朝10時過ぎ。いつもであればとても起きられない時間に家族に起こされて、もそもそ朝食を食べ、着替える。最近は外出を極力控えているので、着替えが2パターンくらいしかない。おかげで早く身支度がすむ。いつもならする化粧もせず、電車に乗って心療内科に向かう。
結果から言えば、少なくとも1ヶ月の休職をするようにと言われた。「しっかり鬱だね」と主治医に言われて、ほっとした自分がいた。カウンセリングでは、「具合が悪くなると、心と体が分離するんです。心はまだできるよ、とか言ったり、焦ったりするけど、疲れたなとか眠いなとか体のシグナルを聞いてあげて。たくさんご飯を食べてたくさん寝てください」と言われた。なるほど。
こうして図らずも、27歳最後の1ヶ月を休職して過ごすことになった。不安はある。こんな調子で28歳に突入して大丈夫なのだろうか。復職はできるのだろうか。これからのキャリアどうなるのかなあ、などなど。
病院に行った帰りに、ご褒美として好物の成城石井のパッタイ(699円)を買った。帰宅してもぐもぐ食べていると、どこか安心するような味がした。たぶん本格的とは言えないのだろう、ナンプラーと、レモンの香り。しかし、まあ、とわたしは自分に言い聞かせる。そうなのだ。今のことしか考えるな。食べて寝るより仕方がない。