随分前だけど、ネトフリで「あいの里」を観た。その時に、精神科医の方が、コンビニでバイトしている女性に言ってた事が、とても腑に落ちた。
「お客様とは、お金という対価を払ってくれる人。貴女にお金を払ってくれてるのは誰ですか?コンビニで買い物してくれる人ではないですよね?」なるほど~って思った。労働者にとってのお客とは雇用主な訳だ。雇用主が喜んでくれるように仕事をすることの中に、お店のお客様の対応をつつがなくこなすという項目があるという訳だ。
数年前に、脱サラした弟に、この話をした。サラリーマンだった時に、営業先で出会う顧客は、あくまでも会社というフィルターを通した上でのお付き合いだ。今、弟は、自分の会社で自分を雇っているという状況。そうすると、やっと本質的に、顧客と直に向き合って取引をしていることになる。同じサービスを提供、営業するにしても真意の伝わり方が違うように思う。