趣味やめエントリこぼれ話

さと
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好きなものの元々あった好きじゃない部分にもう目をつぶれなくなって、これ以上嫌になって嫌いにならないために離れた、というところは正直ある。競馬はそれ。

新旧ファンどっちともの勝手なふるまいとか、どうしても起きてしまう人馬の落馬負傷に心が耐えられなくなったとか、たとえ応援馬券でもお金を賭けて失うことを前ほどスッと飲み込めなくなったとか、SNSの普及で知りたくないことを知ってしまったとか。いろいろある。長いことやってると、わかってくるぶん減点方式になっちゃうしね。

好きで好きでたまらないときって「なにがなんでも好き!」の感情が勝って、好きじゃないところにも目をつぶっていられる。だけど好きが揺らぎだすと「こういうところ、ほんとは好きじゃなかったんだよな。どうしよう。どうしたい?」ってなってくるから、人間はよくできてるなあと思う。だめなところも赦せる、好きだから赦せない、どっちも人間らしいよなあ。愛のかたちに決まりはないのだ。

嫌いになって離れたのとは厳密にいえば違うから、いつかやりなおしはきくかもしれない。その可能性を残すための「趣味やめ」だった。


あっちでのこれへの追記。

@satoe1981
ひとりでしずかに書いてます。 potofu.me/satoe1981