TOKYOヤマノテBOYS for V MAIN DISC

サト
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Switch移植をずっと待ってるソフト圧倒的第一位。本当に大好き。

Rejetのゲームは個人的に刺さる割合が高いのですが、ヤマノテもその通りでした。

ただし、システム面はやや難ありで、Rejetのゲーム特有の選択肢ジャンプは未読も飛ばすダメダメ仕様だし、肝心のスキップは遅いし、白背景に白文字というテキストを読ませる気がない画面だったりと問題ばかりですが、それらすべてを許せるくらいに面白い作品です。

人を選ぶ内容の多いRejet作品の中では断トツにとっつきやすい作品だと思います。

そんな私の初Rejet作品はブラウルなので、あまり信用できませんが。

以下、各作品やキャラのことなど色々と。


チヒロ(主人公)

TYBという告白大会のプリンセスに選ばれた女子高生。

気遣いも出来るし、相手に言いたいことはきちんと言えるし、ツッコミもこなすしっかり者。

女友達が多いところも好感度大で、感情移入しやすい主人公だと思います。

公式では名前だけで、苗字は自分で考えなければならないですが、本編で全く出てこないので何を付けても全く問題なしです。

私はエントリーされていない山手線の駅名をつけました。

HONEY MILK

二之宮悠斗と愉快な仲間たち二人。

悠斗がハイパー金持ちすぎて常識を無視した行動をするので、虎太郎と歩夢は必然的にそれに巻き込まれることが多かったです。けれど、何だかんだ安定して見てられるチームでした。他グループに比べて常識のある人たちの集まりだからかもしれない。

共通の浅草デートはほんと面白かったので、今でもテレビで雷門見るとふふってなります。

真エンドは真相から遠いメンバーばかりなのでまだ序章という感じ。

明るく楽しい告白大会が唐突に物騒なことになっておいおいマジかよ怖っ! となるのほんとRejetっぽくて良いと思う。

岬 虎太郎

ややクセのある喋り方をする、まともな常識人その一。

TYBに参加した理由もシンプルでわかりやすいし、微笑ましいので心から祝福できるカップル。

真ルートもノリと勢いで突き抜けていく感じでした。虎太郎らしい。

余談ですが、池袋の果物屋の一人息子ってIWGPじゃん! と懐かしさで一人盛り上がってました。

まあ虎太郎は両親がいるので、まんまIWGPではなかったんですが。

百瀬 歩夢

巣鴨のお年寄りのアイドルで、まともな常識人その二。虎太郎と友達なの良くわかる。

歩夢のルートに入ると、じじばばがたくさん出てきて賑やかになって楽しくて、虎太郎と同じく微笑ましいカップルでした。

が、真ルートでの歩夢の信念が甘っちょろすぎて、うーんってなりました。

そこら辺をフォローしてくれたらまだ良かったけど、投げっぱなしで終わったので、真エンドはちょっとがっかりでした。

二之宮 悠斗

ハイパーお金持ちのお坊ちゃま。

ヤマノテの世界で悠斗に出来ないことはないんじゃないのかってレベルのお金持ち。

割と序盤で腹黒くて猫被ってるのが分かるので、いつ本性見せてくれるのか個別が楽しみでした。

おかげで本性見せた後からは、萌えしかなったです。

自販機とか改札とか可愛いがすぎるシーン多すぎる……。

真エンドはチヒロの為に悠斗が覚悟決めるとことか好きです。

SUPER MINT

言動がズレてる拓海とツッコミの伊織とマイペースなルーシーという最強の布陣なので、個人的に一番バランスのよいチームだと思ってます。

そんなメンバーなのでデートも毎回楽しくて、特に九条家・最終奥義を発動するとことかほんと面白かった。

けれど楽しい反面、東京の治安が悪くなっていくので、危険に巻き込まれそうになったりと、HONEY MILKとはまた違った物騒さがありました。

桐嶋 伊織

見た目チャラいので第一印象はあまり良くなかったんですが、実際は一途だし、仲間や家族思いだし、男気溢れてるしととてもいい男でした。見た目で判断して申し訳なかった。

ただ、頭に血が上ると手が付けられないので、そこら辺はハラハラポイントでした。

そして真エンドは伊織にそこまで背負わせる必要は……と心が痛みまくるほどしんどいので、恋愛エンドの幸せな余韻が一瞬で消え去ってしまうのがほんと酷いしあんまりだと今でも根に持ってます。

九条 拓海

真面目過ぎておかしいエキセントリック眼鏡。

本人はいたって本気なのが余計に面白いんですが、そこを含めて拓海なのだと思います。

基本的には真面目だし紳士なので、個別も穏やかかつ面白さもありで、割と平和でした。九条家ファミリーみんないい人達だし。

真エンドもそれなりに暴力シーンなどありますが、拓海の誠実さで乗り切ります。

そして真エンド後に見れるおまけで、心がまた痛めつけられる事実をねじ込むあたりがRejet(拓海は何も悪くないです)。

ルーシー

マイペースでクールなアングラ系アーティスト。

本名で呼ぶとめっちゃキレますが、拓海が気にせずずっと本名呼びするので、たまに諦めるとこが可愛い。

見た目で油断してると結構ガツガツくる肉食系だったりしてびっくりしますが、個人的に好きな話の展開でした。やたらラーメン食べたくなります。

真エンドはルーシーには全くノーダメなので、SUPER MINTの中では断トツ平和です。

まあ、根本的なことは何一つ解決してないんですが、多分大丈夫。

DARK CHERRY

個性で殴り合う、どうしてこうなったメンバーの三人。

というかイエスとハマーのクセが強すぎて、始まる前からこのメンバーでまともなデートなど出来るわけがないと思わせてくれる謎の信頼感があります。それに巻き込まれる哲。

おかげで一日目から混沌としてるTYBになりますが、それでも三日目まで進めば慣れてきます。慣れって怖い。

真相がここで明かされることになるので、そういう意味でも大詰めという感じでした。

濱田 慎之介

通称ハマー。何というか、ほんと凄い。どこをどうしたらこんなキャラを生み出せるのか。

ハマー語というウザめの独特のしゃべりで、何かあればすぐ鼻水垂らしてびええええ泣くし、やることなすこと奇行だしの、TYBでもぶっちぎりの変わり者。

ナチュラルにチヒロのストーカーでもあるのですが、彼女を想う気持ちだけは本物なので、キモ可愛いのギリギリのラインをいつも綱渡りしてるような男。

そんなハマーなので、個別も個性的でした。あんな水着着るキャラ初めてですよ……。

真エンドは、えっ??? みたいに唐突に終わって最初は驚きましたが、真面目に考えるとハマーはチヒロの為なら何でもするという狂気の一部が見えた結構怖い終わり方だったのかなと。

諸星 哲

DARK CHERRYのたった一人の常識人。

イエスの知り合いなので、イエスの暴走を止めてくれたりはしますが、ハマーに関しては割と放置したりするので、完全にチームをまとめたりはしてくれないとこが何かリアル。

おおらかでどこか達観してるのでイエスが悪態ついてもさらっと流してくれるし、哲が居ないとこのチームまともに話が進まないので居てくれてありがとう。

野球だったり、下町デートだったりと哲の個別は基本ほのぼので後半切なかったりで良かったです。

体質のせいで人間の本質を普通の人とは違った方向から見ているので、真エンドもそんな哲だからこその着地で安定感が半端なかった。

琉堂 イエス

口を開けば物騒なことばっか言う、やる気ない、素行悪いというまさに暴君。

そのくせ個別に入ると萌えという暴力でタコ殴りにしてくるから余計にタチが悪い。

六日目~恋愛エンドの流れが本当に好きすぎていつ見てもときめく。

真相をイエス一人が背負ってるので、真エンドの終わり方はとても苦いんですが、一番大切な選択をするときに迷わずチヒロを選んでくれて救われました。そこが揺らいでたら、スンってなったので。

恋愛でも真相でもイエスは割と不安定で、すぐ危うい方向へと向かうので、チヒロは犬と一緒に一生イエスの傍に居てあげて下さい(切実)。

余談ですが、FDで拓海にカルシウム不足って指摘されたのがツボでしばらく笑ってました。

おまけ:犬

イエスの唯一の友達。何故かイエスは犬の言葉が分かるので、一人と一匹でよく会話している。

正直、犬が居ないとイエスのルート詰むくらいには重要な存在だし、やらかすハマーに制裁を加えてくれる頼もしさもあるので、犬が出てくると私のテンションが上がる。

おまけシナリオで、イエスと犬が迎えに来て喧嘩するやつがほんと愉快でお気に入りです。

今、ヤマノテFDやってるんですが、やっぱ面白くていい作品だよなー好きだなーと思いつつ進めております。

@satomotiii
レトロゲームと乙女ゲームが好きです。