どう足を進めるかをよく計るなら
あなたの道は常に確かなものとなろう。
箴言4:26
以前何をトチ狂ってか佐藤可士和さんのデザイン事務所samuraiにデザインの依頼をしてしまったことがある。ん?ネタか?いや、ガチだ。基本僕はいつもガチである。ただ、考えがいつもお粗末で、バカなだけだ。ん?このアイデアおもしろそうだなと思ったらすぐに行動してしまう。それで昔から周りの人によく怒られたものである。高校の頃、社会科の授業で情熱大陸を見たことがあった。そこに佐藤可士和さんの仕事ぶりが写っていて、10代の自分はすっげえ!かっけえ!こんな大人になりたいなあと不相応な望みを抱いたものであった。
もちろん今ではそれが無理な願いであることは承知だ。しかしやはりあこがれというのは生きる原動力なのだからそのような大人になれるかどうかは別として素直にかっこいい!と感じる内面に住む少年の心はいつでも大事にしたいなと思ってる。それがもしなくなったとしたらおそらく人生で大事な何かを本当の意味で失いつつあるのだろう。それが大人になるということなのかもしれないが。
ある時メールボックスにある方からメールが入っていた。それはsamurai事務所からのメールであった。そこには(もちろん)丁重にお断りの内容が書かれてあった。しかし僕が高校の頃番組を見た感想を送ってくれたことに対する感謝がそこには丁寧に書かれてあったのだった(もちろんご本人ではないけれど)。僕はその謙虚さに驚いた。ああ多分こういうところに惹かれているんだろうなあとますます応援したくなってしまった。がんばってくださいねと締めくくられていた。私たちはですね、2年先までやるべきことが明確になっています。そのようなことを仰られていた。やるべきことが明確になってるって大事だなと思わせられた。2年先は無理だとしても・・・。
おやすみなさい。
それでは。