秋の吉野に行ってきました。吉野自体は昔桜の季節に行ったことあったので二回目かな? 奈良市内の方はめちゃくちゃ好きな時期があって毎年梅と正倉院宝物展の季節に欠かさず行ったりしていたのですが、イベントその他でオタク遠征するようになってからは日帰りできる近畿圏内に遊びに行くこと本当になくなった気がします。コロナもあったし。
でも今回は、吉野が目的というよりは吉野に行くための電車に乗るのが目的みたいなとこが半分ぐらいありまして。大阪の阿部野橋と奈良の吉野を繋ぐ特急に「青の交響曲」という特別車両があるんですけど、全席指定で普通の二列シート(これも普通の電車とか新幹線に比べるとめちゃめちゃゆったりしている! たぶんグリーン席ぐらいかなと思う…けどグリーン席の記憶あまりにも遥か彼方だからわかんないな…)の他にテーブル備えつけのツイン席とボックス席があって、車内バーラウンジでいろんな奈良の名物を販売してて、のんびりそれを楽しみながら目的地までたどり着けますよ、というやつで、前から一度乗ってみたいと話していたので頑張って予約を取りました。これが大変良かった。

ツイン席からの車窓の風景。このランプっぽいのとかすごくかわいい。移動にコストをかけられるのって大人になったなぁと感じられてすごくいいなと思います。いや、いかに旅費を安く上げるかを考えるのもいまだにすごくたのしいんだけど。
この列車、予約できるのが一ヶ月前からなんですけど、最初の候補日の一ヶ月前は余裕の気持ちで休憩時間に予約サイトにアクセスしたらもう全然座席が残っていなかった。私の休憩時間が遅いのもあるんですけど(だいたい十四時ぐらいに入れるかな、という感じなので)それにしたってそんなにすぐに…?て戸惑って、結局仕事中に私用携帯取り出しておもむろに予約を取る女になってしまった。あんまり忙しくない時期だったからよかったんですが、なんか、思いのほか人気コンテンツなんだなぁと正直ちょっとびっくりした。
移動手段の確保の段階でそんな感じだったので、現地も混み合ってるのかなぁとちょっと身構えてたのですがそこは全然心配ないのもよかったです。なんだかすごくのんびりしていた。たぶん有名なんだろうな、みたいなごはん屋さんはお昼ちょっと列できたりもしてたんですけど、基本的にはどの店もするっと入れたしくず餅も食べられました。

おいしかったからあちこちのSNSに貼っちゃう秋冬限定炊きたてくず餅。くず餅って基本寒天と同じジャンルの、つるんとつめたく冷やした食べ物のイメージがあったのでなんか、湯気のたつくず餅がそもそもめちゃくちゃ新鮮でした。そして炊きたてのくず餅は餅でした。そうだなくず餅、餅…だもんな…てなった。京都のほう行くとできたてわらび餅のお店とかあるけどできたてわらびもやっぱり餅なのかな…でも出来立てでもわらび餅は冷やしているイメージがある。今度食べに行ってみたいです。
あとこのお店でお土産に葛湯も買ったんですが(私は葛湯が地味にすごく好きです)作り方の説明に「お湯を減らして作るとくず餅になります」てあってなるほど!?て思ってしまった。炊きたてくず餅、お家で作れる可能性がある。なんなら桜の葛湯を買ったので桜くず餅がお家で作れる…のでは…?(たぶん葛湯として飲むんだけれど)
紅葉にはほどよい季節だったかな、と思います。ただ吉野はどうしても桜が有名で、かつ桜の木に関して言えばもうほぼほぼ全部落葉してたんですよね、だからたぶんあのへんの裸の木は全部桜だろうねという話をしながら春の光景に思いを馳せたりもしていた。吉野の春は本当に素敵なので桜好きな人は一度見てみてほしいなと思うし私も久しぶりにまた見に行きたくなったので来年行くかもしれない。特急で片道一時間ちょっと、往復で列車を予約済だったので現地での自由時間は四時間半ぐらいかな? だったんですけど、時間的にもちょうどよく楽しい日帰りの旅でした。

これは上千本の水分神社、吉野はざっくり下千本、中千本、上千本、奥千本の四エリアに分かれていて、中千本までは参道沿いにお店も色々あってまあちょっと静かではあるが観光地!という感じなのですが、そこから上千本に向かう道が完全に山道、というか舗装はちゃんとされてるから山道ではないんですけどなにもないうえにかなりえげつない登り坂です。昔行ったときはひとりだったこともあり、あまりにこの先になにかある気配がなさすぎて不安になって途中で引き返したのでここは今回はじめてたどり着けたんですけど、すごくこじんまりした神社ではあるのですがすごく雰囲気がよくてしんとしていて、頑張って行ってよかった。そして同行者がいるって心強い。でもさすがに奥千本は無理だねって引き返しちゃったのでからだがなるべく元気なうちに奥千本リベンジ果たしたいかもしれません。バスを使えという話かな。これもどうせなら春かなぁ。