最近のあなたの暮らしはどう?

satsuki
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公開:2025/10/17

私はもう二度と常に締め切りのある生活になんて戻れないわとため息をつく日々でした……締め切りがあるという、事実が、重い。


ともだちの書く文章が好きなので、しずいんをはじめて、まわりのともだちの数名もちょくちょくしずいんに日々のことを書きはじめてくれていた頃に、みんなの書いた日記ともエッセイともつかないようなこんな文章を集めた本とか読みたいよー、という話をしていたら、じゃあ作ろうよ、という話になったのです。たぶん1年ぐらい前かな? 基本的には仲間内の分だけちょっとだけ刷ろうね、みたいに言っていたのですが、私が言い出したみたいなものなのに私が期限を切らないとなんにもはじめられない人間すぎて、ちょっと締め切りを発生させるためにイベントに出ようと思う……みたいなことを切り出して、むりやり締め切りを設定しました。これはたぶん半年ぐらい前のことです。しかし、自ら言い出しておきながら、いざ締め切りが近づいてくるとだんだん気持ちが重くなってきて、そもそもあんなに時間はあったのにいまだになんにも手を付けていないとか、言い出しっぺなのになんにも書けないかもしれないとか、なんで私はあんなことを言い出してしまったのかとか、いろいろ考え込んでしまった。なんであんな事言いだしたかってともだちの書く文章が読みたかったからだよ!!! しかし読むためには自分も書かなければならない。辛い……。ちなみに一応それは一段落ついています。終わってないのにこんなものを書いていたら締め切りを握っているともだちにころされてしまう(別にぜんぜんそんな子ではない)(というか言い出しっぺなのに原稿管理お前じゃないのかという話ではある、はい……) 


同人活動を一番元気にやっていた頃は、三カ月〜半年に一度ぐらいのペースでイベントに申し込んで、そのたびになんだかんだ新刊を出せていたような気がします。あの元気と創作意欲はなんだったんだろうな。若さと、あとはなんか、こう……あふれるなにかがあったんだと思う。書きたいものとか、かたちにしたいもの、みたいな。私はそういうかたちにしたいなにか(おそらくは人と人との関係性にまつわるなにか)を、その元気に同人活動にやっていた頃に二次創作というかたちで既存のキャラクターに託してけっこう出し尽くしてしまっており、今はなにか書きたい気がする、みたいなことをたまに思えどもはや出がらしというか、何を書いても結局あの時書きたいと思って頑張ってなんとかかたちにしていたものの劣化コピーにしかならないのではないか、という気持ちもあり、というかそこそこに出し尽くしたという実感があるからこそ、そもそもめっちゃ書きたい、みたいな熱とか焦燥感に襲われることもないまま、インターネットで繋がっている今でもばりばりと元気に創作を続けている人たちを見るたび眩しいなぁと見上げていました。

他人が似たようなものを書いているとか、他にもっとうまくこのテーマを書ける人がいるみたいなことは、筆を折る理由にはならないししたくもないと思うけれど、過去の自分をなぞるだけならそれはもう書き続ける意味がなくない?みたいなことはどうしても考えてしまう。でも書きたい何かって根本的な部分ではたぶんぜんぜん変わんないんだよな。もっと上手に、自分に納得いくように、おんなじだなぁと思いながらでも何度でも書き続けることが大切なのかもしれないけれど、そこまでの根性は今ちょっとない。あと単純に物語を練るための体力と根気も失われているんだろうな、とも思います。なんだかんだで体力。すべてにおいて必要なのは体力……。やはり筋トレでしょうか……でも私は筋トレとかはじめる前に何とかして1日の摂取目安タンパク質をクリアしたほうがいいんじゃないかなという気もしていて、というかタンパク質って本当にこんなに摂らなきゃゃだめなんですか??? 未来さんのこと信じてていい??? 私騙されてない??????


しずいん振り返ると私はこういうことを定期的ににつらつらと考えている気がして、何かを書くことに未練があるんだなぁと思う。今回こんなことをつらつらと考えている理由はまあ、別に小説とかじゃないけど原稿的なものに向き合っていたというのがもちろんひとつではあるんだけれど、ゆるく追ってる界隈がたまにこれでめちゃくちゃ二次創作してください!みたいな勢いの何かをお出ししてくることがあるからで、つい最近もそういうのが上がったからですね……。こういう界隈で何かを書くつもりははじめからなかったし今でもないし、そもそもいま何かを書いたとしてそういうものを置いとける場所もないし、なんだかんだで時間もないし、まあね……みたいな感じで結局なんにもしないんだけど、どこかに出すとか誰かに見せるじゃなくてもなんかとりあえず書くだけでも書いたら多少気は済むのかもしれません。公式が最大手、勘弁してほしい。