「疲れてるんならやめれば?」

さと
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みんな、けっこう「続ける」ことに悩んでるんだなあ。ひさしぶりにツイッターのタイムラインを読んでいてそう思った。

趣味を降りたわたしは、ずっと続けている人を見て「すごいなあ」「ほんとに好きなんだなあ、愛だなあ」と思いながら、人によっては「ほんとに楽しい?だいじょうぶ?疲れてない?」とも感じることがあった。というか、ある。ほんとのところはある。わざわざ言わないだけで。

続けることは大変だ。時間もお金も体力も有限だし、続けることで望まぬ衝突があったり、知りたくなかったことを知ってしまったり、全てが意味を持ちすぎて重たくなってしまったり。好きなのに、楽しいだけじゃなくなってしまう。楽しくなくなると疲れる。疲れると、やめるという選択肢があらわれる。だけど好きだからやめられない。好きだからこその決めごとやしがらみができていて、気持ちひとつではなかなか離れられなくなっていたりする。

そこでタイトル。好きな歌詞だ。あの歌は恋愛の歌なんだけど、そこはまあ。

人のことなら、「好きなら続けてほしい」「好きに続けていい」と思うし、「しんどいならちょっと休んだら?」と言える。けど、「疲れてるんならやめれば?」とは言いづらい。人が好きでしていることを「疲れてる」と決めつけるのも、「やめれば」と断じるのも、ひどく勝手だ。自分のことだから、「好きだけど疲れたのでやめます」と言えるのだ。

なので、ここでこっそり言う。疲れたらやめてもいいんですよって。わたしは好きなことを好きに楽しんでいるあなたが好きだけど、それはそれ、これはこれなので。

(あなたとは、どこの誰とも限らない、たくさんのどこかの誰かのことです。念のため)

@satoe1981
ひとりでしずかに書いてます。 potofu.me/satoe1981