第3弾(麻呂/余)

sekigoro
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3弾です。

麻呂

麻呂さんです。このあとは余に続くのですが、ここ2人は最近錬成された新人なのでまだ私も実態を把握し切れていません。

さて、麻呂さんですが中華っぽいの作りたい欲がたけのこのようにむくむくと地表から顔を出してきました。ちょうどこの頃、ファン・ビンビン主演の『武則天-The Empress- 』2周目を視聴していた時期の為、影響が丸わかりですね。武則天は中国史上唯一女帝です。時の皇帝の才人として入宮、その皇帝死後は仏門へ行くも再び入宮、そうして皇后となり最後には皇帝へと壮大な人生を辿っている方です。

『武則天-The Empress- 』はそんな武則天の生涯を描いた大河風歴史ドラマとなっています。絢爛豪華な衣装や装飾の数々、広大な大地に息を呑むように圧倒されます。CG技術も見ものです。主演であるファン・ビンビンの美しさは去ることながら出演されている女優さんも見目麗しいです。こんな美女になら騙されても良いカモ…。ついつい後宮の華やかさに目を奪われてしまいがちではありますが男性陣の服飾や鎧も目を見張るものがあります。

皇帝の寵愛や家門の繁栄、皇帝跡継ぎ問題に恨みや嫉妬などなどドロドロとした人間模様の中に垣間見える純愛、友情と見どころが盛りだくさんなので興味が湧いた際は是非ご覧いただければと思います。大丈夫!たったの82話!

そういう訳で中華モチーフを入れたい!となりそれを前提にあれやこれやと錬成を開始しました。

もう一つとして「指甲套」と呼ばれる装飾品を付けたいなと思いプラスしました。

こちらに関してもこれまた参考にした中国歴史ドラマがあります。『花散る宮廷の女たち』という清朝時代のお話です。ここに出てくるお后様がこの指甲套を付けています。というか清朝が舞台の歴史ドラマに当時する身分の高い女性は軒並みこの指甲套を着けているので当時のトレンドだったのでしょう。指甲套を着けていたお后様ですが、色々策略を巡らせる悪役よりの方です。指甲套の美しさと妖しさがお后様の立ち回りと非常にマッチしており魅了されました。

こうして中華っぽい+指甲套を必須条件として錬成が開始されました。

以前、通話にて麻呂の他にもう1人いたと言ったような気がしないでもないですが、麻呂には対戦者がいたのです。

ツーブロ+指甲套でした。どっちにしようどっちにしようと悩んではいましたが、コストと寮服が似合うからという理由で麻呂に決まりました。

実を言うと麻呂は最初は麻呂ではなく普通の眉でした。中華っぽいモチーフなにかないかなぁとふわふわ考えていた際にパッと「そういえば、なんかのドラマ作中の結婚式で女の人の頬に赤い丸あったな…」と思い試しに描いてみたら「なんかちゃうな…でも丸良いな…せや、眉にしちゃろ!」とノリで描いてみたらしっくりきたので麻呂眉になりました。その場のノリと勢いって大事ですね。因みに頬の赤丸は韓国の伝統的な結婚式の装いのようです。韓国歴史ドラマも何作品か観ていたのでその印象が強かったのかもしれません。また、先程からつらつら語っている『武則天』でも武則天が皇后となったシーンで口元に赤い丸がありました。こっちを思い出していたのかしら?私の中で色々ごっちゃになってるようです。

麻呂さんの周辺と言うかバックボーンとか考えてましたが、案の定1人で遊んでます。元のイメージが『武則天』なのでお家騒動或いは後継者争いの渦中にいる、麻呂は家中から腫れ物扱いをされている…みたいな感じですね。しかしそうすると問題がありまして、麻呂の母はどうするかとか魔力持ちは麻呂だけかとか色々考えなければならない項目が多いのです。あとは麻呂の母を悪女にするか優しい人にするかなど…考え出したらキリが無いです。あんまり家族構成とか考える方では無いのですが、麻呂に関しては珍しく考えてはいますが、いかんせん脳が足りないので一時停滞してます。いつか放流出来たら良いなぁ。

あと個人的に面白かったのが麻呂は兄と言ったらいつのまにか光属性になっていたことです。光か〜!と自分に無かった発想だったので非常に驚きました。

属性は水/炎 無は光で!

毎度のことながら造るか〜とふわふわしたノリで描き始めるのでその後のことを考えず己の首を絞めることになります。余はまさに現在そんな状況です。

とりあえず紫髪が良いなと色だけ決めてたんですが、紫色の似合う髪って少ないですよね。もっと限定するなら紫髪の男性キャラって割と少なくない…?女性キャラだったらなんとなく数人は思い浮かべることが出来るのですが、男性キャラって…?と困り果てた為、助けを求めてネットの海へ出航しました。そこで助けてもらったのがキャラメーカー!とりあえずデフォルメ調のものでポチポチして余 ver.1.0.1が生成されました。現在絶賛公開中の『起動戦士ガンダムSEEDFREEDOM』…というかSEEDシリーズでは「コーディネーター」、その名の通り遺伝子を「調節」され生まれた人々が登場します。SEEDシリーズはコーディネーターとナチュラル…遺伝子調節のされていない普通の人々の争いや差別のお話です。昔は何故遺伝子調節を行なうのか?と疑問に思ってましたが、いまならわかります。キャラクリって楽しいですからね(違う)。

という訳でキャラメーカーで生成された余ver.1.0.1。まだβ版の為、更なるアップデートをすることになります。そうしてトンテンカンテンしていまの姿になりました。始めは紫のドレッドってどうよ…と躊躇いましたが杞憂でした。あとおでこのは趣味です。

余はノリで生み出されたので特に何も考えず出すだけ出して放置していたのですがいつの間にか神仏になっていて面白かったです。Javaでも思いましたが、宗教/信仰ってこんな感じで生まれるんだなぁ…と宗教史?の片鱗に触れたような感覚でした。

よく巷では政治と宗教と野球の話はするなと言われています。野球の部分はきのこ/たけのことその時々によって変わりますが。

「神はいると思いますか?」とよく聞く定番の質問があります。私は「神はいると思うが人間を救う神はいない」と思ってます。と言うのも「神」と言う存在は人間が勝手に生み出したものだと考えているからです。…怒られそうですね。そもそも神や仏からしてみれば人間なんて有象無象にいるものを救うメリットって無いんじゃない?と思ってます。私がもし神だったら多分救わないです。人間を救う神がいるならば、処刑されたキリシタンたちはどうなんでしょうか?一昨年の春〜夏頃に遠藤周作の『沈黙』と言う書籍とその作品の映画を観ましたが、作中で殉教していった彼らは救われたのでしょうか?…と色々考えてしまうので割愛します。結局のところ私の神様への考えとしては最初に述べたように「いるかもしれないが、人間を救ってくれるような優しい神様はいない」です。

話に戻ります。いつのまにか神仏とされていた余ですが、私がこの様な思考の人間の為真っ先に思ったのが「誰も救えない」でした。誰も救えないのに救ってくれる神として信仰されるの性癖に響くからです。この「救えない」は文字通りです。まず余はそう在れと生まれた訳ではないのでそもそも「救う」が初期装備として備わっていません。また、魔力が莫大にある訳でもありません。自寮生を魔力順で並べた場合、

Java>>マスクマン=太刀魚>麻呂>>賊パイ=ぴょん=余 くらいです。あくまでイメージですが。

なので余は魔法で人を癒やすことも出来ません。蜘蛛の糸を垂らしてあげること出来ませんしパンも雨も降らせません。それでも人は彼に救いを求めます。そんな人々を余は見つめることしか出来ません。

自分で決めたことながら何故、余は魔力が少ないのか?と疑問が湧いた為、その理由付けを薄っすら考えたりもしたのですが、まぁまだ詰めきれていないので温めておきます。自分で決めた設定に理由付けを必要としている辺り私って頭固いんだなぁと少し自虐に陥りますね…。まあその理屈を捏ねるのが楽しいとこありますが。

属性は火/無 無属性は光