今週は、久々に出かける予定もなければ届く予定の荷物もない週末だったので、本を2冊読み映画を見て、YouTubeMusicのプレイリストを整理しYouTubeの後で見たいリストもちょっと整理したついでに長めのTRPG配信を半分ぐらいと短いTRPG配信を1本見ました。あと推しの新曲が出たのでこれは現在進行系で聴いている。
見た映画はラストマイルで、公開当時から話題になってたし周りみんな見に行っていたし、私はいちおうMIUもアンナチュラルも見ているし(ちなみに私は明確にアンナチュラルのほうが好きです、どんなにどうしようもない場所からでも、生きてる限りは立ち直らなければならないのが人間なのだという気持ちになるドラマ、だったような気がする、あとやはり石原さとみ様のお顔が美しすぎる)見に行くか迷ってはいたのですが結局見に行かずだったんですけど、たぶん私は映画館行かなくて正解だったな、と思いました。おもしろかったけど見ててしんどいシーンが多かった。以下ちょっとだけネタバレです。
見ててしんどいシーンは、序盤のいつどこで爆発が起きるかわからない状況でいろんな場所の日常がザッピングされてる感じのところなんですけど、あそこもう本当にずっとめちゃくちゃしんどくて、いつどこで爆発するかわかんないのが本当に怖いというよりは嫌で、見ていたくなさすぎて、正直あれやこれやと気をそらしながらだったのであんまり画面を見ていません。映画の見方が不真面目すぎる。これは家だからできることだから映画館だったら相当きつかったんじゃないかな……映画館だとぜったい爆発音もでかいしな……。なんか、爆発音も銃声も私はわりと苦手なほうなんじゃないかなという自覚はあるんだけど、聴こえると心臓バクバクするとか冷や汗が出るみたいなレベルで全然だめなわけではないので、どうしても気になる映画とかならそういうシーンあるよと分かっていてもふらっと見ることはあって、でもそのたび思ったより苦手なんだなぁと再発見している気がする。結局ぜんぜん直視してないんだよなそういうシーン……。ちなみに刃傷沙汰もだめです。刃物が画面に出ている間わりと常に目を逸らしている。たぶん私は映画鑑賞に向いていない。
あとなんか、それとは全然関係なくメディカル便が遅れるシーンが本当にしんどくて、ちょっと見るの中断しようかとまで思いました……なんか、こう……だめでしたね……中盤以降はほぼ爆発とかはしないのでちゃんと映画の内容に集中できたんですけど。
映画としては面白かったです。エンタメとして面白かったうえで見たあとにいろいろと考え込んでしまう感じだった。巨大すぎる企業なり組織なりを成立させるためには、末端から上層まで、どこかしらで人間性を放棄しなければならないのかもしれなくて、それはどうしても憂鬱だなぁと思うんですけど、でもその上で提供されている利便性がいまはあまりにも日常になってしまっている。私はもう通販に完全に依存してしまっていて、いまさらそこから脱却するのはちょっと難しいし、結局この映画を見たあとにも、うーんうーんと悩みながら、そういえばみたいなノリでAmazonでささやかな日用品をぽちったりしているんですけど。なんなら悩んでいる内容も途中から配送業者さんの報酬が荷物の件数に応じての歩合制なら重たいものばかりまとめて頼んで1梱包にしてしまうよりバラバラに頼んだほうがいいのか? でも荷物の個数増えるのは結局だるいのか? みたいなことになっちゃったんだけど……いやまじで実際どうなんだろうな……。
ラストシーンは正直あんまりぴんときてないんですけど、こういう映画をああ面白い映画だった、ですっきり爽快に終わらせてしまうと描かれているかなり現実をトレースした問題までフィクションとして消費されっぱなしで終わりかねないから、あえて余韻というのとも違う引っかかりを残したラストにしてるのかなぁ、という気もする。それにしたって不思議なラストだと思うけど……でも序盤本当に真面目に見てないせいで汲み取れてない部分ありそうでこれに関してはなんにも言えないな、と思います。
ところでアマゾンプライムビデオ、なんかたぶんはじめて映画見てる途中で広告挟まったんですけど、そんなに不快ではなかったです。わりとちょうどいいところに差し挟まれるというか、テレビのロードショー見てる感じの自然なCMの入り方で、特に序盤はなんなら自ら気を散らしながら見る必要があった分助かったまであるかもしれない。この程度の広告であれだけいろいろ見放題のままで配送料も無料なのはやっぱりバグみたいなサービスだと思うんだけど、申し訳ないけど今後も享受させていただきます……私はもうないと生きていけない……こればっかりは……。
TRPGの短い方はSF作家の長谷敏司さんPLのカタシロで、たぶん1年ぐらい前の卓かな? 告知出たとき!?!?になったしさすがに絶対見たいが、と思っていたはずなのに、後で見るリストに入れてたらそのまま埋もれてしまっていたやつ。もううちのYouTubeの後で見るリストはほぼ意味をなしていないな、と思いながらいつも気になる配信放り込んでいるのですが、今回は一応リストに入れていたからこそ思い出せたのでなんだかんだリストに入れとくのは大事。これも以下ちょっとだけネタバレの話をします。すみません。
とはいえこの卓に関してはもはやシナリオがどうのとかいうより長谷敏司という作家さんに持っている脳科学とAIに関する知見を聞くのがあまりにもおもしろい、みたいな配信だった。すごかったなぁと思います。頭いい人は頭いいし専門家は専門家だ……みたいな内容になっていた。興味深……とかおもろ……てなる話めちゃくちゃあったんですけど、でもいちばん印象的だったの、最後の選択の理由を聞かれたときの答えかもしれない。「こちらを選んだ人生のほうが、もう一方を選んだ人生よりも愛せると思うから」みたいなことをおっしゃっていて、それがなんだかめちゃくちゃよかったのでした。私も、いつか振り返ったときに、それを選んだ自分とその結果の人生を愛せる選択をできる限りはしていきたいものですね。
感想配信はGMさんのメンバーシップ限定で行われているっぽいので、それだけ見たくて久々に1ヶ月限定とかで入ろうかな、と悩んでいる。なんか、もう少しだけお話聞きたいな、となっています。
最後にちょっとだけ推しの新曲の話とかしてもいいでしょうか? すみませんちょっと……出たらいいなと思うし出してくれそうみたいなことは書いたんですけどいざ出たら新曲って嬉しくてやっぱり……。
自分の口から語るよりは解釈は聞く人に任せたい、と作ってる人が言ってたのでそれこそ他人が知ったような口であれこれ語るのもあれだよなぁとは思うのですが、明確に死別の歌であるということはさすがに示唆されていると思うのでそれをふまえた上で、サビの歌詞が旅立つとかじゃなくて飛び立つなのがなんかめちゃくちゃ好きで、なんとかかたちにして残しておきたい感情があって書いたという歌詞がこれだけ前向きな言葉に彩られて、こんなにきらきらと綺麗な曲に乗せられているということが、なんというか、すごくいいなぁと思ったのでした。
週末2冊小説を読んだあとに、今はくどうれいんの「日記の練習」を読んでいます。やっと。
私も日記の続かない人間だと自覚している一方で、インターネットのあちこちにその時々でこういう日記のようなものをずっと書き続けてきたし、SNSが主流になってからはわりと長らくまとまった量の文章としてそういう日々の記録を残すこともなくなっていたのですが、しずいんを知ってからなんとなく再開して、この場所にぽつぽつと書き残している日記のようなものもなんだかんだで2年ぐらい続いています。自分が書いたこういう記録、たまに古い記事も含めて読み返すんだけど、それなりに書かない期間はたびたびあるし、なんにも考えずに思いつくまま書いていることのほうが多い反面で、考えをまとめたいことについて言葉にしようと頑張っていたり、いつかちゃんと思い出したい感情についての話もたまにぽつぽつとしてはいて、そういうことをゆっくり考えてまとめる場所が改めてできたことは、やっぱりよかったんじゃないかなぁみたいな気持ちがある。
どんな表現であれ、なにかをかたちにするって気持ちに整理をつけることなんだと思う。それが、ことばにならないとか、結局うまくかたちにできないみたいな結論に達しても、すくなくとも日記みたいなこの散文はこのときそれを考えようとしていたんだなって記録にはなるんだよな、と考えると、これは何より自分にとって貴重だし大切なものなのかもしれないなぁと思います。そろそろ一旦ログを保存しておくべきかもしれない。でもそれこそ今パソコンとかもないからどこに保存するのがいいんだろうな…。