交差

sei
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あなたと共に歩くことはできないけれど、あなたの行く末を案じています。やがてすべての関係がそんな距離になって、縁側でお茶を飲んで、穏やかな時間となるように。

人生を折り返すにはまだ早いと思っているけれど、過去の自分に想いを馳せます。たくさんの良し悪しに囲まれて、でも後悔するつもりはなくて、少し遠まきに眺めています。

無くしてしまって、そのまま生きて、無くしたことをなくせない。色がついて、皺がついて、ならざる何かになってしまう。ままならないことばかりが糸のように絡んで、今日も足がもつれている。