8月、9月、なんなら10月が特にそうなんですけど、出かけたり人と会ったりみたいな予定が地味に多くて、まったく予定のない週末が珍しいみたいな、私にしては活動的な日々を送っています。そんなわけで、今週は久しぶりに予定のない、しかも3連休ということで、何をしようかなと考えた結果本を読んでいました。というか、予定がないというのはちょっと正確ではなくて、昨日に関しては逆に出かけられない予定があったりもした。ゆるく追ってる配信者グループが歌枠リレーの企画をしていて、ちょうど予定ないから見ようと思えば全部見れるな、となったので1日配信を流していたんですけど、13人で活動しているグループなのでひとり1時間の歌枠リレーでも13時間とかになる、なんなら打ち上げもある。私は1日6時間は寝たいので本当に聴いているだけで1日が終わってしまう。さいわい歌枠は、わりと聴きながら別のことも出来るので、じゃあどうせならまる1日ゆっくり本でも読むか、と思ってけっこう気合を入れて臨みました。
読書、出来るときと出来ないときの差が激しい(これは時間の有無ではなくて、読書という行為に向き合うための気力の有無です)のですか、結果としてはひさびさにけっこうきちんと読めて、今はちゃんと読めるタイミングなんだなという気持ちにもなれたので、こういう時期にいろいろ積読を減らしていきたいし、つまりは今日も何か読みたい。でも書いてると読めないんだよな。というわけで今日のこの文章はさくさくと書き終えたい気持ちがあります。
本当は、読んだ本がどれもおもしろくて、それに関して何かしらの感想なりをまとめたいなーとか考えて昨日からうだうだと書いては消してみたいなことをしていたのですが、たぶんまだ自分のなかでもまとまってないし、そもそも一気に読んだので書きたいことがこんがらがっている気もして、なんかもう少しゆっくり考えて、整理して、書けそうだなと思うものがあったら書くぐらいでもいいのかなという気がしています。書かれていたなにかについて語りたい時って、基本的にはどうしても自分とつながる部分の話をしたいんだろうなと思うのですが、そのつながりを自分のなかでうまく形にすることのハードルは今の私にはとても高い。読んだ本の感想を書き留める、という行為から離れすぎていてもうどこからはじめればいいのかよくわからないのかもしれない。
だから全然関係のない話をします。
うちにはいま3個のイヤホンがあります。以前にずっと使っていて、たぶんもうすぐ断線するんですけど旅行とか行くときには使うかなーと思って捨てずに取っている失くしてもいい安い有線イヤホン。1年ちょっと前に買った、普段いちばんよく使っているワイヤレスイヤホン。3ヶ月ぐらい前に自宅用のつもりで買った安めの有線中華イヤホン。
自宅用というのはまあ、ワイヤレスイヤホンはバッテリーの関係でどうあがいても2〜3年が寿命ですよという話だったので、ちょっとでも長持ちさせたくて家ではなるべく使うの控えようかなぁみたいな気持ちで……あと単純に中華イヤホンに興味あったんですよね。なんかこう、デザインがかっこいいものがおおいので。買ったのは、リケーブル対応、バランス接続対応、音質調整フィルタ3種とイヤーピース3種(✕3サイズ)付属で、好きに組み合わせたり周辺機器を買い足して自分好みのサウンドを探してくださいみたいなセットで、これだけ付いて3500円ぐらいだった。私は音質の違いとか別にそんなにわかるわけじゃないんですけど、カスタマイズ出来るって聞くと嬉しくなってしまう。なんならワイヤレスイヤホンもイコライザで細かく自分好みの音にチューニングできますよみたいな触れ込みでしたね……仕方ないんです、カスタマイズとか拡張性みたいな謳い文句に惹かれないおたくはたぶん少ないので……。
音質調整フィルタとイヤーピースで本当に音質変わるのか問題ですが、体感としてはあんまり変わらないものとけっこう明確に変わるなというものがあって、具体的にいうとフィルタは確かに音の感じが変わるし、シリコンのイヤーピースとウレタンフォームのイヤーピースも明確に聞こえ変わるなぁ、という印象。ウレタンフォームは音がくもる感じがあって、私は最近高音クリア系音質のイヤホンをあえて選んで買っているみたいな部分があるので音がくもるのはちょっともったいないような気もしてしまう。落ち着いた音になるといえばそうなんですけど。
ただこの有線イヤホン、ノイキャンもマイクも付いていない本当に音を聞くという用途だけに特化したイヤホンで(有線はわりとどれもそうなのかも、逆にワイヤレスイヤホンはノイキャンとかマイク性能とか連続再生時間みたいなところに技術力を取られている分高くなってるところもあるのかもしれません、まあ桁が違うので手持ちのものを比べるとさすがにワイヤレスのほうが心地良い音かなとは思う)遮音したいときはウレタンフォームのほうが密閉感あっていいのかなぁとかもあって、フィルタも交換しながらいろいろ試してたんですけど、音がどうのという以前にウレタンフォームのイヤーピースって耳に入れる前に軽く押しつぶさなくちゃだめなのでちょっとめんどくさい。うーん……みたいなことを考えながらあれこれイヤーピースながめてたら、体温で形が変わって耳にぴったり密着します、みたいなシリコンイヤーピースがあって、気になるなぁと思って、でもそれ3000円ぐらいするんですよね。イヤホン本体とさほどお値段変わらない上に消耗品。さすがにどうかと思う。けど気になる……みたいなことをずっと悩んでいて、結果としては買いました。理由は……その、仕事でちょっとむしゃくしゃしたから……。
たぶん来週がアマゾンのセールでワンチャンいろいろ安くなる可能性があるんですよ、でもどうしても来週を待てない買い物をしなくちゃいけなくて、私は私が欲しているわけでもないその品物を仕事のために買うのが本当に憂鬱だったので自分のテンションが上がるものも買いたかったのです。そこで選ぶのがイヤーピースなのかと言われるとなんかあれなんですがたまたまカートに入れっぱなしだったし気になってたのは事実だし。でも来週値下がりしてたら泣きます。
ちなみに使い心地なんですけど今のところ可もなく不可もなくかな? 遮音性はたぶんそこまで変わんなくて、ここに関しては結局ウレタンフォームのほうが良いのかなぁという気はするんですけど(というよりこれに関してはもはや、技術で音を打ち消しているANCに物理だけで肉薄させたいというのがわがままなのかも)外す時にかなりべりってなるのでたしかに密着してるんだなぁという感じ。ズレにくいのはありがたいけどちょっと外すとき痛いのでどっちを取るかが悩みどころなのかもしれません。音が大きく変わるという感じはしない、と思う。シリコン系の中での違いは私程度の耳だと音がどうのというより装着感の方のほうが大きい気がしています。
全然関係ないんですけど私が今イヤホンに高音クリアを求めているのは、ゆる追い配信者の人がかなり高音域に強みのある声をしていて歌う曲もそういう方面が多いのと、年取って低音域の聴力が衰えるとそういう高音域の華やかな音が逆に耳障りに感じてつらくなるという話を聞いたからです。最近の若い人の音楽は聴いてて疲れる、というご年配の方はたぶん本当に物理的につかれている。まあたしかにずっとそういうのばかり聴いてたら疲れるし、たまにイコライザー調整してまったりした音に切り替えたりはしますし……これも聴力の衰えなのかな? やだな……。ともかく、それでもまだ自分はぎりぎりそのへんの音楽も楽しく聴けてはいるような気がする、と思っているので、これが今しか楽しめない音楽ならできるだけそっちを全力で楽しめるような環境で聴きたいなぁという思いがあります。ぱきっとクリアよりはあたたかみのある音のほうが似合う音楽も世の中には多いだろうし、いろいろ取っ払ったシンプルな音楽の好みだと実際自分はそっち寄りなのかなとかも思うけど、今はそんな感じなので……。あと低音バスバス聞いた音とかに関しても結局ライブハウスが一番かっこよくて、そこってイヤホンに求めるものじゃないのかな、というのもある。ライブ行きたいな、今週は1本予定があるのでとても楽しみです。