靴下

sei
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出かけるときは小雨だったのに、気付けば嵐のように横から叩く雨に変わっていて靴下は死んでしまった。

靴下が死んでもお昼ごはんは美味しいし、食べ終わった頃には一転して晴れていた。無駄死にだった。

危ぶまれた野外イベントは無事に開催されて、悴んだ指で拍手をしながら空を眺めたら星がよく見えた。すっかり冬だ。