というイベントのチラシをなんばの駅で見かけて、おもしろそうだなーと思ってしまったので行ってきました。高野山、のふもとまで。

ジャパンコーヒーフェスティバル、という催しは、2016年から開催されているコーヒーのお祭りで、日本全国の土地でその土地にまつわるコーヒーを飲み比べて楽しもう、というイベントのようです。日本全国、といいつつも過去の開催会場を見る限り基本的には関西圏、というか近畿圏内がほとんどで、大阪のコーヒー屋さんがメインで運営されているのかな? 高野山での開催は毎年おおむね春と秋、今回で13回目の開催とのことなのでけっこう定番の開催地らしく、コーヒーを淹れてもらう合間にお話などを聞いている限り、出店者さんも参加者さんも何度も参加している人が多そうでした。私は初参加。というかそんなイベントがこんな身近で何回も開催されていたのも知らなかったよ……。
マイカップやタンブラーを持参すると注いでもらえるコーヒーの量が増えます、みたいに書かれていて、実際マイカップ持参の人もそうとうお見かけしたんですけど、手ぶらで行っても基本1杯100ml、参加者には3杯分のコーヒーチケットが配られるのでおおむね300mlのコーヒーを1日に摂取せねばならない、そこそこにカフェイン耐性のあるおともだちしか誘えないイベントです。幸い声をかけたおともだちは毎日わりとがぶがぶコーヒーを飲むので大丈夫!とのことだったので、おかわりチケットも購入して最終的には6店舗分のコーヒーを飲んできた。なんなら私は会場に到着する前に乗換駅で喫茶店に立ち寄ったのでプラスでもう1杯飲んでいる(なんでコーヒーを飲みに行くのにコーヒーを飲んでから行ったんですか? だっておおむねこんなことでもないと行く機会のない駅になんか気になるレトロ喫茶店があったので……)
移動時間などでちょくちょく間を空けつつだったとはいえさすがにカフェイン取りすぎたとは思うのですが、おいしかったし、結構明確に味の違いも感じられておもしろかったです。全体的にくせのない、飲みやすくてまろやかなコーヒーが多かったなーとも思うけど、これは淹れ方もあるのかも。出店してるコーヒー屋さんの人が、淹れながら「今回イベントだからすごく丁寧な淹れ方をしていますけど、家だとこんなにゆっくり淹れないですね」みたいな話をしていたりもして、そういうのもたのしかった。そしてまろやかだなーとか口当たりいいなーと思うコーヒーが多かった分、飲めば飲むほど、普段自分で淹れるコーヒーは明確にとげとげしいことが多いな……という気持ちになったし、淹れ方もやはり雑やね……にはなりました。おいしいコーヒー淹れたい。まずは丁寧にやるところからはじめたほうがいいと思います……来週末は丁寧にがんばろう……。
これはかなりこちらの事情なんだけど、今回帰りの時間が決まっていて動かせなかった&電車で各店舗を回る前提のイベントなのにその電車がおおむね1時間に1〜2本しかない&運命のコーヒーチケットというシステムがあるので当日立ち寄る駅を事前に全部は決めていけない、という、結構スケジュールを組むのが難しいイベントでもあったので、最終的にあれが一番好みだったな、みたいなところがあっても再訪できなかったりもしたんですけど(でも実店舗があるお店はパンフレットにそのお店の情報もあるので、後々イベントと関係なく足を運ぶことはできます、行けなかったところも含めて気になるお店いくつかあるので、またのんびりお出かけするのもいいかもしれないなー、と今は思っている) 本当はもっと時間を気にせず、ゆっくりゆっくり淹れてもらったコーヒーを時間を忘れてのんびり楽しむ、という方がイベントの趣旨には沿っていたのかもしれませんし、実際会場が用意されていた場所はどの駅も、のんびりしようと思えばいくらでもできる、という環境だった気がします。

受付は九度山という駅で、年季の入った木造の駅舎が雰囲気良くておしゃれで素敵だった。スタート地点だけあって人がものすごく多かったので写真は全然撮れなかったけど。

会場になっていた沿線は「こうや花鉄道」という呼び名もあるらしく、ホームや駅舎の周りに色んな花が植えられたりもしていて可愛かった。そしてほとんどがこういうレトロな木造駅舎の無人駅だったにもかかわらずイベント用の周遊切符がQRコード仕様で、すべての駅の改札がQR対応だったの、なにげにすげえな、と思いました……高野山、という観光地の底力を感じてしまった……。

季節的にはまだ緑が濃くて、私はなんかこれお出かけするたびに言ってる気がするんだけど信じられないぐらい天気も良くて、山の方に行くからそろそろ寒いかもしれないし……とちょっとあったかい格好を意識して行ったから全然暑くて困りましたが推しはカラーリング的にお天気のほうが映えるのでまあよし(この日記には脈絡なくぬいの写真が登場します)

日射しを浴びてやたらと輝く推し。

駅によってはコーヒーだけでなく軽食などのイベント出展も併設されている会場があったのですが、パンや焼き菓子だけでなく生ケーキのご用意があるところもあり、これはびっくりしすぎて思わず買ってしまった無花果と和梨のショートケーキ。写真ではわかりにくいけどこれ、ぜんせんテラス席みたいな野外でおいしい空気を堪能しながらいただいています。おいしかった。

古い幼稚園の建物をそのまま利用したカフェがあり、

廃校になった小学校をそのまま利用したカフェもあります。久々に見た小学校の机とか椅子とか黒板とか、なんか懐かしくて楽しかったな。



神社の境内でもコーヒーが飲める。ここ風も気持ちよくて一番のんびりと穏やかでよかったです。普段からコーヒー屋さんがある場所ではないはずなので、イベントだからこその環境という意味では一番良かったかもしれない。コーヒーもおいしかったし。

でも駅までの道は険しい。大体の会場が、駅から5〜15分結構な傾斜を歩かねばたどり着けない場所にあったので、はからずもかなり運動になりました。絶対車のほうが楽だろうなぁという気持ちと、でもこんな道を運転するのちょっと想像するだけで怖すぎるよなの気持ちが同時に存在した……。

写真振り返ってると肝心のコーヒーの写真あんまり撮ってないな、これは終点の極楽橋で引き換えたコーヒーを片手にそのまま乗り込んだ帰りの観光列車での写真。なんばから極楽橋までは、普通の電車や特急のほかに「GRAN天空」というちょっとラグジュアリーな観光列車も走っていて、私は観光列車が好きなのでいつか乗ってみたいなーと思っていたので、せっかくの機会だし、と勢いで帰路のみこの観光列車を取っていたのでした。というか帰路しか取れなかった。帰りの時間を絶対ずらせない理由はこれだったんだけど、山道をそこそこ歩いた帰り道だったので、結果的に確定で広々した座席でくつろいで帰れるというのは精神的にもかなりよかったです。旅行で移動にコストをかけるなら断然帰りがいいと思う。

人多いし時間にも追われていたし、であんまりゆっくりできなかったけど極楽橋の駅舎もきれいだった。本当はどうせならちらっとだけでも高野山駅を見てみたい気持ちもあったのですが(極楽橋〜高野山はケーブルカーなので、せっかくならまあ乗りたいよなという気持ちはあった)結構ちゃんと時間がなくて立ち寄れず、本当に高野山の麓まで行って引き返す旅になりました。でも高野山はたどり着いてからも結構広いし、バスを駆使して一日とかかけて観光するような場所だと思うので、ちゃんと高野山を目的地として行く日のために取っておいてもいいのかもな。
ちなみにケーブルカーの乗り場に向かっていたのは外国のお客さんが圧倒的に多くて、なんか、和歌山は観光産業苦戦している土地かなと勝手に思っていたので、ちゃんと人気の観光地だ……とびっくりしていた。新幹線の止まらない駅、外国の方にとってはアクセス難しいと思っていたけど、確かに伊丹からも関空からもなんばへのアクセスは簡単だし、そこから特急一本で向かえると考えるとかなり気楽に向かえる場所なのかも。

観光列車なので当然(?)ビールも飲みます。高野槙を使ったという高野山のビールは、ちょっとハーブっぽい後味があってすっきりしていて、私は好きだしおいしかったけど若干好みは分かれるかも。

車窓の推し。なんせなんばまで行く路線のため、全行程の半分ぐらいは大阪の街中を走っていて、そういう意味であんまり観光列車らしくはないのかもしれません。でも車内がきれいで号車ごとにかなり内装の雰囲気も違ったり、観光列車らしい楽しみとのんびり感があって良かった。もはや私は観光列車という空間が好きなだけかもしれない。
思いつきと勢いだけで実行した週末日帰りプチ旅行でしたが、楽しかったし行ってよかったな、と思います。がっつり旅行はもちろん楽しいけど、これぐらいの気軽さのお出かけももうちょっと頻繁にできたらいいなぁ。お気軽圏内で今かなり行きたいのは新神戸から最短徒歩五分でたどり着けるという布引の滝で、これはどうせなら紅葉の時期ぐらいに行きたいなーとか思ってはいるのですが、さすがにアクセス良好すぎてめっちゃ人多かったりするのかな? こう、未知です……でも行きたい。