流三のお話を書くときに登場させがちなのが『海』
SDといえば舞台が湘南。ザファにも海のシーンが出てくるし、なんだか切っても切れない存在の海。
流と三が湘南辺りで生まれ育ったとして。二人のライフスタイルにはずっと海の存在があったのではないかなと。
私自身も海の近くで生活はしていないですが、海に行くのが好きだった。泳げないのでどちらかといえば海で泳ぐことが目的ではなく、海をただひたすら眺めたい目的で海によく行ってました。
だから夏の人が多い海よりも、季節外れの海が好き。
湘南の海は大好きで二十代前半は毎月のように行ってるときもありました。134号線をひたすら歩いたり、好きなお店に立ち寄ったり。夕日を見たり。
寄せては返す波を見ながら、あの音を聞いているだけで癒されます。果てしなく続く水平線をぼーっと見つめてると、海に包まれた気分になって、些細なことがどうでも良くなる。
流三の二人はわざわざ海に行くとかではないと思うけど、日常に海があるから、なんとなく自転車を二人乗りして、海まで走らせたとかあるかもしれない。
新装版表紙でロードバイクに乗った流が海沿いの塀の上にいたり。先生の絵で海辺を走る三があったり。
🏀が二人の間に自然にあるように。海もそうだったんじゃないかなと。
そんな勝手な思い込みで、11月に書いた本には一章から三章まで全部に海を出してしまいました笑
しかも大事なシーンを全て海にしたという。
でもなぜか、海辺に二人で横並びに腰を下ろして、ポツポツと言葉を口にする二人の姿がいつも浮かんでしまうんです。
海を前にすると、きっとちっぽけなプライドとかどうでもよくなって、本音がポロポロと溢れるんじゃないかなと。
表紙も海にしたんですけど、二人にとって海はいつも変わらずそこにあるもので、リセットできる場所。そして🇺🇸と🇯🇵を繋いでるもの。そんな意味合いもあったので、流🏀三と同じように流🌊三にしてしまいました。
流三には海が見えるお家に住んで欲しい願望もあります。まだその話は書けていないのですが、いつか書けたらいいな。