持ち悪いんだよ」「私をいやらしい目で見やがって、野咲を殺せば私が靡くと思った?」これって学校社会における構造上の欠陥によって生まれた悲劇なんじゃないかなって再認識した。

繕うべき場で、統一性が要求される場で、見た目の第一印象が絶対的な場で、他人の情緒を良くも悪くも掻き乱すような奴は”出る杭”と周囲から認識される。だから妙子も野咲もその容姿と他者との関係性によって視線を集めてしまい、それがやがて本人達の意思とは無関係に1つのコミュニティになった。

でも、ちゃんと一部の保護者達が毒親あるいは過保護な存在として描かれてるんよね。結局ここから始まってる。「あんたらだって分かってるだろ、自分の娘が(いじめを)やられる側じゃなくてやる側だってこと(うろ覚え)」そう、自分の娘を怒鳴り散らして酒瓶投げつけてた父親がこう言ってんのよ。

妙子の父親は娘の将来は俺が決めるって言ってたし、相場の父親はDV気質で母親は被害者。結局、元を辿れば子供らの両親がおかしいんよね。そしてそれが作中でしっかり肯定されてる。つまりメンヘラ(殺意)は遺伝なんですよね。そして、それを加速させたのが学校社会っていう結論に至った。

女神の見えざる手

ロビー活動やから小難しい専門用語が容赦なく出てくるけど、本質はそこじゃなくて、エリザベスの思想にある。エリザベスは「信念のために働いて、寝る」このために破滅も厭わず危険なやり方で活動してた。その最後の切り札がジェーンっていうのは、めっちゃ興奮しましたね。

すごい面白かったけど、これ知識がないと内容や伏線に集中出来へんから、予めロビー活動とキャラクターに関する知識が必要かな。キャラクターの名前と顔が初見で一致しないタイプの人は多少のネタバレ踏んでも良いから予備知識入れるのをオススメしたい。少なくとも自分はあらすじだけではキツかった。

名探偵ピカチュウ

まずさぁ、電柱にエイパムがしがみ付いてたり、道路でカビゴンが寝てたり、キモリやゼニガメがそこらじゅうをペタペタ歩いてんのが良すぎる~。モンスターボール無くポケモンと人間が共存できる街って、多分万人が想像する最高の環境で、初っ端からすごい興奮しましたね。

ポケモンに人間の営みを押し付けるんじゃなくて、ポケモンも自分の意思で自由に生活してる感じが素晴らしい。ピカチュウが好んでコーヒーを飲むのも、カイリキーが交通整備してるのも、鳥ポケモンが郵便配達してるのも、ポケモンはこうあるべき、こう扱うべきっていう考えを払拭してるように思えた

ピカチュウが徹夜(?)でハリーについて調べて床に書類を散乱させてた場面も、至る所にコーヒーを飲んだ跡、つまり空の紙コップを置いてた。あの場面から、ポケモンが人間によって生み出された文明の利器を使いこなせるっていう事実が裏付けられる。

ライムシティは、ポケモンに所詮はペット(トレーナーに付き従う生物)だっていう枠組みを押し付けないことが浸透してる社会なんやなって。

ティムとピカチュウの対話、ティムとバリヤードの対話も良かったよなぁ。それぞれ違う良さがあるんやけど、ティムとピカチュウは言語が通じるから、ポケモン側の思考が細かく伝わったりするのが面白い。

逆に、ティムとバリヤードはうまくコミュニケーション出来てたけど、ピカチュウとバリヤードはうまくいってなかった。つまり、ポケモン同士、そして人間同士やから通じ合うやろうっていう安直な偏見を再考することを仄めかしてるように感じ取れた。

それにしても、上映してた頃にPV見て、これ大丈夫なんか?って思ったけど、いざ見てみるとCGめっちゃ綺麗やしポケモンの動きは自然やし表情は可愛いし、ほんまに想像以上の映像やったな。

@santaihenka
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