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Obsidianを歳時記にしたい

satsuki
·
公開:2026/8/14

※この記事は、Obsidianというツールの活用の参考にはまったくなりません。


ブローガストがはじまった頃、結構たくさん見かけたのか「Obsidianの活用法」みたいな記事で、私はその時までObsidianというツールについては名前すら知らなかったので、それらを、へえーこういう便利なものがあるんだなぁーみたいな気持ちで読んでいました。

手帳術とかノート術とか、読むのが好きです。いろんな人が、その人にとって必要な情報を、どうやってまとめて活用しようとしているのか、という話を聞くのはとても楽しい。それを聞いて活用できるかはまったく別のお話ではあるんですけど。そして、NotionとかObsidianの活用法っておそらくは現代における手帳術でありノート術で、かつそこにすこしだけ必要になるシステムとかPC周りの知識も補強してくれるものなのかな、と思う。すごいな。

私はおうちにそもそもPCがない生活を続けているし、そんなに整理したり管理したい情報もないので、おそらく使い道はないなーと思う反面で、楽しげな活用術を見ているといいなー面白そう、になってしまう。手帳術読んでると使いこなせないのに新しい手帳がほしくなるのとおんなじ現象ですね。絶対にPCでガンガン使うことを主眼に置いたツールなんだとは思いますが、Obsidianにはスマホ用のアプリ版も存在するので、ちょっとお試し、でダウンロードだけしていました。ダウンロードはしたものの使い道は思いつかなくて、そのまま半月近く放置していた。

ところで私は最近趣味で俳句の勉強をしています。勉強? 勉強というほどがっつり勉強しているわけでもないか。趣味で俳句を作って楽しんでいるのですが、俳句という趣味は、別に高みを目指すつもりはないからゆるく楽しもう、ぐらいの気持ちであっても、続けるためにはそれなりの前提知識を求められる若干敷居の高いものではあるんだろうとも思います。

まず季語がある。無季俳句というジャンルもあるらしいんですけど、私はそもそも有季定型を面白いと思って続けているので季語は知っていればいるほど楽しい。しかし一方で季語というのはなんかもう無限かというほどに存在する。私が俳句をはじめるにあたってとりあえず買った歳時記は、角川から出ている『ハンディ版入門歳時記』という、すべての季節の基本的な季語が一冊にまとまったもので、収録季語は約2500語、となっています。季語のすべてを覚える必要はまったくないし、実際この歳時記を眺めていても自分の生活と縁遠すぎてイメージがわかない、使い道のわからない季語はやまほどあるのですが、収録語数の少ない歳時記を使っていて不便なのは、ここに載っていないから季語じゃないと思って使った言葉がほかの季節の季語だった、というパターンがめちゃくちゃにあり得るということじゃないかと思う。手元の歳時記はもちろん引くには引くんだけど、実際作るときにはどちらかというと、季語以外の部分の言葉が実は季語なんじゃない?という疑いを持ってそちらを調べることのほうが多い。私は季語じゃないリストがほしい。でもまあ現実問題としてそっちのほうが無限なので、結局毎回調べてはちょっとずつ覚えるしかないのですが。

そしてもうひとつ、趣味で作っているぶんには本当はあんまり気にしなくてもいいのかもしれませんが、俳句は類想を嫌う、と言われています。趣味の創作においては「どんなにありきたりの設定でも二番煎じでも、あなたが作ったことに意味がある」という考え方が存在すると思うし、私もそれを支えに趣味の(二次)創作を続けていた身ではあるのですが、こと俳句の世界においてはおそらくむしろ「誰でも思いつく発想なら、それをあなたが形にする必要はない」という考え方になるのだと思う。実際一七文字という極端な制限のなかでの似たような発想ってマジで似たような句にしかならないんだろうなとも思う。難しいですね。ということで既存の俳句(特に有名な名句、秀句)もなるべくたくさん知っておいたほうがいい。いちおう、紙の歳時記でもインターネット歳時記でも、例句はなるべく読むようにはしているし、膨大すぎてこれもまあ覚えるのは無理なんですけど、いろんなところで引かれている有名な句ぐらいは覚えておきたいなぁという気はする。あとは歳時記の例句だけでなく、読み物系の本などで引かれている俳句に関しても季語ごとにまとめて並べて見れたら便利なのになぁみたいな気持ちになってくる。

あと、そうやって例句をたくさん見ていると、現代ではほぼ使われていない古語や古い言葉がバンバン出てくる。読み方の分からない漢字もたくさんある。その都度インターネットで調べていますが最近はさすがに電子辞書とか買ったほうがいいか……?という気持ちになっています。あと旧仮名とか古語の活用とかもう覚えてないのでその都度調べる。国語便覧捨てるんじゃなかった。誰か学生時代の国語便覧残してませんか? 私はいま切実に渇望しています(一般書店で買えるものもあります。買え)

そして、こういうことを、主に通勤時間や出先でちょっと暇になったときなどにぽつぽつとしているせいで、最近通信料の消費がやばい。何度も同じことを調べているという自覚もあるので、一度調べたことはメモを取ったり保存するなりして、なんとかオフラインで活用できるようにしたいんだけど、普通のメモ帳アプリとかでは情報が雑多になりすぎてちょっと難しい。データではなくルーズリーフとか単語帳でなんとかうまく整理できないかなみたいなこともずっと考えていたのですが、紙媒体だと情報量が増えれば増えるほど質量も膨大になり最終的に検索機能は死ぬでしょう。あと結局出先では使えないし。

と、いうところまで考えたときに、月初にたくさん見かけたObsidianの記事を思い出したのでした。大量の情報を自分にとって分かりやすく整理して収納して検索で取り出せる自分用の辞書兼歳時記、ぐらいなら、別に難しい機能を使わなくてもなんとか作れるのでは?????

たぶんObsidianでなくてもこういう目的に沿ってくれるツールはあるような気はするし、たまたまObsidianに関係する記事をたくさん見たあとだったのでとりあえずそれで実行してみている、というだけなのですが、本当に一切拡張機能を使わなくてもなんとなくそれっぽい、ほしかったもののかたちを作れそうではある。もっと見やすくするためになんかいい方法ないかなぁと思いながら季語と季語以外のわかんない言葉の辞書と例句、および鑑賞文などをちょっとずつ登録していたら、その登録作業自体がなんか面白くなってきてしまって、結局昨日1日それでつぶれてしまったんですけど。私はそんな夏休みでいいのか。

あとやっぱり大量のテキストを扱うときにはPCが楽!!! もう今後なんか趣味関係でPCがないと困る事態ってないだろうしいいかなぁ、でPCの再購入を検討しては却下してきた過去の自分を呪いたい。いつ必要になるかわかんないんだからやっぱり買っておくべきでしたよたぶん……このままだと腱鞘炎になるのでせめてスマホ用のキーボードは買ったほうがいいかな、と今結構悩んでいます。音声入力に頼ってみるもありだろうけど、音声入力の誤変換の修正も絶対キーボードのほうが便利だろうしな……。