面白くないやつ

seiyaaa8
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寒い日が続いてますね。

風呂で書いてます。

今日は、地元のいい感じの飲み屋でお世話になってる方と飲んだ。メインテーマは、これから始まる長期的な場づくりプロジェクトに関して。とても内容的にはアツいんだけど、的をつかれてぐさりと刺さったことがある。

「真面目に考えて組み立てすぎちゃうから、面白いことができないタイプ」

おれもそうなのでお前も同じタイプだな、という文脈で話をしてくれたけど、まさにそう。おれは面白いことが大好きな割に、「息をするように面白いことをする」からは700kmくらい離れたところに立っている。

自分の周りには面白い人がとても多いし、そういう人に憧れる。うどんパフォーマー、クリエイティブ雑技団、パワーリフター、ボディビルダー、海外チャリ旅した人、フットサル選手から海外ラーメン屋を展開した人、全国行脚系の農家、いろんなひとたちがいる。

自分も、そういう生き方に憧れて、カブで日本一周、海外ひとり旅、人類の起源を辿る旅、キリマンジャロ登頂、ゲストハウス留学プロジェクト、Soft. Guest house、イベント300本以上開催、デザイナーと、いろいろやってみた。こうやって並べてみると楽しそうなことになっている。(この間、「佐藤ねじさんみたいですね!」とクリエイティブ系の人から言われてとてもテンションが上がった)

がしかし、旅についてはただやっただけで、企画についても特段捻りがあるかと言われると微妙なところ。とにかくがむしゃらにやっている感じで、世の中に新しいインパクトはなかなか現状生み出せていない。

そして今は、旅の間に蓄積したToDoの渋滞が起こり、なにも新しいものを発表できていない。(まずこれを片付けることにする)

"面白い"と自分が思えることに関わっていないと自分が保てない。ので、今年はトコトン打ち込むことにした。でも、そもそも面白いってなんだろう?

面白い!の言語化はかなりハード。あまり考えすぎちゃうと面白さは少し損なわれる気がするし...やはり面白さのひとつは「視点」の切り替えが生み出すものだと思う。

桑沢デザイン研究所という専門学校のパンフレットを取り寄せてみた。視点の切り替えにとても良い問いかけをくれそうだったから(動画で見た)。ただし、宿も始まるわけで通うのは夜間だとしても難しそうだ...。

視点の切り替えの練習としては、友達と昨年に「タダ美」というグループを始めたり、無駄の極みみたいなクリエイティブユニットを始めた。そういうところで面白さをつくる練習をして、しっかり仕事面でも斬新な視点で解決するアイデアを出して実践でも成果を残したい。

最近、奥さんが突然、東ヨーロッパにいこうかなと言い出して驚いた。この唐突な思考は、面白さの極みだと思う。論理的には導けない、直感パワー。(ぜひ気をつけて行ってきてほしい)

STUDIOデザインアワードのノミネート作品が今日発表されたけど、入選ならず。自分の作品と入選作品を見比べてみると、細かいところが、大きく違った。どれも、細部に狂気的なこだわりがある。ただひたすらに細部の技術の修行を続けようと思った。

まぁ、旅から帰って一年くらいはこんなもんだと思う。毎回、旅の時の積荷を下ろして一年くらい経ってしまう。筋トレの重量が増えていき、時間の経過を教えてくれる。

・視点の切り替え(ずらしたり、逆にしたり)

・直感パワー

・細部の狂気的なこだわり

面白い!とは、そういうものでできている気がする。

20代終盤。振り返ると、デザインを仕事にするという数年前の憧れが達成され、場づくりについてもシェアハウスやゲストハウスの構想が本格化して話がどんどん進んでいる。

やりたかったことは案外ぬるっと始まる。ただ、これは目標を掲げて周りに言いまくっていたからだと思う。30代は、どう過ごしていきたいのか?ビジョン的なものを掲げて、これからもコツコツがんばっていきたい。

面白いことをたくさん作っていきたい。