スプリントレビューはデモをするためにあるわけではない

sasao
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この記事はMakuake Advent Calendar 2023の9日目の記事です。

「スプリントレビュー」=「そのスプリントで開発した成果物のデモをして、ステークホルダーからフィードバックを得る会」

という認識をしている方、なんだかよくわからないふんわりした会になった経験がありませんか?

『ステークホルダーにデモを見せても特にこれと言ってフィードバックがないし、仮に受け取ってもだからなんだろう?という感じ』

『そもそもステークホルダーって誰を呼んだらいいだろう』

『こんな感じならスプリントレビューっていらないんじゃない?』

こんな感じの疑問が生まれることもしばしばです。

そもそもスプリントレビューはデモをするためにあるわけではない

結論、スプリントレビューはそのスクラムがある目的、目標、プロダクトのゴールなどに対する進捗の確認(検査)をして必要なら今後の計画を変更(適応)するためにあります。

それぞれスクラムによって、目的としているものが違います。

  • KPI,OKRなどの数字目標

  • プロダクトの完成

  • ロードマップを走り切る

などなど追っているものが違うので当然スプリントレビューでの動きも変わってきます。

なので、それらの進捗を確認して、今後の計画を変更するためにデモが必要ならやるし、必要ないならやらないのが正しいです。

なんでこんなにデモやるための会だと思われているのだろう

スクラムは概念や考え方というよりもフレームワークとして説明される側面が強い気がする。本に書かれていることを丸々覚えようとした結果印象に残っているところだけが拾われたのかな(スクラムガイドもルールとtipsが混在してかかれていて本質的にはなんなのか分かりにくのかもしれない。)