人力流れるプールと情熱の重力場

satoshi
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小学校の授業の中で一番記憶に残ってるのがプールの授業。泳いだことはほとんど覚えていないのだけど、みんなでプールの中を円を描くように歩くとどんどん流れができるという遊びをすごく覚えている。

流れができると、自分の意思で立ち止まろうとしても、流れに飲み込まれる。

どうしてこんなことを思い出したかといえば、『DEATH STRANDING』などのゲームを開発していえる小島監督が、創作現場で一番重要な要素を「情熱の重力場」という言葉で表現しているのを読んだからだ。

一番重要なのは、人間の繋がりというか、“物を創るぞ”という空気、情熱の重力場を創り出すこと。一人だと頑張れないけど、スタジオへ行くと頑張っている人がいて、刺激を受けて、自分もより頑張れるような場所。自分の欠点を誰かが補ってくれて、自分のいいところを人のために使える場所になればいいなと

ゲームクリエイター・小島秀夫監督が語る、創作現場で一番重要なこととは? / https://ananweb.jp/news/483652/

「情熱の重力場」というのは、個人のモチベーションに関わらず、そこに自然と集まっていく仕組みや構造の例えだが、それは流れるプールにもつながるところを感じて、夏の思い出が呼び起こされたのだろう。

誰かと何かをするとき、目には見えないが、あの夏のように流れが出来始めていると感じることがある。そこに新しい人が加わった時、流れに自然に入ってさらに流れが大きくなったことがある。私はその瞬間が好きだ。

大人になり、家族を持ち、子どもとプールに行くと、流れは機械で起こすことができることを知った。それはそれで楽しいのだけれど、休憩時間になって人がいなくなっても等速で流れ続けるプールは少し寂しかった。

同じようなことは組織が大きくなっても起きる。人を介さずシステマチックに再現性高く流れを起こす方法が求められる。それはスケールし、組織の成長を加速させる武器になるだろう。

それでも私は自分で歩きたいよ。