わたしは燃え尽きるくらい趣味をやった果てに趣味がしんどくなって趣味の嫌なところも嫌だと認められるようになったから納得したうえで趣味を離れたので、たまにSNSを覗くと変わらず流れてくるかつての同好の志の趣味のつぶやきや写真を眺めながら「ほんとにそう思ってる?」「モチベーションとアイデンティティを保つためにテンションあげてない?」「まだ好き、だいじょうぶと自分に言い聞かせてない?」とへんに冷めた気持ちになってしまう瞬間がある。
過半数がほんとうにそう思ってて、ほんとうに好きで、テンションあがってるのだろうけど、中にはまだ好きでいるためにがんばってる人もいるんだろうなと思う。わたしがそうだったから。
みんな、ずっと好きで、すごいな。
だけど、好きは揺らいだっていいと思う。
嫌になって離れてもいいと思う。
ずっと迷わず好きでいるなんて無理だ。嫌になっても嫌いにはなれなくて、好きだけどしんどくて、だけど離れたくない、やめたくない、自分とともにあってほしい。そう思ってすがりついてる時がいちばんつらい。つらいならやめてもいいのよ。決めるのは自分よ。