あるんですよ。最近わかった。
こだわらなくっても、まんがもスポーツもおもしろい。
わたしは物心ついたときからこだわりの強いオタク気質で、いままでなにかを思いつめながら好きなものとかかわってばかりきたから、最大の趣味を休んでサブ趣味のスポーツ観戦をなんとなく楽しむ日々をつづけてるうちに「これが本来の楽しみかたなのかもなあ」って思えてきた。目から鱗だった。
めちゃくちゃ真剣に応援しなくったって、たくさんの知識がなくたって、推しがいなくったって、好きなものは好きだし楽しいことは楽しい。それくらいの熱量でも「観てるよ〜好きだよ〜」って言っていいじゃん思っていいじゃん、といまは思えている。
なにかのオタクであることにも、こだわることにも、実はそんなにものすごい意味はなかったのかもしれない。そうやってずっと自分を励ましてきたんだといまは思う。
いまは好きなことを励みにできてるから、そんなことをしなくてもよくなったってわけ。たぶん。