第1弾(Java/賊/太刀)

sekigoro
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長くなったので一度区切ります。まずは初期3人。関係ない自語りが多いので取捨選択してください。

Java

ジャバード→元々のジャバウォックを崩した

ヴェイグ→形容詞「曖昧な、はっきりとしない」

太古の時代、ジャバウォック欲しいよねと言う何気ない会話から生まれた存在です。不思議の国のアリスと言えばディズニーとPCゲームのアリスインナイトメアのイメージ(どちらかと言えばナイトメアの方が強い)だったためかなり難儀した記憶があります。

「人じゃないので耳は描かない」をひとつの個人的なルールとして錬成した為、現在でも彼を描くときはその条約を継続しています。

私の好きな概念として「目に映るものが必ずしも真実とは限らない」、「自分と他人が見えているものが同じとは限らない」と言うのがありまして、これは『秘密』や『暗行御史』と言う漫画作品と出会い、幼いながら感銘を受けた故であるわけです。このときに受けた感動は「愛がなければ真実は見えない」をテーマとした『うみねこのなく頃に』によってより深く私の根幹に根を張り、離れがたいものとなったのです。要は主人公には人間と映っていたが他者からは人間として映ってはいなかった、とか死ぬ直前に「見た」景色は自分を殺した犯人の顔ではなく母親の顔だったと言った具合ですね。物事や事象を一側面だけでなく多方面から見ていくことが大事であり、そうしたら見方も印象も変わっていくのだと学びました。

『秘密』に関しては内容も大変興味深く面白い作品ではありますが、ミステリーもの(科捜研に近いかな?)である為、人が死にます。具体的に言うと老若男女、子どもだろうと死にます。また虐待描写もある為、無理な人は無理だと思いますので読む場合は自身の許容範囲と相談してください。もしくは実写映画もあるのでそちらをどうぞ。漫画1〜2巻の話をしてます。1〜2巻も割と重めね話ですが映画化にあたってマイルドになってるので触りとしてはちょうど良いのではないでしょうか。

話を戻します。上記の概念を踏まえた上ででは彼は?と言う話になりますが、ひとまず現在の彼の姿は彼自身のものではないと考えて良いです。ここら辺はまだ理由を考えている途中ですが、彼が認識阻害を行なっていることにしておきます。では現在の姿は何処から発生したのか?もしかすると「ある人間を模倣した」のではないでしょうか。

これに関してはまたまたイメージした作品があるので引き続きお付き合いください。それは『チキタGUGU』と言う漫画作品です。人喰い妖怪ラー・ラム・デラルと「不味い」人間のチキタが様々な人や妖怪と出会いながら百年を目指していく話です。こちらの作中にて妖怪であるラー・ラム・デラル(後述:ラー)は熊や鳥、蛸、女性になったりなど様々な姿で登場します。妖怪だから当然では?と思われますが、作中に出てくる妖怪は姿が固定されており、変幻自在な妖怪はラーのみです。この理由に関しては物語終盤に明らかになりますが、掻い摘んで言うと「実体が無いから何にでも姿を変えられる」からです。こちらの作品もまた幼い頃に出会ったものではありますが、こうして見ると今の私のひとつの性癖の確立を担っていたのだなと感慨深いです。3つ子の魂なんとやらとは言いますが正にこういうことでしょうね。

風/火属性。無だと闇。

賊パイ

アラジンモチーフに盗賊不在は何故…と言う思いと局長や空樹さんが寮生を錬成していたのを見て楽しそ〜〜と思い錬成。ぼくのかんがえたさいきょーのりょうせい。

私は『ハムナプトラ』が幼少期より大変好きで中でも2が特に好きです。中にはご存じの方もいるかもしれませんが簡単に『ハムナプトラ』の概要をとても簡単に説明すると主人公が仲間とともに自身の完全復活を目論む古代エジプト神官と戦うって話です。エジプトなので砂漠もあるしミイラもあるし死者が復活するしでお祭り騒ぎの面白い作品です。ここで出てくる人食いスカラベは作中一の脅威です。さて、賊パイの話に戻りますが彼を作るにあってイメージとして浮かんだのがこの『ハムナプトラ2』に出てくる悪役です。作品を検索したら出てくるイムホテップ様…ではなく、イムホテップ陣営の名もなき悪役です。(確認したら名前ありました、ロックナーさんです)

彼の役回りとしては主人公の息子、アレックスの監視です。アレックスくんは2ではキーパーソンとなるキャラの為、その監視役となると必然的に出番が多くなります。中でも私がすごく好きなシーンはアレックスくんの指の間にナイフを突き刺すシーンです。このときアレックスくんは半ば興奮気味に「すごい!狙ったの??!!」と尋ねます。その問いに彼は忌々しく答えます「違う、外したの!」

…まだ「萌え」と言う言葉すら世間に浸透していなかった当時、幼い私が抱いた感情、いまならわかりますそう、これが私の人生初の「萌え」です。そんなアレックスくんと微笑ましいやり取りをした彼ですが、アレックスくんを殺していいと許可された際は嬉々としてアレックスくんを殺そうとしてました。最高ですね。

しかし残念ながら彼は所詮は悪党。制作元はアメリカ。おわかりですね。彼は死にます。しかも割とあっさりと。あのときのショックはなんとも言い表し難いものです。恐らく初めて推しが死ぬのを目の当たりにした瞬間です。あのときから全ては始まっていたのかもしれません…。

ともあれ賊パイの大元のイメージは彼ですが、もう1人候補としてイメージしていたのは同作品に登場するアーデスというキャラクターです。アーデスくんは初作ハムナプトラ、次作ハムナプトラ2にも登場する戦士です。剣の達人でもあり銃も使えるハイパー戦士です。しかもかっこいい。太古よりイムホテップ復活を阻止してきた集団の末裔でもあるため主人公とともに戦いますが、堅物なため初作では衝突もしばしば。しかしながら飛行船に乗った際はめちゃくちゃ興奮してたりとお茶目なところもあります。2では主人公一家を守るためはるばるロンドンへ来るなど本当にかっこいいです。

また、ハムナプトラに於いてこの人を語らず何を語るか、作品随一のカリスマ性とエンタメ性を持つジョナサンについても話したいことは色々ありますが今回はやめておきます。とりあえず言いたいことは『ハムナプトラ』は良いぞ。

さてさて、話を戻しますがアーデスくんも初期イメージとして浮かびましたが余りにもアーデスくんが主人公側過ぎるので結局は無しになりました。

また空樹さんが別枠にて賊パイは蠍っぽいとおっしゃっていましたが、さすが空樹さん。公言はしてませんが、こっそり蠍はイメージしてました。と言うのもまだツイステが始まったばかりで今後新しくキャラが出てきた際に被ってしまうのを恐れたからです。ただしばらくは…7章完結まではそういったことは無さそうなので命拾いしました。この蠍もね…ハムナプトラ2に出てくるスコーピオンキングをね…とありますが割愛します。

そういえばここ2〜3年前に初めて知ったのですが、今や世界のロック様と呼ばれるドウェイン・ジョンソンはスコーピオンキングだったんですね。知りませんでした。まあ確かにハムナプトラ2の終盤で出てきたスコーピオンキングはグラフィック処理された姿だったためわからんよな…と言う気持ちとなんだかんだドウェインジョンソンの存在を認識したのもここ数年なんでしょうがないですね。

火/無属性 無は闇

太刀魚さん

カトラス→英名より。

スキャバード→英名より。

賊パイを錬成してしばらく経った辺りに錬成した人物です。人魚と言う概念が好きなので人魚以外の選択肢は無かったです。さて、お気付きの方もいるかと思いますが私はディズニーに関しての知見がありません。アリスや眠れる森の美女、ピーターパン、リトルマーメイド、白雪姫、ダイナソー、ファイティング・ニモと有名ところは観ていましたが、言ってしまえばそれだけです。あとはアナ雪とベイマックス、魔法にかけられてくらいです。幼少期はどちらかと言えばユニバーサル作品を多々観ていたのが一因かもしれません。そのため、ディズニーの海の世界がリトルマーメイドとニモくらいしかないのです。

発想が底をついたため、大海原へ目を向けました。ディズニーに絞らず海全体を見渡せば良いのです。そういう訳で太刀魚に目を付けました。その名の通り太刀によく似た魚。太刀魚の刺身って美味しいよねと邪な想いを抱きながら錬成しました。太刀魚は直線の様な佇まいの為、直線で描けるような風貌にしたいと思い、今に至ります。

特に何かある訳では無いですが、太刀魚さんは私の生み出した寮生の中では美形の部類に入ります。人魚ですので。

無機質さが出てれば良いなあと思ってはいますがどうでしょうか。

私は人魚と言う概念が好きで中でも泡になった人魚が好きです。死ぬの好きねぇと思われるかと思いますが、そうではなくちゃんとした理由があります。人魚姫は最終、王子を殺して人魚ね戻るか、泡となり消えるかを迫られます。姉たちは妹に王子を殺して帰って来るよう言います。結局は王子を殺せず泡となってしまいますが、私はこの結末を悲劇と呼ぶのは早計では無いかと考えてます。これは私の解釈なのですが、人魚姫はただ恋に殉じ、人間として生を真っ当したのだと見ています。人間になりたいと願った人魚が人間と成って死んでいく。そういう美しさがあると思っています。また王子が選んだのが人魚姫ではなく別の女性と言うのも好きです。自分を選んでくれる訳ではないと言う無常さが堪りません。上手くいかないのは人間だろうと人魚だろうと同じなんですね。

人魚姫の話をしたのでついでにカレシニンゲンの話をしようかと思います。太刀魚さんのバックボーン的なのを考えてたときに生まれた人間です。当初の予定としては彼は死ぬはずでしたが、上位存在の気まぐれてだだ生き延びてるだけの人間ってのもありだなと考え直し延命措置を受けました。カレシニンゲンは魔力も無いただの人間ですので当然ながらNRCにも関係しませんしRSAにも関係しないただの部外者ですしこれからもこの先も無関係な存在です。もはや一次創作ですね。

2人の行き着く先は薄っすらと考えてはいますが、色々な可能性があるのでしばらくは着せ替え人形のように1人で遊んでます。悲しみの別れも良いし『水を抱く女』のような別れ方も良いなと思ってます。人外と人間って良いですよね。ただ、個人的に人外×人間(だけでなき人間×人間でもそうですが、)といった異なる種族、立場の2人おいてそのままの立ち位置で一緒になるのはなんかちゃうな、とは思っています。これについてはまた機会があれば話すか、色んな人の考えも聞きたいなと思っているので割愛します。

さて、太刀魚さんとカレシニンゲンの関係性としては『日出処の天子』の厩戸王子と毛人のようなイメージです。こちらの漫画もおすすめです。厩戸王子の毛人に対する感情、毛人の厩戸王子に対する尊敬や畏怖、と言った関係性とその2人を取り巻く人々や環境。是非読んでいただき、感想を聞きたいですが上手くいかないのが世の常ですね。

カレシニンゲンのデザインのイメージはJavaさんで記載した『チキタGUGU』の登場キャラクター:バランス・シャンシャンくんです。TONOさんの描く天パ好きなんですよねぇ…。

まじで関係無いですが、上記の『水を抱く女』や『揺れる人魚』、『シェイプオブウォーター』好きなんですよね。『水を抱く女』は世界観が大変良く童話を見てる気持ちになりますし『揺れる人魚』は世に溢れる綺麗な人魚とは程遠い血生臭ささと魚臭ささがあり、非常に私好みです。『シェイプオブウォーター』は哀しさもありますがそれ以上にただただ美しいです。3作ともラストは大団円のハッピーエンドとは言い難いですが、非常に大好きな人魚作品です。

水/水属性、無は光