綺麗なもの、好きなものだけを、集めて。かざってそんな空間を、小説に求めているところは、無きにしも非ず、かもしれない。この場所もおなじ。しずかで、ほんのりとやさしくてあたたかい。すべてを、受け入れてくれる。わたしが、わたしでいられる場所。なんでも、話せる。ゆるされる場所。ゆっくり、深呼吸をして瞳を閉じて、選んだ言葉をひとつ、ひとつ、載せていく。淡い光が射していて、ほの暗くてはだかで過ごせそうな、場所。ひとりごと小説静謐𝓓𝓲𝓪𝓻𝔂