2024年1月16日

静謐
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いま、外は晴れている。

空が晴れていると、暖房をつけていなくても、部屋があたたかく感じられる。

多少空気が冷えていても、気にならない。

晴れてくれて、よかった。

こんなことも、きっと、忘れていく。

日々のなにげないことを、静かに、優しく、書き留めるかのように、小説を書きたい。

なかなか、上手くいかないけど。

読み返した時、当時のことを思い出せたらいい。

思い出せないなら、せめて優しい気持ちになればいい。

穏やかに過去を思えたらいい。

 

少し古くなった納豆に、煮干ラーメンのタレを入れて食べてみたら

なぜか、香水のような香りがして

気持ち悪くなったけど、食べきった。

あれは、なんだったんだろう。

 

お母さんが炊いてくれるお米のほうが、美味しい。

なにが、そんなに違うのかな……

お母さんの手料理は、お母さんが生きているうちにしか、食べることはできない。

そんなことも、ここ近年は思うようになった。

「いつまでこうしていられるんだろうね」と、静かに、そしておだやかに寄り添う。

ママと、そんなふうに、時を過ごしたい。

小説でも書きたいな……

「いつまで、こうしていられるんだろうね」

この言葉には、わずかな哀愁も含まれてる。

「いつまでも、こうしていたいね」という、気持ちと

静かな、切なさ。

@seihitu
𝓓𝓲𝓪𝓻𝔂