地獄巡り酒浸り、別府編1日目

satsuki
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公開:2026/4/7

大分にともだちがいて、ともだちというかもともとは私が同人活動をけっこうちゃんとしていた頃に本を読んでくれていたひとなんだけど、私がゆる追いVtuber関係の現地イベントで同行してくれるひとを探してた時にたぶん知らないしあんまり興味もないだろうに「いきますよー!」って同行してくれたことをきっかけに何度か会ってたのしく飲んだのでたぶんもはやともだちです。ともだちでいいよね? ちなみにその現地イベントの開催地は京都と東京でした。つまり私はたぶん彼女があんまり興味ないVtuberの現地イベントのために彼女に二度も九州くんだりからの遠征を強いたということになる。なんなら今年また付き合っていただく可能性すらある。さすがに毎度来てもらうばかりでは申し訳ないのでいつか九州の方に私から遊びに行きますね、というお話を前に会った時にしていたのです。

と、いうわけで行ってきました。別府。行くのは実ははじめてではなく、大昔に家族旅行で地獄巡りなどをしたはずなんですが、うっすら記憶にある限りでは幼い私は途中でぐずって後半車に残って寝ていた。今だと親がめちゃくちゃ責められるやつだと思うのですが当時は牧歌的な時代でした。つまりちゃんと観光した記憶がないのでいつかちゃんとリベンジしたいなという気持ちがけっこう最近大きくて(昔家族で旅行した先、高確率で何も覚えてないので全部もっかい行きたいまである)まあ今回も結局地獄はいうほど巡ってないんですけど、酒は色々たくさん飲めてハッピーだったな。ほぼ2日間まるまる、早い時間からお付き合いいただいたおともだちには本当に感謝。おかげで楽しかったです。


今回、別府までの移動手段はフェリーでした。大阪から大分、たぶん飛行機が一番安いうえに速いんだけど(旅行費用比較しててびっくりした、フェリー、会社や便にもよるんだろうけど別にそんなに安くはない)私は昔からフェリー、というか船旅に憧れがあって、なんなら昼行フェリーに乗って昼の海を眺めながらただのんびり酒を飲むとかにいちばん憧れている(たぶん各地の水際で観光船に乗りたくなるのはこのせいです) ただ、やっぱり昼行フェリーって完全に移動を旅の目的にしないと成り立たないので私のなかではもったいなさが勝ってしまうんですね。あとそもそもたぶん大阪ー九州間のフェリーって夜行しかなさそうだった。

ちなみにこのフェリーはまーじでめちゃくちゃたのしくてですね。帰りはちょっと疲れすぎてほぼ寝てたんだけど、行きは船内イベントみたいな感じでやってた二胡のミニコンサート見ながらちょっと飲んで、明石海峡大橋のライトアップを見て、いい気分で展望浴場行って、夜中に目が覚めちゃったのでパブリックスペースから夜景を見て、みたいなことをずっとやっていました。出航15分前になると船内で銅鑼が鳴るんですよね。その銅鑼の鳴らし方が「技術!」という感じで、そこからちょっと船体が揺れはじめて(たぶんそこでエンジンがかかるんだと思う)みたいなわくわく感が素敵でした。

今回はめっちゃいい部屋とってリッチに移動したいわ、みたいな気持ちはなくて、おいしいものも現地着いてからいっぱい食べるぞ!という気持ちだったので、館内レストランとかも利用しなかったんですけど、いい部屋取った人だけ使えるプレミアムラウンジみたいなところもあったので、1回ぐらいはそういうとこに泊まって優雅にバイキングで夕食みたいな船旅も楽しいかもしれない。フェリー会社もいろいろありそうなのでほかの路線も乗ってみたいなぁ。

きらきらエントランス、乗船して初っ端からゴージャスな感じなのでテンションあがる。船って乗った瞬間からわくわくするので好きです。

ゴージャス空間を尻目に真っ暗な海を見ながらせっかくだから九州のものをと思いながら選んだこの日の晩ごはん。仕事終わりにそのままフェリー向かったのでご飯食べる余裕もコンビニとかに寄る余裕もなくて、船内のお土産コーナーで晩ごはんを調達していました。でもこれおいしかった。

ライトアップは明石海峡だけでなく進路上で通り過ぎるでかい橋のすべてで実施されているようで、なんか、おおよその目安時間もフェリーのサイトに載っていたりするのですが他のタイミングは寝過ごしたり時間的にちょっと難しかったりで、行きのここしか見られませんでした。あとたぶん展望デッキからも見れたらしいのですが、今回私はデッキにはあがりそびれたのでこれは船内の窓からの眺め。展望デッキあがりたかったなー、完全に失念していました。

推しとライトアップ。いまさらですがこの記事には普通の写真とぬい活写真が特に脈絡なく混在した状態で貼られています。何卒よろしくお願いいたします。

これは翌朝、雨降ってるねぇと思いながら外を眺めるぬい。この角度で撮るとめちゃくちゃ髪長い人みたいになってしまうな。


もともと1日目に別府ロープウェイに乗って、その後かるーく地獄巡りをしてから駅前で飲みましょう、という計画を立てていたのですが、天気予報が土曜日雨で、2日目の予定だった水族館に先に行くほうがいいのでは?となり計画を変更しました。ということで1日目は大分の水族館、うみたまごです。

着いたとき雨降ってて外観写真を撮る余裕がなく、というか忘れていたな。これは館内の屋外スペースから取った別府湾ですが朝の荒天が嘘のように晴れていますね。12時ぐらいから晴れる予報になってたのに11時のイルカショーの時点でめちゃくちゃ降ってて空も暗くて、これ本当に晴れるの?みたいな話もしてたんだけど結果的にめちゃくちゃ晴れた。翌日もずっとよいお天気で、のちのちたくさん写真は貼るんですけどどこもかしこも本当に桜がきれいで最高でした。この日程にしたのは完全に桜目当てでだったのでずっとそわそわしていたのですが、なんだか数年で一番いい景色を見られた気がして本当に嬉しい。日頃の行いに対する神様からのご褒美であってほしいなと思います。

うみたまご、開館時間に合わせて向かう道すがらで、とりあえず順路を巡りつつ見たいショーの時間が近づいたらそちらに向かう感じで周りましょうか、みたいな話をしていたのですが、順路に沿って歩いていると着いたエリアで都度ナイスタイミングでショーが始まる、という感じで、なんだかものすごく回りやすかったしたぶん一通りのパフォーマンスを見られたのではないかな? 入館者の動線に合わせてショーが開催されるのすごいな。いやもしかしてもともと水族館ってそういう風にショーと順路が設計されている? 変に行ったり来たりになっちゃうのはするのは入館時間によって最初に見られるショーが左右されてしまうがゆえなんでしょうか……?

うみたまパフォーマンス、というセイウチを含めた海獣類のショーが目玉らしいのですが、途中で当たり前のようにペリカンが出てきて!?!?てなってしまった。この子、最初から最後までぜんぜん落ち着きなくて動きがうるさくてかわいかったです。うみたまご、別のコーナーでイシガキダイやテッポウウオにもパフォーマンスをさせていて、それは芸を教えているというよりはある程度彼らの習性を利用して作っているプログラムなのかもしれないけれど、外でほとんど見たことのないパフォーマンスだったので珍しくておもしろかった。

これは腹筋するセイウチ。パフォーマンス後に希望者はセイウチに触れます、みたいにHPにも書いていたので、なんか並ばされたりするのかなーと思っていたらじゃあ触りたい人は前に来てください!とものすごくざっくばらんに体験タイムがはじまったのでこれまたびっくりしました。せっかくだしな触ってきたのですがやわらかくてしめってちょっとだけざらざらしていた。不思議なかんじ。

えさやりタイムでのエイの姿。みんな大きかったこともあってかあまりにも獰猛で迫力満点で、こうやって見るとエイってかなりバケモノだ……と思いながら撮った写真は全部ブレ倒していたのでした。すごいなんか食べ方が……野生……みたいな……ちょっとこわかったしすごかった……。

こっちのエイは優雅だったのにな……ちなみにこの二匹は同じ種なのですが、白い方はアルビノ個体なんだそうです。このエイ以外にも寄贈されたアルビノ個体というのが何種かいた こないだ行った鳥羽の水族館にも結構いたな。水族館って意外と寄贈される展示物が多いよな、と思います。

この辺のエリアにたどり着いた時に同行者が「たべもの!たべものですよ!」とめちゃくちゃうれしそうに言いはじめたのがおもしろすぎて笑っちゃった。おいしそうは結構言い合うことあるけどそんなダイレクトに「たべもの!」と叫ぶひとはさすがにそんなにいない気がする。食べることが好きすぎる。


水族館のあとは別府タワー……に行く前に確か2軒ぐらい居酒屋を挟んでいるのですが(今回の旅のテーマは酒浸りですので……いや同行者にはそんなことひとことも言ってないんだけど……)飲んだ話はまとめてしようと思うので先に別府タワーの話。私は若干高所恐怖症のケがあるくせに高いところと展望台が好きで、展望台があれば向かいたがりタワーがあればのぼりたがる傾向にあるので、別府に別府タワーがあると聞けばそりゃあのぼらねば、と思ってしまいます。ということで別府タワー行きたいです!と提案し、同行者は快諾してくれたものの実は内心「あんな何もないとこ絶対つまんないけどどうしよう!?」と焦っていたらしくてこれもおもろすぎる。特に映えるポイントなどもない昭和の香りだけが漂う昔からある観光地の空気が好きなので別に何にもなくてもよかったし、なんだかんだけっこう楽しかったと思います。景色よかった。別府湾がそもそもきれいなんですよね。

記念撮影。いつもいつも高所に連れて行かれる高所恐怖症の推し。ごめんなさい……。

タワーのなかになぜかタワーの模型がありフォトスポットになっていました。外では撮る場所ないからかな。普通の町中ににでかい道路に面して存在するし下の方にはカラオケ屋さんとドラッグストアが入っていました。よく見たらちゃんと模型にもカラオケ屋さんの看板がある。

ぬいもいた。別府タワー、己のことを愛しすぎている可能性がある。あと私はぬいの前でぬい撮りしてなくてちょっと愚かだったかもしれません。こういうとこでこそぬいを並べて撮るべきでは???

ちなみにこれが本物の外観。隣の建物もなんともいえない昭和感が漂っている気がします。私はこういう街が好きだ……。

タワーにたどり着くまでに通ってきた商店街とかもちょっとくすんだような雰囲気が漂っていて、待ってこれぜんぜん悪口に聞こえるかもしれない。でもめちゃ好きなんですよこういう街並みが。閉まっている店が多いのはどちらかというと時間帯の関係で、夜はちゃんと営業してて賑やかにもなっていました。でも閉まるのは全体的に早そうだったのでその辺の雰囲気も含め尾道とかに印象は似てるかな? 神戸にも似てる。海沿いを歩いててふと街の方を見ると山、みたいなスケール感も好きでした。

この辺は駅周りの立ち寄り湯の施設らしいのですが建物が良すぎる。2枚目の施設、千と千尋の神隠しの湯屋のモデルになった建物とのことで、入らなくてもいいので建物見るだけ見てみたいんですよねと言ったら案内してくれました。ありがとう……。すごい素敵な建物だったので中も素敵だったのかなとは思うのですが、お風呂自体は「そんなに広くもない普通のお風呂ですよ」ということで、まあ時間もそんなにないし断念。そんなことより酒が飲みたいとも言います。


ちなみに晩ごはんは気になるお店を予約してもらっていて(グーグルマップを眺めていた時においしそうだなぁと思ってこちらから提案したお店だったのですが、同行者は実は行ったことあっておすすめしようか迷ってた、と教えてくれておもしろかった。別府の駅周りあんなにお店がたくさんあるのにそんなことあるか?)でも予約の時間がちょっと遅めになったので(人気店のようで、行ったときにも予約満席の案内が出ていました)ほかの気になるお店とかで軽く飲んで2軒目的に向かいましょう、という話になっていた。実際には喫茶店含め……5軒目、ぐらいに行ったことになるのかな? すみませんなんかちょっと気になるお店が……多すぎて……どこもかしこも楽しかったしおいしかった。ということで無限に料理の写真を貼ります。

自家製キムチで日本酒を飲める店だったのですが肝心のキムチの写真を撮ってない! 私はちえびじんという大分の地酒の飲み比べセットを頼んだのですが、グラスに温泉マークが描かれていてかわいかったな。あと同行者が1杯目に頼んでたどぶろくビールにはたぶん柑橘搾ったうえでその搾った柑橘そのままとぽんと入れられていて、まろやかでめちゃくちゃ柑橘の香る日本酒でもビールでもないものすごく飲みやすくておいしい飲み物みたいになっていてよかったです。お風呂上がりに飲みたいのみものすぎる。

大分はおそらく日本酒よりは焼酎文化で、かつ一番飲まれているのは「二階堂」という麦焼酎らしく、彼女と会うといつもニカ緑(二階堂の緑茶割り、今回別の場所でちょっとだけ分けていただいたんだけどさっぱりして酒感がないので無限に飲めてしまいそうな危険な酒でした)の話をされるのですが、その二階堂をメインにサクッと焼酎を飲める二階堂専門の立ち飲み屋さん。最初のお店もおしゃれだったけどここもおしゃれなお店だったな。別府も再開発というか、もうずっと昔からあるお店の合間にちょくちょく立て直されたりリノベされたやたらとお洒落な若者向けのお店が紛れているみたいな、不思議な雰囲気があるみたい。レトロとスタイリッシュの混在。

間に別府タワーという小休止を挟んでからの3軒目はクラフトビールのお店。いつもなのかはわかりませんが私たちが行った日はビールのラインナップが10種類で、飲み比べセットで3種頼めるから飲み比べ3セットと普通に1杯で全制覇できますよ!となって2人で全種飲んできた。どれもおいしかったです。手前からふたつめのほんのりピンクのやつが、桜湯ゴーゼという桜のビールだったんですけど、今まで飲んだことある桜のビールのなかでも一二を争うほどしっかり桜の香りがして、ほんのり酸味のある味の方向性も含めて桜だ……!と感動してしまっていた。春に行って本当によかった……。

ここでとり天も食べました。大分といえばとり天かなぁと思って食べたいものにあげていたのですが、同行者は基本海鮮大好きで肉にはあんまり興味がなく「普段食べないから全然おいしいお店とかわかんない!」とこれまた焦っていたそうです。どうやら知らないところで困らせたおしていた……すみません……。かぼすを搾ってからしポン酢で食べるのがおいしいですよ!と言われたので、からしつけるんだー、と思いながら言われるがままに食べたのですがとり天ってこんなにからし合うんだ!とびっくりしました。確かに思えば揚げものと辛子って合うよね。おいしかった。かぼすは気軽に買えないけどからしは今後家でもやります、たぶん。

予約の時間までまだちょっとだけ間があったので、サクッと飲めるバーみたいなとこいきます? それともいったんノンアルコール挟みます?と聞かれ、さすがに一旦ノンアルコールで……ということで紅茶屋さんに行ったら、一度は飲んでみたいけど自分で茶葉買うには高すぎるしおいしく淹れられる自信もないしな……と思い続けていたマリアージュフレールのマルコポーロがメニューにあったので、これはさすがにいい機会すぎると思って頼んだんですけど、本当に華やかで素敵な香りでとてもおいしかったです。ちょっと目が覚めた(酔っていたため) スイーツは、このあとが本番なのでたくさんは食べられないけど同行者が以前食べておいしかったレモンパイがある!とテンションあがっていて、だからそれをひとつだけ頼んだのですが、なんにも言ってないのにフォーク2つつけてくれてやさしかったし、きゅっとした酸味がちゃんとあって確かにおいしいレモンパイでした。ちなみに彼女が頼んでたのはおそらくフォートナム&メイソンのラプサンスーチョンだったんだけど、紅茶というより中国茶みたいな趣のある香りと味わいで不思議でそっちもおいしかった。なんか、かなり対極みたいな性格のお茶を飲み比べできてすごいよかったな。高いお茶は、それを扱ってる紅茶の専門店で飲むほうが絶対そのお茶の正しいおいしさをちゃんと味わえていいんだろうな、という気持ちになった。すてきなお店だったな。

で、やっと予約していた店へ。ここ本当に何もかもおいしかったんだけど、特に印象的だったのは鰯のお寿司とアジ白子ポン酢です。鰯のお寿司はもう私が生食できる鰯の味が好きすぎるだけという可能性もあるんだけど、アジの白子ってそもそも見たことも聞いたこともなかったので「アジに……白子???」みたいな気持ちで(そりゃああるはずなんだけど……)頼んでしまった。白子、好きなんだけど調理法によっては生臭さを強めに感じてしまうこともあり、そういう意味ではちょっとだけ博打寄りのたべものだと捉えているのですが、これはもうくせも臭みもなくただただクリーミーでおいしくて、でもそのクリーミーさがちゃんと魚介類のクリーミーさなんですよね。なんでこんなにおいしいものをほかのお店でも積極的に出さないんだ!?という気持ちになる。大阪のお店でも出会えますか……? でもそもそも大分、関サバ関アジという高級ブランド魚が存在し、つまりは味が良く大きく育ったアジがある程度たくさん水揚げされる土地であり、おいしくて食べでのある白子はそういうおいしくて大きなアジからしか取れないのかもしれない。おいしかったなぁ。

あとここで私は人生初の生牡蠣を食べました。以前牡蠣フライは食べたことあったんだけど、生牡蠣って基本一匹丸々でどんとくるから、高くて立派なやつほどこう……圧が強くて怖いみたいなとこある。おいしくなかったときそのおいしくない食べ物で逃げ場なく口の中がいっぱいになるの、怖くないですか? あとあたるのもちゃんと怖い。でもこのお店の生牡蠣は、身を刻んで薬味などを和えた感じで出てきたので、このぐらいのサイズ感ならいけるかなぁと思いながらひときれ分けてもらったのでした。おいしかったかと問われるとこう……たぶん私が食べ慣れてなさすぎてこのおいしさを理解するほど味覚が育ってないというか……鰯が一番おいしかった、でもバレると思うんだけど私の舌はおそらくなにより脂肪分に旨味を感じており貝類のミネラル感はあんまりダイレクトに旨味に繋がってないんだと思う。おいしいよりもおもしろいとか不思議とか、そういう印象だった。なんか、潮汁とかも嫌いではないけど旨味を理解しているかと問われると自信ないかなって牡蠣食べて思いました。後味が潮!余韻がずっと潮!みたいな話をしていた……。ちなみにうにもめったに食べないんだけど、彼女があまりにも好きらしく本当においしそうに食べてたので一貫だけ私も食べたいって頼んで、こちらは牡蠣よりはおいしさがわかる気がしたんだけど、たぶんうにをおいしいと感じているのもちょっとまったりしたクリーミーな部分のおかげなんですよね。砂浜ではない岩場の海辺の味がする、みたいなぜんぜん褒めてるように聞こえない味の感想を述べてしまい申し訳なかった。ただ、合わないとか嫌いとかまでいくベクトルの味ではなかったので今後も機会があればチャレンジしたいです。周りに結構好きな人多いから一緒においしさ分かち合いんだよな……酒飲みには海鮮好きが多い気がしますし、日本国内に限って言えば旅先で美味いものも圧倒的に海鮮だと思うので……いやもちろん海鮮は好きなんだけど、私が好きなのはかなり魚なんだろうなと思う。

人生初といえばシーシャも初体験して来ました。いままで、興味はあったけどひとりで行く勇気はないし付き合ってくれそうなおともだちの心当たりもないしそもそもお店も知らないしなぁ……で機会を作れなかったので、誘ってくれて大感謝すぎる。楽しい体験でした。私は煙草も吸わないんだけど、シーシャ吸ってると煙草吸う人の気持ちがなんかちょっとだけわかる気がして、いや実際はぜんぜん違うのかもしれませんが、おなかはいっぱいで、飲みものも別にもういらなくて、でももうすこしだけ連れとゆっくりおしゃべりしたいときとか、たぶんひとりでぼんやりしたり本読んだりしたいけどちょっとだけ口さみしいみたいな気持ちの時にも、無意識に口に含むものとして、味(あるいは香り)のある煙というのは想像以上にかなりちょうどいいものという感じがした。

これは余談ですが推しのおともだちが配信で推しをシーシャバーに連れて行ったときの話をしていたことがあり「あの人煙吸うのめっちゃ下手でおもしろかったんだよな、ずっとむせてて」みたいに言われてて、私はそのエピソードがかなり好きなんですけど実際自分で体験しながら「これで……むせる……?」と不思議な気持ちになっていた。たしかにちょっと深く吸おうとするというか、肺の方まで吸い込もうとすると、時々のどに引っかかるような感じになることもあって、もしかしたら本来はそうやって深く吸引して楽しむためのものかもしれないのですが、普通に煙を口に含んで吐き出すだけでも楽しかったしその範囲だとむせることはないかな……と思いました。今回はフルーツ系で作ってもらったんだけど、ミントとかスパイス系でも試してみたかったかもしれません。電子シーシャでミントとかはわりとあるんですよね。ちょっと気になってしまう。


ところで今回同行してくれたともだちは、俳句をやる人で、かつ二次創作同人誌を作る人なのですが、だからあちこちでちょくちょく俳句の話をしてくれて、深夜にシーシャを吸いながらずっと二次創作同人誌の話をしていたんですけど、彼女はたぶん二次創作同人誌は論文タイプの子で、ひとつのジャンル、ひとつのカップリングのなかで自分にとっての「解」になる話をかけたらそのカップリングはもう終わり、という感じでどんどん次に進んでいくという話をしていて、実は地元のともだちにもそういう子はいるんだけど、私はひとつのジャンルに結構長く居座ってそれなりに数を書くタイプだったと思うので、そういうのってなんかかっこいいよなぁと聞くたびに思ってるんですね。

でもたくさん書いてても結局書きたい関係とか書きたい部分とか(その子はトロって読んでましたが)ってあんまりぶれないというか、最終的にひとつしかないよなぁみたいなことも考えていて、その夜もそんな話もしたような気はするのですが、この日記を書きながら思い出しつつ改めて考えて、私はその解を導き出すための試算というか、いわゆる解法の部分を繰り返し計算しながら検討していた感じなのかなぁという気がしています。答案用紙に書く解法の部分を散々こねくり回して、その過程を都度人にお見せしてはいたんだけれど、たぶんいざ解が出たらその解を改めて作品にすることにはあんまり興味がないんだと思う。これが解だ!みたいなものを見出してから書きはじめた話を完成させたことがない可能性すらある。自分のなかで結論出たらそれで満足しちゃうんだろうな。

あと自分が書いた話の意図とかポイントとかをめちゃくちゃはっきり言語できることに単純に驚嘆していたみたいな部分もあって、これはむしろ性格とか創作スタンスの部分の違いであって「俳句をやる人だから」という括りはあまりにも乱暴かつ失礼なのかもしれないんだけど、私はそれを聞きながらずっと、さすが俳句をやる人だ……みたいに思っていたのでした。詩歌って感性のものみたいにも捉えられがちな気がするけど、俳句は特に定型詩のなかでもひときわルールの多い、縛りの強い形式のものだからこそ、作品の意図を論理的かつ明確に計算して組み上げられる人のほうが適性があるんだろうなぁという気持ちが私のなかにはずっとあるので……。私は定型詩を作れる人に憧れているのだなぁ、とその話を聞きながら改めてしみじみしていた。まあ本当に憧れてるならうだうだ言ってないで作れよ、が正解だとは思うんですけどね。難しいですね……。


というわけで長い長い1日目の記録。ちなみに2日目はほぼ花見です。一日中天気もよくてまじで花見には最高の日でした。楽しかった!