原子爆弾が落ちた日です
長崎ではこの日は登校日です、子供たちは夏休み中ですが、学校に集まります
なので、他の県の子らより登校日が1日多いのかな?よく分かってない
体育館には被曝関連の写真がずらーっと張り出されて並び、それを見ながら戦争の悲惨さを学習します
これらは、子供たちの悪ふざけの標的となってもおかしくない対象です、子供って容赦なく無邪気なので
けど、何故か被曝関連だけは誰もネタにしてませんでした、これだけはふざけてはいけない、と暗黙的に分かっていた感じです
平和学習は続き、被爆者が呼ばれて、皆で被爆体験を聞きます
私も被曝3世です、おばあちゃんは中学生時代に長崎市内で被爆した被爆者です
語り部として色んな学校を回っていました
94歳でまだ元気なんですけどね、貴重な方です
11時2分、原爆が落ちた時刻になると、県内全域でサイレンが鳴り響きます
黙祷をして、登校日は終わりです
子供なので早く帰りたい思いはあるんですが、それでもなんか、この日だけはしっかり向き合わなきゃ、という気持ちがあった記憶です
この過ごし方って当たり前だと思ってました、けどそんな訳ないんですよね、県外の人に話して驚かれました
街が悲哀に満ちるこの日の感覚を、県外に出た今でも忘れることができません