ひさびさだね。

sekig
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しずかなインターネット、だそうだ。

なんだかいい感じがする。

騒がしくて雑多で、でも尖っていたり柔らかかったりする、いろんなものがあるインターネットも好きなんだけど。…歳なのか気分なのか、たしかにこんな「無風」な場所がここちよいと感じる。ここは少し孤独で、でもどこかには繋がっていて、柔らかな無風がある。

僕がインターネットに初めて何かを書き記したのは、世代的にはちょっと遅いタイミングだった。プチ・ホームページサービスといういい具合のサービスがあって、名前もプチデンソーという会社で、素敵なハンカチーフが送られてきて。そこが自分にとっては初めての“インターネット”だった。拙い写真と、若すぎる文章を恥ずかしげもなく書いていた気がする。

プチを手掛けられた方は、とある老舗の家具屋跡取りでヒリヒリする写真サイトを持っていて。なんかそのギャップも良かった。その方が“おとな”になって始めた柔らかいブログが「デカフェ」。なんて気が利いてるんだろうと思った。自分の、なんのアテもないヒリヒリした何かも、こうやってデカフェできるのかな、とか思いながら日々を過ごしてた気がする。

あれから何年経ったかなあ。

いろんなことがあるけれど、僕はそれなりにやってるよ。