今回のボードゲームはタイトルから察せられるかもしれないが純和風だ。プレイヤーは戦国時代を統一するためにいる。
全国11の領地には2から12の数字が振られている。これはどこが重要な拠点かを示していて、毎回変わる。
プレイヤーは兵士として四角いコマを持っている。これを各地に派遣して1番多く置いてるひとがその土地の数字を勝利点として取る。2番目の人も半分の数字の勝利点をもらえる。勝利点が多い人が勝ちである。
どこへどうやって兵士を派遣するか?3つのサイコロを振って決める。
サイコロのうち2つを合計してどの領地へ兵士を置けるか決める。残りの1つで兵士の数を決める。数字が大きければ大きいほど有利なのだ。
しかしこのゲーム、兵士の数を数えるときに数字の小さい領地から数える。そこで勝ったやつは隣接した土地の自分の兵士に援軍を送れる。そこで勝てばまた援軍が……となり、思わぬ負けを食らうことがある。
お助け手札とかもあるのだけどまあ置いといて。
家庭内ボードゲーム大会は基本兄弟で行っている。揃って城が好きなので戦国時代には自然詳しい。今回は小田原が肝だな……琉球は援軍が送りにくいんだよ。ゲームの何気ない状況が歴史や地理の知識と混ざってニヤリとする。
京が重要な拠点になると勝負に身が引き締まる。あちこちの土地と繋がりが多くて援軍が読みにくいのだ。お助け手札に上洛とかいうやつもあって戦況を引っ掻き回す。
どれだけ知識や経験があっても、勝てるかどうかはサイコロの出目次第。毎回1度だけ振り直せるのも悩ましい。このままいくか、振り直しに賭けるか。
天下を取るには伸るか反るかの判断と兵士配置の素早さ、そしてなにより天運が肝心になる。信長も秀吉も家康もすごいなあと戦国後期に思いを馳せたりする。