Netflixで3位だったので、見た。今のところ今年のワースト映画である。
まず邦題が酷い。原題はMea Culpaはラテン語で「私の過ち・私の罪」の意味で罪の告白や懺悔の文脈で使用されるらしい。勝手に事件簿にするな。
原題が事件簿でないようにミステリ―要素はない。Netflixオリジナルで「エノーラ・ホームズの事件簿」という作品があり、そちらに寄せているっぽい感じがする。エノーラ・ホームズの事件簿はシャーロックホームズの妹が活躍する話で、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」でイレブン役でおなじみのミリー・ボビー・ブラウンが主演をつとめている。続編も出ているので評判は良いっぽい。
話を戻す。
原題通り主人公のミアは過ちを犯すのだが、この過ちは不貞行為のことを指す。ミアは依存症が原因で無職になってしまった旦那を支える弁護士なのだが、なんやかんやあって依頼人と寝てしまう。
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旦那に対する不満から不貞行為に及んだと思われるが、結婚をしてる身で依頼人と寝る社会性のなさにシンプルに引いてしまったため、以降ミアがどんな痛い目にあってもどうでも良いなという気持ちになった。挙句の果てに旦那に対して「あなたが男として弱いから不倫した。依頼人は成功してお金がある。」とか言い始めて同情が全くできないため、何を楽しむ映画なのか全く分からなかった。
一応、ミアが弁護士として関わる事件が邦題の事件簿にあたる部分なのだけど、この事件が解決に向かうきっかけが、不貞行為がバレて弁護士をおろされたミアが傷心旅行に行ったところ、たまたま死んだはずの被害者女性がその国に居て、ばったり出くわしたため事件が解決するという展開になる。何かの冗談なんじゃないかと思って一旦巻き戻した。運が良いのか悪いのかはっきりしてほしい。
監督のTyler Perryがアホほど金を持ってるみたいで、ほとんど趣味で映画を作ってるんじゃないかと思うけど、何でこれが彼の知名度のない日本で3位に上がったのかは割と謎。
主演がKelly Rowlandなので、Lose My Breathを久しぶりに聴いたのだけどめちゃくちゃ良い曲だった。