健康診断に行ってきました。6月末に退職するのに、どさくさに紛れて受けることにしました。弊社の健康診断はまぁまぁ充実していて、毎年何らかオプションが付されています。今年は胃腸に着目し始めたのか、ピロリ菌やら胃カメラやら検便やらが受けられてお得な感じでした。(法定確か四十歳だったような気がします、念のために申し上げますと、沢村はまだまだ四十歳にはなりません)(もしかするとまだまだとか言ってられないかもしれません)。
初めて覚醒状態で胃カメラを受けたのですが、まぁまぁキツかったですね。弛緩剤? ってすごいなと思いました。いつもは大腸とセットで受けているので、上から下から突っ込まれているのですが、薬があるから耐えられていたのですね。私は調子に乗っていました。口元に添えられた桶にダバッダバによだれを垂れ流し、オエオエズビズビ鼻水を撒き散らす私を、看護師さんは「上手上手♩」と優しくトントンしてくれました。トントンってマジですごくて、娘が私にトントンを求める気持ちがよくわかりました。
ところで気になったのですが、向かいのベッドでお爺さんが胃カメラに挑戦し、ダメ出しを受けまくっていたんですよね。看護師さんって、私がお爺さんでも背中トントンしてくれるんかな。看護師さんたち、私がもし何らかの魔法にかけられて見るも無惨なおじさんになっても優しくして欲しいです。採血の時も、「針怖い? チックンするよ♩」って優しく言って欲しいです。
さて、胃カメラは待機時間が長く、本を読むつもりがダラダラとXを見てしまいました。(最近の沢村はドーパミン中毒になっていて、とても良くない、ということは置いておきましょう)。Xで見たのは、ペコちゃんの発言についての様々な意見でした。
まず沢村はペコちゃんのことが結構好きで、インスタとか見てます。明るくて優しくて可愛い女の子って素敵です。友人と話題が合わない時どうする? という問いに対し、友達によって話すことを変えれば関係性は途切れない、みたいな発言をして、それが賞賛されていたり、いやいや〜と言われていたりしたようでした。
最初私はうんうん、そうだよね。「その相手」と重なり合う話をすればいいよねーと同意していて、基本的にそのスタンスは変わらないのですが、「わかる! 子供がいない友達には子供の話しない!」とか、「結婚していない人には夫の話しない! それが気遣い」だとかの意見が、もはやペコちゃんの発言の文脈から離れて盛り上がっていて、少し考えごとが始まりました。要は待ち時間が長かったわけですね。
私は無頓着自己開示野郎で、家庭の話も趣味の話も仕事の話も満遍なくします。うんこが止まらないことだって、平然と日記に書きます。相手の属性で手数を変えるということがないわけではないですが、そこまで気を遣うこともありません。もちろん、例えば「不妊治療中の友達に対して、『子供は可愛いよ』と言う」とか、「会社が潰れて困っている人に、『大変だね、うちはボーナス1000万円(そんなわけない)だよ』と言う」とか、「目が小さくて整形するくらい悩んでいる人に対して、『目が大きくても困るよ〜』と言う」とか、そういうことはしないように気をつけています。でも、してるかもしれない。
こと、女の友情はライフイベントで崩れていくという言説は根強く、実際社会人女性は子供がいるかどうかでライフスタイルが結構変わるため、予定を合わせようとすると結構大変ではあります。まぁでも、この時代、喋れんことはないし、数年話をしないからといって友情が崩壊するというわけでもないでしょう。(連絡はきっと昔より取りやすい)。
うーん、なんというかですね、子供がいるのはどうしようもなく事実だし、でも単に事実だと思うんですよね。別に子供がいるから偉いとか、逆につまらない人間に成り下がるというわけでもないのかなと。そもそも「子供」とか「結婚」だけが分岐点か? 趣味のあるなしとか、性格の合う合わないとか、仕事の状況とか、色々あるじゃないですか? それなのに子供の話だけしたらいけないのか? 私○○で働いてて、とか、あるいは今週5で働いてて、とかも、場合によってはNGテーマでしょうし。いやもはや、そんなこと言い出したら地味顔の前を美人が歩くだけであれじゃん。貧乳の前を巨乳が通るだけであれじゃん。大切なのは「違う」部分を削ぎ落とすことじゃなくて、「違う」けど一緒に話したり、楽しんだり、「違う」からへぇ! ってなったり、「そりゃ大変だね」ってなることなんじゃあないか。(なお沢村にはスッゲェ巨乳の友達がいて、私が妊娠中「階段が怖い、足元が見えない」と言ったら鼻で笑われました。なんと彼女は元々胸がデカ過ぎて歩く時足元が見えないらしく、妊娠しても階段をスタタタターと降りており、「おおおおおおお」となりました。そうなんだ!?!?!?! 巨乳って、妊娠しても視界変わらないんだ!?!?!?!)
勿論、誰ともそういうテーマを話したくない! 触れたくない! という時期とか状況とかはあると思っています。病気とかね、事故とかね、非常に深刻な話。一般的なテーマがその人にとっては深刻なこともあるから、これまた難しいところではあるのですが、「別におおごとにしないでそのまま語る」方向の距離の取り方というか、向き合い方というのもあるというか。まぁそれも、グラグラ揺れる自意識を繋ぎ止めて置けるという前提が必要かもしれないのですが……
「お前は結構マジョリティだからこの感覚わからないんだよ」と言われそうな気もしますが、私にだって色々あるような、ないような。そもそもこんなにとうとうとつらつらと文章を書き散らす人間がマジョリティ中のマジョリティなわけもなく、ついでに言うならばこの若さで食道ヘルニアと胃粘膜下腫瘍を抱えていて毎年唾液まみれになることが確定している人間なので、許してください。そうだよ、全て気遣えと言うのなら、私の前でカツカレーを食うなよ。(怒りません、何なら私も食べてのたうち回ることをお許しください)。
うーん、極論私は寂しいのかもしれません。共通項がなくても、友達でいて欲しいんですよ。私と貴方、例え今度カップリングを違えても、創作に傾ける熱意が下がったとしても、重なり合う日常がなくても、お互いの考えていることに「へぇー」って言い合いましょう。
てな感じで、これを読んでいる人の中に、もし健康診断の時に看護師さんに優しくしてもらえないおじさんがいたとしても、まぁ、許してくださいよ。
私はいつも優しくしてもらえるけどね!!!(前言?)