今日はゆる追い配信者たちの話です
ゆるく追ってるグループは、正確にいえば結成日が明確にあるわけではないのですが、はじめて(結果的)グループ名が冠された大人数コラボが配信されたのが2020/11/25だったということで、おおむねその11/25が結成日として扱われるようになっています。たぶん1周年ぐらいの時にリスナー側がぼちぼちと周年!みたいな投稿をして、2周年目で本人たちが「今日が結成日らしいよ」ぐらいのゆるい配信をとり、3周年目で明確に記念日としてチャンネルができたりオリ曲が出たりした、ような気がする。私がゆる追いをはじめてからはだいたいそろそろ3年ぐらい経つかなというところなんですが、だから2周年目のゆるい配信はけっこう記憶にあるんですけど1年目のことはわかんない。長いような短いような、という感じです。
もともと私は好きになってからの息が長いので、まだ3年って全然新参、という気持ちのほうが強いのですが、見はじめてからの各メンバーのチャンネル登録者とか配信の同接とかが傍目にも実感できるレベルで増えていたり、知ってすぐの頃に見て印象に残ってる配信を本人たちが「そんなこともあった、懐かしいねー」みたいなかたちで話題に出すこともそこそこあり、そもそも結成4周年を迎えたグループを3年近く追ってるのはもう比較的昔から知ってる側に入らざるを得ない可能性がある。なんか、昔から追ってる人たちは本当にもっと信じられないぐらい昔から追ってるのがわかるからぜんぜん昔から好きという感覚にならないんだよな。こんなに経ってもいまだになんで私は彼らを追いかけてるんだ、と戸惑いながら配信見ているフシすらあるので……。
好きは理屈ではないと分かっていますが、ここに関して私は本当に何が好きとかどこがいいとかを言語化できない。そんなにおもしろいの?て誰かに聞かれたらたぶん首を傾げてしまうと思う。私には彼らにたいする好意的な感情があるからおおむね楽しめているけれど、彼らにたいする好意的な感情や応援したいという気持ちがあれどノットフォーミー、みたいなアーカイブもあるし、ましてや彼らのことをなんにも知らない興味もない人にとっておもしろいのかは正直ぜんぜんわからないよ、と言いたくなる配信もたぶんめちゃくちゃ多い気がする。一回まったく興味のない人にお時間借りて知らない人にとってこれはおもろい配信なのかをジャッジする回をしてみたい気持ちすらある。でも本当にそれで「何がおもしろいかまじでわからん」みたいなことを言われたらさすがに立ち直れないからやりませんけど……。
ただまあ、これはわかんないな、を含めたいろんな活動を全部追って応援してくださいね、というスタンスではない人が多いということが、追う側のスタンスとしても気楽、というのはあると思います。わかるとことか興味あるとこだけつまんで見るぐらいでいいよ、を演者側が明言してくれているのは全部追えないおたくにやさしいと思う。私はもう物理的に無理なので。コメント打つとかFA出すとかも無理だしなんならスパチャも苦手で、そもそもVTuberのオタクになるの向いてなさすぎるみたいなことをここ3年思い続けてるんですけど、だからこそ、見ておもろいと思ってるだけでもまあいいよ、とはっきり言ってくれてる人がいるのは助かる、みたいなとこはあるんだろうな。
お金使えみたいな圧もあんまりない。13人いるグループが、明確なグループとしての方針でランダムグッズを一切出さない、ということにたいする安心感がずっとあって、無理にお金使わなくていいとか無駄にお金使わなくていいよみたいな事を定期的に言ってくれてるのが誠実だなぁみたいなことは思っているのかもしれない。13人いて、活動の目標も目的も方針もたぶんそこそこばらばらで、という状態で、そこに合意がとれる(かつ維持できる)集団であるというのはけっこう安心できるポイントなのかな。なんか、ランダム前提みたいな某企業コラボですら一切ランダム要素を持ち込まなかったので、方針というよりその実行力がすごいなぁと思っていて、好きになった原因ではないけど追い続けられる理由みたいなのは案外そういうとこにあるのかもしれません。たぶんけっこう何度もこの話してしまってるんだけど、ランダムグッズに疲れたオタクには本当にありがたいことなのでずっと言ってしまう。個人の集まりで、本人たちの意思のもとでやってることがほとんどすべてなので、本人たちは応援したいが運営には恨みが募るみたいなことが起きないのも疲れにくい理由なのかもな。もうオタク活動で疲れたくないオタクなのです……。
すこし前に彼らが(正確には追ってるグループの中に存在するもうちょっと長く続いているグループの配信、とかになるんだけどそのへんはややこしいんだよな、なんか説明のむずかしいひとたちだと思います、いつも)とある大きめの告知を目的とした雑談配信をしていたとき、その配信は本当に中身の薄い思い出話みたいな雑談が8割を占める、好きな人じゃなきゃ面白くないの最たるものみたいな配信だったわけなのですが、そのなかで、昔のメンバー間のディスコードでのやりとりを振り返りながらただただげらげら笑ってるみたいな瞬間があって、これ、リスナーは別に画面を共有されているわけではないから何の話をしているかはわかんないし、説明してくれる時もあるけど「さすがにこれは表に出せんわ」で結局最後までなんの話なのか分かんなかったくだりも多く、本当に、ファン以外にとってはまじで無為みたいな時間のはずなのに、おそらく見ていた多くのリスナーはそれを楽しんでいたみたいな謎の(でとあたたかい)空気が生まれていた。それに対して、究極の内輪ノリみたいな時間のはずなのにリスナーの多くがそれをハッピーな時間と捉えているのもすごいよね、みたいな感想ポストを旧Twitter現Xでちらりと見かけて、本当にそれなんだよなぁ。仲いい人たちをみてると和むし、ずっと楽しくやっててほしいという気持ちになる、というのが一番近いのかもしれませんが、それだけの感情で応援されてるとしたらそれはそれで、それだけでこんなに?という程度にはファンを抱えた集団になっているので、それはそれでまあすごいことではあるのかもしれない。実際はもちろんそれだけではなくて、歌とかトークとか、あとはTRPGをよくするひとたちなのでそのへんのキャラ作りとかロールの魅力みたいなものを含めての「好き」を向けられてはいるんだろうし、そういう方面から入っているから逆に内輪ノリはどうでもいいんだよみたいな人もいるのはいるんだと思うけど。
自分がいつまで興味を持って追いかけられるかも、彼らの活動がいつまで続くかも正直まったくわかんないままここ3年近くを過ごしてきて、ここから先もまあそれはわかんないんですけど、最近はもうなるべく末永く彼らの楽しい時間が続けばいいなぁという気持ちです。もちろん楽しいだけじゃないんだろうけど、それを上回る楽しい気持ちが得られる活動であってほしい、みたいな。もうファン目線なのかなんなのかもわかんないんだけど、結局そうやってるときの彼らを見てるのがリスナーとしても一番たのしい瞬間で、彼らはそういうグループなんだろうな、とも思っているので。
ということで、私はこれからもしばらくはゆるゆると彼らのオタクです。たぶん。という話でした。