黄龍の村/監督:阪元裕吾

satosansan
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インターネットが「黄龍の村が面白いから見て。前情報なしで見て。」と言ってきた。分かった。Netflixを開く。1位になっていた。そんなに?

見始める。大学生?ぐらいの若者の悪ノリが映し出される。バーベキューのシーンが少しエッチ。ああ多分この辺の人たちはみんな居なくなっちゃうんだろうなこの世から。

パッと見、仲良し8人ではない。明らかに馴染めてないのが4人。ハブられてるのかと思ったけど、そんなこともなさそう。国岡とかいう男が喋ると変な空気になってる。

車がパンクして彷徨いとある村に辿り着く。村人の様子が何かおかしい。胡散臭そうで小汚いおじさんと出会い家に招かれる若者たち。招かれた家にいた女性のサービスシーンが光る。エッチ。やはり村人の様子が何だかおかしい。

おじさんの雰囲気とは不釣り合いなBBCの服がこれ見よがしに映し出される。伏線?クスリが村をおかしくさせている要因?色々考えたものの結局BBCのブランドイメージは本筋には全然関係なかった。全然全然関係なかった。

晩飯を馳走になる若者たち。肉が異様にうまい。何の肉が聞く。濁す家主。人肉か。人肉だな。

おじさんにおされるまま泊まる羽目になり、起きて朝飯。食事中に若者が1人刺される。死んだ。急に。

どうやら村の掟で生贄として殺されるらしい。飯で出てきたのは案の定、生贄の肉だったとのこと。グロ。若者たちは隙をついて逃げ惑うも村人に追いつかれ次々に始末される。最後に残った主人公っぽいチャラ男が村人への復讐を誓って巻き返すかと思われたが、次の瞬間チャラ男も死ぬ。無常。全滅。

かと思われたが、馴染めてなかった4人が実は生き残っていた。ああやっぱりこの人たちはチャラ男たちと仲良くなかったのね。彼らは村と因縁があるらしく、復讐しにやってきたらしい。チャラ男たちがあまりにも不憫。

ほぼフィジカルのみで村人を破壊していく復讐者。こいつら強いな。そんな中でもしっかり武装している国岡。防弾チョッキを着ていたために銃殺を逃れたみたいだけど、顔を撃たれたらゲームオーバーだったのでは。

復讐パートはツッコミどころ満載。ずっと寝てないアピールをしてるやつがいたり、強キャラが出てくるとやたらとタイマンを好んだり、村人の1人が実はスパイだったり。殺陣のシーンで時折挟まれる連続パンチが好きすぎる。ポコポコポコ。マジで全然効いてなさそうなのが良い。

ラスボス戦。グラトニーみたいなやつが相手。1対5だったはずなんだけど、途中で1対1のシーンが続く。タイマン好きすぎ。残り4人どこいった。途中でグラトニーが「覚えた。」とか言って強くなったのは大いに笑った。アヌビス神かな?

なんやかんやでグラトニーを倒し、打ち上げで酒盛りをしてハッピーエンド。ワンピース。

見終わる。少年漫画のノリを実写でまんまやってるのがシュールだった。男の子ってこういうのが好きなんでしょ?っていうシーンをフルスイングでやってる感じ。暴力で全てを解決するモードの押切蓮介みもあった。

関連作として最強殺し屋伝説国岡なるものもあるらしい。あの国岡が主演である。YoutubeにBBCとのコラボムービーがあがっている。仲良し。Jinmenusagi × DubbyMapleのはやいにのってバトルを繰り広げてておもろかった。はやいはやいはやい。