バナナブレッドとか

sayuk
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公開:2024/11/12

今だとたぶん「コスパよく正しい>コスパよく間違う>愚直で正しい>愚直に間違う」くらいのランキングなのだと思うけど、自分は愚直にまちがい続けることの方に興味がある(これはバナナブレッドに対するまえからの感想)

バナナブレッド、ひとは人生のあいだずっとなにかを怖がり続けざるをえないのだけど、なんだか分からないものを怖がり続ける時期から、自分で向かうことを選んだもの(少なくとも向かわざるを得ないと諦めたもの)に向かって怖がる時期への移行を思春期とか呼ぶ、みたいな話でもあるのかもと今さら思った(すでに誰か書いてそうだし読んでて忘れてるのかもだけど)

というのはいま読んでる新井素子『絶対猫から動かない』にちょうどこういう話が出てきて、バナナブレッドだ! と思ってしまったからで。『絶対猫から動かない』、「五十代の『いつ猫』をやってみませんか?」と編集者に依頼されたという話からしてすごい小説だ…。

ツイートまとめ

せっかくなので自分のツイート検索で出てきたの転記

今さらの話かもだけど『ゆりあ先生の赤い糸』7巻の「もつれた糸がほどけてーー落ちつくところに落ちつきますように」って、『バナナブレッドのプティング』の「だれかもつれた糸をヒュッと引き 奇妙でかみあわない人物たちをすべらかで自然な位置にたたせてはくれぬものだろうか」を参照してるのでは

『万事快調』、「男として生きながらも『バナナブレッドのプティング』を本質的に理解することのできる数少ない人間のひとり」ってフレーズが出てきてヒェッとなった

今日あま。「大丈夫って4回も打つって大丈夫じゃない証拠だよ」、『バナナブレッドのプティング』思い出しますね。「追伸 ほんとうにわたしは大じょうぶです」(※2013/7/1放送の「あまちゃん」)

『しあわせなんて、なければいいのに。』(明日で無料配信が終わっちゃう…)、『少年は荒野をめざす』や『バナナブレッドのプティング』あたり好きな感覚も思い出したのでおすすめです。初対面の子に誘われる読書会、「わたしはきみを信じない」、廃材で作る秘密基地、海へ向かう五人の少女…。

セブンティーンの久保史緒里さんと小坂菜緒さん(坂道姉妹…?)の新連載、初回が「マンガ交換女子会」ってなってて、セブンティーンコミックスといえば『バナナブレッドのプティング』!と思ったけどそういうわけではなかった