あけましておめでとう。なんていう暇もなく、とにかくいろんなことが起きて。気が付けばもう、正月休みなんて終わろうという時期だ。
大体の人が同じことを言うだろうけど、年末年始は忙しいものなのだ。私もそれなりに忙しかった。
……けれど、ある意味充実していたし、悲喜がこもごも存在していた。まあ大体は、推し活的な意味でだけど。
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大切な子を愛していたいと思った。
時間を忘れるほどの、新しい趣味ができた。
一か月前の傷が、回避できないものだと悟った。
じわじわと、新しい沼に引きずり込まれつつある自分に気が付いた。
どれもこれも、まだ気づいていなかった価値観を識る、私の心にある世界を拡げる、大事な「感覚のたからもの」なのだと思う。
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そして今の私は、「さよならの儀式」に奔走している。幕閉じ寸前のスマホゲームを、ギリギリで走り終えるチャレンジのことだ。
正直、ボイス込みで全部ちゃんと読んでいたら絶対間に合わない。だが、公式から「最終章をクリアしたらオフラインアプリとして残すことができる」と発表があったので、安心して完走を決意できた。
(ちなみに現在の進捗、最終章を除く全8章に読破フラグを立てた。3/4/7章に未解放があるので、最終章へ踏み入る前に埋めておこうと思う)
目に入る文字と、耳に伝う声。最推しの騒々しい活躍を見て。気になるあの子の意外な一面を知って。リリース当時に惹かれていた子の、思わぬ悲劇を目の当たりにして。
そのどれもが、自分の心が揺れているという、どうしようもない実感をもたらしてくれた。自分の心が凍っていないという確信を、与えてくれた。
この世界に会えてよかったと、心の底から思った。これは間違いなく、一つの「たからもの」だ。