タイトルのない話

satton
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どうしても今残しておきたくてパソコン開けた。

めちゃくちゃ正直にこれまでを言語化したくなった。なぜか今日。

10~20代、本当にしんどかった。

なにがって生きる意味がわからなかった。いなくなりたいというより、世の中の構造が生き辛くて、一方で趣味に没頭しているときは楽で、でもそれが終われば嫌な現実。

やりたいこともこうなりたい自分もない。自分が嫌い。

でも生きていくために、周りから可哀そうと思われないために、いなくなる勇気なんてなかったから、どうにか日々を過ごしてた。

自分を偽って無理して頑張って、そうすれば求められて

でもいつかその仮面がはがれた時

「無理して入った」

「できそうだから入った」

場所だったからがっかりされてそれが辛くて受け入れられなくて続かなくて、その場所から離れて

あ、私ってなんも継続できないんだな、そういう人なんだな~って失敗を紐づけてひとまとめにして自分で自分に「できない」レッテル貼って

ただ昔から、傍にいてくれる人たちのことをすごく大切に思って、大切にしていた。それだけが自分の好きなところだったくらい。結果どうなろうとも、本当に人とはいつも向き合いきってきた。

友人はずーっと支えで、拠り所で。

そして夫に出会って、狼狽してる私をなだめてくれて。

大切な人達の拠り所になれているのも本当にうれしかった。

そんな時に前の職場で仕事をできたことは1つのターニングポイントだった。

この職場では、今までにないような人との繋がりを作ることができた。どん底で社会復帰が怖くてなにもできないと思ってた私に「こんなことができる」って教えてくれたような。

そこで1年ちょっとだったけど、一緒に仕事した上司に感化された。弱くもあるんだけど逃げない人だった。そういう姿勢にすごくグッと来た。

上司だからってなんでもできなきゃだめとか、そういうことじゃない。もちろん立場は大切だけどそれよりも大切なのは、今自分がなにができるかを最大限考えて逃げないことだなって。ちゃんと生きていくために立ち回りも上手かったし、そういうしたたかなところも大切だと学んだ。

この人を頼りないという同僚もいたが、私は今も尊敬している。

そして一緒に仕事をした後輩。

若いのに責任感が強く、仕事も上手にこなしていた。でもまじめすぎるがゆえに、柔軟になれなくて苦しんでいたのを近くで見ていた。すごくわかるなって思っていたし、正義感が強いことはとても良いことなのに、ずるさや余白に耐えきれなかったんだと思う。

私は彼女のことが好きだったし、彼女も慕ってくれていて

「先輩だったらこんなときどうするかなって考えながら仕事してました」って

最後言葉をくれて、心底うれしくてああ頑張ってきて本当に良かったと思った。

かつ、この職場で福祉関係の仕事に携わったこと、そして自分の体へのコンプレックスに向き合ったタイミングがたまたま同じだった。

そこで最初は「もっときれいに服が着たい」から始めたダイエットが、いつの間にか健康のため、もっと言えば体の健康が心の健康にもつながっていることに気付いて。

自分の体を整えることって、こんなに大切なことなの?!ってびっくりした。

ポジティブになっていったし、みるみる見た目も変わっていったし、好きな服も着れるようになって自信にも繋がった。

それが昔持っていた虚勢をはっていたようなプライドじみたものではなくて

自分が自分に納得している、という自信。

そこから「人の健康に携わりたい」って気持ちが湧いて。

そして出会った恩師に昔からやりたかった仕事の話を漏らした時に

「今、その仕事をやる準備ができたってことなんじゃないの?」と言われハッとして

昔からの夢に向かうために、勉強をしながら就活を始め

かつ、ずっと取り残してきた自分の過去と向き合ったのが

2023年。

人生の中でもこれ以上にないターニングポイントだった。「自分が変わっていくときは周囲とも衝突が生まれて、人が離れていく」というのもしっかり経験した。

人が大切だからこそめっちゃしんどかったのに、変な言葉だけど経験できてよかった。自分を大切にできたことでもある。

勉強は難しかったし、経験値は少ないし、ガンガン落とされるし。そらそう。

きつかった。だからこそ一皮むけた大きくなれた気がする。ちょっとやそっとのことでへこたれてたまるか。負けねえぞって気持ち。

つい弱気になっても、「これがやりたい」「ここを目指したい」があることにすごく救われた。

そんで自分の好きなことを勉強するって初めての経験でワクワクしてたし、どんなにしんどくてもやりたいことに繋がっていると思うとそれすら「自分やってんな~」と悦に浸れたりもした。大変だったけどww

そして「過去と向き合う」

これはめっちゃ難しかった。結局今も向き合ってはいる。んだと思う。

ただ、去年自分の感情を人にきちんと向き合ってもらうこと。過去にあったできごとを言語化しどれだけしんどくても逃げないこと。これをやってみたら、しんどさと同時に結構頭の中が整理されたようにも感じた。面白い。

現実も過去も何一つ変わってないのに。向き合うことから逃げない、そして「どうせ解決しない」って決めつけないことがどれだけ大切なのかがわかった。

たまたま見つけた同じ経験をした人の本にも救われた。書いてることに対してわかるなって気持ちと、そっかそう思ってたんだな自分って気持ちと。腑に落ちた感じで。その本を身近な人が一緒に読んでくれて

「(私が)どんな気持ちなのか、より分かったきがする」

と言ってくれたことは、信じられないほど嬉しくて大切な出来事になった。

忘れてはいけないし、許してはいけないから、もはや禊なんだけど。引き連れていくことの覚悟じみたものの土台ができたんだと思う。

ここと向き合うことは、自分を理解して「自分になる」ことでもあった気がする。

自信が芽生えてきたからこそ、自分なら夢をもう一度引き寄せることができるって信じられたし、過去と向き合っていくことで自分を理解していくってことだったように思う。今思えばだけど。

努力を続けながら、取りとめのない答えのない問題を考えてはやめて、考えてはやめて。そんな1年。めっちゃ大切な年だった。つづく