目覚めてからもまだ腰が痛い。心療内科の開室時間を待ってカウンセリングのキャンセルをし、整骨院の開室時間を待って予約を入れた。
整骨院では思いがけなく鍼治療になった。鍼治療用の専用着のようなものを着ることになったのだけど、背中は当然開くし、ブラジャーは見える。少しくたくたの下着だったので恥ずかしかったが、鍼治療の時に恥ずかしくない下着ってなんだろうか。
でもおかげでだいぶ楽になった。一応夜まで、時短とはいえ仕事もできた。
やる気はなんにも出ないので、銀だこを買って帰って食べてシャワーを食べて横になる。銀だこはあまり好きではない。明石で食べた明石焼きが食べたいなあ。なかなか東京で、しかも持ち帰りではないのだろうけど。
10時くらいに目が覚めて、スマホをぽちぽちしていたら夜のお客。つまりさびしさです。さびしいさびしい、冬の独り寝はこたえるねなんてひとりごちていたら本当に来てしまった。そういう妖怪みたい。
さびしさはさびしさなので、体温もないし、縋りつくこともできない。でも絶対にいなくならない。たとえば(ほんとうにたとえば)わたしの知らないところでパートナーを作って、ごめんねもう遊べないの、みたいなこともない。なんにもしてくれないけどね。
こういうさびしさも手伝って、みんな結婚したらするんだろうか。わたしはきっとそんな感じ。こないだの縁談は結局断ったんだけど、また別の縁談があったらわからない。そういえば、こないだかつて好きだったひとに、ストーリーの既読つけられたんだけど、あれはなんなんでしょうか。いや、ここで何も起こらないのがわたしの人生、と思いながら、すこし期待している。そのひとじゃなくても、朝起きたら、ちょっと素敵だなというひとからラブレターが届いていないでしょうか。