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日本海を見て美味いものを食べる、山形編1日目

satsuki
·
公開:2026/9/14

昨年の誕生日の思い出の話をします。

その前までの数年は、誕生日は絶対働きたくないぜと休みを取っていたり、暦の巡りがわりとよくあえて誕生日にお休みを取らずともそもそも土日だったりしていたのですが、昨年はなんと会社で一斉にやる健康診断の日程が誕生日に被ってしまい休みを取るに取れない、という自体に陥ってしまいました。あとなんかめっちゃ人少なかった。何だったんだ去年。

仕方なく「誕生日に労働!」と内心叫びながら出社していたのですが、健康診断だからデスクに人は少ないし、その分やたらと忙しいし、自分も結局席を外さないといけないのでさらに仕事はたまるし、まあ散々といえば散々だった。散々だったのでその時点で「来年の誕生日は絶対仕事なんかしないぜ!!!」と心に決めていたのでありました。ちなみに休み取ったあとに今年も超人少ないことになったけどもう知らない。結構前から申請していたので許されたいよね……。

というわけで、無事お誕生日休みをもぎ取って、せっかくだから旅行にでも行きたいよなーと思っている時にすこし前におともだちと「新潟行きましょうよ!新潟!」みたいな話をしていたことを思い出し、新潟について調べていたらなんと新潟から山形の庄内までは観光列車が出ている!ということも知ってしまって(私は観光列車が好きです)おまけにその頃ちょうど山形〜新潟をはしごする旅をしている人まで見かけた。これは運命が私にも行けと行っているのでは??? じゃあ行くか!!!!!

ここで新潟行こう!て行ってたひとに山形まで同行させるのか?それはけっこう計画が滅茶苦茶では?みたいに思われた方がいるかもしれないんですが、というか新潟同行してくれた子は私山形にも行きたいんです!て行ったら山形までついてきてくれた可能性もあるんだけれど、山形に関しては「山形辺りまでなら出られるから声かけてください!」みたいに言ってくれた別のおともだちとご一緒しています。つまりこの旅行記は途中で同行者が変わる。ど平日のお誘いに応じてくれて本当にありがとう……友人各位におかれましてはわがまま日程にお付き合いくださって本当にありがとうございました。

最初は、まず新潟に行って、そこから観光列車で山形に向かい、山形を観光したあと一気に飛行機で大阪まで戻る、というルートを想定していたのですが、観光列車が毎日走ってるタイプの列車ではなかったんですよね。便のある日と時間を検討した結果「……逆だな!」となったので先に山形まで飛んでそこから南下していく旅程です。飛行機めったに乗らないうえに山形はLCCがないのではじめて(はじめて!?)JALで飛行機を予約し、はじめて飛行機に乗るために伊丹空港に向かいました。めちゃくちゃどきどきした。関空は多少慣れたのですが伊丹は……知らない土地なので……。 全然関係ないんですけどJALって国内線でもコーヒー出してくれるんですね、びっくりしちゃったな……新幹線はもうコーヒー売りに来てすらくれないのに……(グリーンだと車内販売まだあるんですっけ……?)

直前まで日本各地で豪雨による被害が出ており、大阪でもそこそこ土砂降りになっていて、1週間前ぐらいの天気予報では旅行当日も旅先は曇り時々雨みたいなぐずついた予報だったのですが、前日ぐらいに改めて確認したら山形は晴れになっており大阪も朝は晴れだった。私、晴れ女かもしれません。

どうしても空港で朝ごはん食べたくて丸福珈琲店のモーニングに寄ったよ、という写真。このためだけに1時間ぐらい早く空港に行ったけど手荷物の預け入れとかにめちゃくちゃ手こずったので正解だった気がする……飛行機に不慣れすぎる。あと最近家で飲んでたコーヒーが軽やか寄りだったこともあり丸福珈琲店のコーヒーめちゃ濃くてしっかり苦くてコーヒー!を感じたな……。

飛行機に乗るときいつだって少しだけ死を覚悟しているのですが、無事に山形にたどり着いた。もこもこの秋の雲、上から見ると本当にぽん、と浮かんでる感じがしてなんかちょっと面白かった。振り返っても秋に飛行機乗ることってあんまりなかった……のかな……?

無事着いたので空港から山形駅まで、及び山形駅から庄内まではバスで移動します。実は庄内にも空港はあるのですが、便が東京からしか出てないんですよね。そっちに直接着陸しようと思うといったん東京に出たうえでそこから空港を目指しての空の旅……とかになるので多分無意味にめちゃくちゃ時間がかかるし単純に交通費が2倍とかでもきかなくなる。山形から庄内までの陸路もそこそこ時間はかかるのですが、バス旅は結構楽しくて好きなのでそれもまた一興かな、と思い……ただありとあらゆるバスがこれを逃すと次の便は2時間後、とかだったのでかなり緊張もしていました。1人旅ならまだしも合流すべき連れがいると緊張感がすごい。あと山形県内でこんなに移動が大変なら山形なら行けますよって行ってくれたともだち(東北の子です)も別にお気軽お気楽に出てこれる距離ではないと思う。重ね重ねありがとう……。

写真撮る暇なかったんだけど駅前にばかでかい芋煮屋(たぶん本当は居酒屋)の看板があったりもしておもしろかったな、芋煮気になりすぎるんですけどまだちょっと早い気がしていて、秋に新潟行きたい!と話していたときには新米の季節とかも言ってたんだけど新米にもちょっと早すぎて、9月って今、秋が旬、と言われるすべてに若干早い季節な気もする。もったいなかったかな。でも誕生日にお休みを取る!が今回の主目的なので……(それもどうなんだろう)

とか思っていたらあった。庄内観光物産館、というかなり大きいお土産物屋さんでバス待ちが一時間ほど発生したので、「ごはん食べれるのでは?」になってしまい、入ったお店に芋煮があったので食べました。豚肉×味噌なのでほぼ豚汁だよなぁと思いつつも芋煮を……と頼んだらお店の方が「はい!豚汁……芋煮汁ですね!」みたいに言い直してておもしろかった。豚汁じゃん! おいしかったです。芋ごろごろ入ってて普通におなかいっぱいになる。

ちなみに晩ごはんは囲炉裏付きバイキング(囲炉裏付きバイキング?)だったのですが、そっちでは牛肉×醤油の芋煮があって、図らずも芋煮食べ比べもできました。同じ庄内のはずなのに芋煮2パターン?とか思っていたのですが、宿の芋煮は(内地版)みたいな注釈がされていたので、庄内(海側)は本来豚×味噌が主流だけど、こちらのお宿では観光客に人気の牛×醤油を出している、とかだったのかもしれません。このあと行ったお土産屋さんではレトルトの芋煮2種類売っていたみたいなんですけど牛は売り切れていたので……。まあ米沢牛とかあるしお土産だし同じ値段ならせっかくなら牛、という気持ちには……なっちゃうかもしれませんね……。

この庄内観光物産館からかもすいに向かうバス内で同行者と合流です。最初は一旦鶴岡に行って、そこからかもすいに向かうルートをしらべていたのですが、それだと鶴岡駅でのバスの乗り換え猶予時間が1分とかでさすがに……になってしまったのと、たぶんこれ物産館〜鶴岡駅のルートを往復することになるなぁ……と思ってしまったので……だからこそのバス待ち1時間だったんですけど、おかげで結構のんびりお土産も見れて楽しかったです。梨が今まさにあまりにも旬!だった。さすがに買って帰るは無理すぎるし送るにも持て余す量か……で断念したけどめちゃくちゃ大玉ですてきだったな……。

かもすい、もとい鶴岡市立加茂水族館は、くらげの展示で有名な水族館とのことです。普通の魚の展示もあるけど職員さんも「魚の展示は地味とよく言われる」みたいにおっしゃっており、看板もミュージアムグッズも、もちろん展示自体もかなりくらげがメイン。くらげで世界一を目指す!というコンセプトのもと現在飼育、展示しているくらげの種類は100種以上、ということだったのですが、ここ本当におもしろかったな。水族館としては規模は小さめだと思うんですけどめちゃくちゃ見応えがありました。くらげ、一般的な水族館で展示されている種類以外の、展示としてある程度見応えあったり写真映えするタイプの種だけではなく(もちろんそういうのもいますが)ルーペや顕微鏡越しじゃないと観察できないような本当に小さな種がずらーっと展示されているような部屋があり、それがめちゃくちゃおもしろかった。

こんな感じで、シャーレ内の極小サイズのくらげを電子顕微鏡で撮影した映像をリアルタイムで見られるようにしていたりする。こ、こんな展示のされ方してるの初めて見た……! 

バックヤードツアーもやっていて、見れるタイミングの回が空いていたのでせっかくだし、と参加させてもらったのですが、それも本当に面白かったです。水族館、というか美術館とか博物館とかそういう施設って、本質的にはエンタメのためではなく対象の収集物の研究施設として存在しているんだよな、ということをひさびさに実感できてすごいいい施設だったな。アクセスはまあけっこう大変ではあったのですが、行く価値は大いににある、という気がします。くらげ好きな人はもちろんなんだけど、化学とか生物とか研究とかいうワードにこころときめくひとはバックヤードツアーがあまりにも楽しいからぜひ行って申し込んでみてほしい。あと、ツアーの案内してくれていたお姉さんの、東北のイントネーションで訥々とおもろいことを喋る感じがめちゃおもろくて好きでした。あと同行者はけっこう最近鶴岡の方に行ったらしく、かもすいも行ったよという記録を上げていらしたので、おんなじ施設に何度も誘うの申し訳ないかも……目的地変えたほうがいい?みたいなことも思ったりしたんですけど、行ってほんとに良かったな。バックヤードツアーの内容が同行者が参加した回とはちょっと違ったりもしていたらしく、それもよかったな、と思います。

ひとつひとつの水槽に、その水槽の管理方法とかエサのルーティンとかが細かく書かれていておもしろかった。これ、間違えたらと思うと胃がキリキリするが……。

この辺かなり「バックヤード」を感じて良かったです。

何撮ってるんだという感じだけどこれもかなり「バックヤード」を感じて良い。ゴミの分別が燃える燃えないとかではなく「濡れているもの」と「濡れていないもの」なのなんかめちゃくちゃおもしろいなーなるほどなーってなってしまっていました。

梅酒を漬ける瓶はプラ製で軽いし蓋もしっかり閉まるし取っ手があるから持ち運びにも便利でありとあらゆることに使っているそうです。私はなるほどなと思いながら「蓋が緑……!?」と思っていた。梅酒瓶の蓋は赤いものだとばかり思い込んでおり……(実家の記憶)

おそらくメイン水槽であるくらげドリームシアター、本当に綺麗でずっと眺めていられるな……という感じだったのですが、直前のバックヤードで「くらげを食べるくらげは結構いるので、そういうくらげのエサには展示されているミズクラゲの中から寿命の近そうなものや弱っているものを回収して使っている、あの水槽は展示としても目玉なんですけど実は生け簀でもあります」みたいな話を聞いていたので(こいつらもいつかは……)という気持ちが時々よぎってしまった。運が良ければ(悪ければ?)捕獲の瞬間が見られることもあるそうです。

くらげ以外の展示も楽しかったですよ、ということで、これはイカ墨とタコ墨の違いを教えてくれるパネル。

山形のブランド蟹である庄内北前蟹特選を展示してくれていたりもする。これパネルが面白すぎたせいかパネルだけ取ってて肝心の蟹の写真はないんですよね、愚か。地元の海にいる魚を釣ってきていますとか、館長は釣りが趣味みたいな展示パネルがあって!?てなったりもしていました。水族館の魚って釣ってくるんだ……くらげも海から掬ってくるらしいし……。

ショーは、ひれあしタイムというアザラシとアシカの解説のお時間。でもからだの構造の話とかここに耳があってとかの解説の時にいちいちポーズを取ってそこを見せてくれるひれあしたちの動きがかなりキュートでかわいかったです。おもしろかった。こちらもかなり「お勉強の時間」という雰囲気があってよかったな。これは前ひれの力を見せつけてくれたアシカ。

解説パネルの多くが手描きなのもなんかめっちゃ良かったな。バックヤードツアーではスタッフスペースに放置されている書きかけのパネルなども見れました。ポップを作ってる最中の本屋のレジ内みたいになっとる……と思っていた。

展望デッキみたいなところもあって写真が撮れるらしいので撮ってきました。あまりにも分厚い鱗雲。この日の宿が、客室や展望風呂から日本海に落ちる夕日が見られます!みたいな海辺の宿だったので夕日見たいなー晴れるかなーみたいなことをけっこうずっと気にしていたのですが、この時点でかなり難しそうだな、と断念。でも、雲は多くとも雲のない部分はきれいに青く晴れていて、雨も降らず、歩いていても暑すぎないちょうどいい気候だったなぁと思います。お天気本当に心配だったのでほぼ全日程晴れたのは本当にうれしかった。

撮ったあとに気づいたのですがこのときのぬいねぐせついてるな(ちっさいかばんに無理やり詰め込むから……) 潮風に吹かれている、ということにしておいてほしい。

これは館を出てから撮った海。かもすいから宿までは送迎を頼める、とのことだったので、わりと閉館ぎりぎりまでかもすいを楽しんだ後に宿まで向かいます。この辺りは湯野浜温泉という温泉地で、海岸沿いに海の見える宿がちょこちょこと立ち並んでいる。白浜あたりの印象に近いかな? 明らかに宿っぽいんだけどここは本当に今でも営業しているのか……? みたいな雰囲気漂う建物もおおく、そのへんも含めた白浜っぽさがある気がしました。かつてめちゃくちゃ栄えたけれど、今は落ち着いてしまった一大観光地、という気配。

露天風呂の前のスペースにかなり充実したコミックコーナーがあって、夕食会場の前の広場みたいなスペースにはスロットと卓球台とワニワニパニックがありました。ワニワニパニック!てなって写真を撮ってしまった。さすがにやらなかったんですけど、卓球台は夜お風呂入りに行ったときに遊んでる人がいておおってなっちゃった。

天気が良ければ夕日も見えたという窓からの眺め。窓が広くて開放的でお部屋も広くていいお宿だったな。一応つけてはおきましたよ、という雰囲気の内風呂はいつの時代の!?という感じのステンレスの風呂釜でさすがに使うことないかも……という感じでしたが、大浴場は展望と露店があって気持ちよかったです。展望が海の見えるガラス張りのお風呂で露店はお庭を眺める感じのひっそりした雰囲気でした。でも夜中に入りに行った露天がやっぱり一番印象に残ってるかも。外気にさらされながら入る温泉は気持ちよすぎるため……気温もなんかほんとうにちょうどよかった。露天風呂日和の夜でしたね。

これは2日目の話にはなるのですが、どうしても海が見たくて朝ごはんのあとに少しだけ海辺まで散歩に付き合ってもらいました。海水浴場になっているきちんとした砂浜で思ったより海の近くまで近づけたのが嬉しかったし楽しかった。身近に海がないので海を見るとテンションが上がります。住むのは怖くて嫌なんだけど(わがまま)

というわけで、誕生日旅行1日目はこんな感じで過ごしていました。2日目は酒田観光と(今回の個人的なメインイベントである)観光列車ですが、さすがに記事を分けます。でもこれ、回3泊4日だったから旅行記も全4回になるということ? さすがに長すぎないか? でも4日とも結構いろいろやって充実していたのでたぶん4回に分けると思います。忘れる前にぜんぶ書きたい……!