2023年を振り返ります。
ネジザウルス
ペンチです。ネジに縦方向に噛みつけるように設計されてます。どうしても回らないネジがありまして、ググり倒してネジザウルスにたどり着きました。
レールが悪いのかネジが悪いのかわかりませんが、どちらかと言うとネジが悪い印象です。ワッシャ付きの平ネジで、ネジザウルスでも把持できる接点が取りにくい状態でした。
往生しましたが、ワッシャとネジの間に輪ゴムを何回か掛けて微妙に浮かせることで掴める接点を作り出せました。それでも素直に回ってくれず、そもそもラックの柱が邪魔をして回しづらい角度の中、地味に45度づつくらいで刻んで回しました。ネジが変形して時々ツルっと噛み付きが外れ、ばちーんと閉じてしまって何度か手を噛まれ痛い目を見ました。
そんな苦労をしながら最終的には外すことができました。
すごい便利な道具だ、と思いつつも、もうこれの出番は無い方がいいな、と思いまして、微妙な気分です。
めんみ
めんつゆです。北海道では当り前のド定番らしいです。初めて聞きました。そうとう旨いというか「これ以外無い」という話でしたのでさっそく 1.8L を調達しました。素麺・冷麦・蕎麦・饂飩にはバッチリです。
素人が適当に使っても駅前の立ち食い蕎麦屋くらいのレベルに美味しい。お家でお店レベルの味が楽しめるのは最高です。
半年くらいで一本使い切りました。二本目も順調に減っています。
日傘
傘です。暑かったです。太陽に負けました。
一度雨傘を差してみたのですが、遮蔽物というには心細くて守られている感覚は無く、光線が貫通して炙られている印象が拭えませんでした。やはりここは日傘というスペックのものが必要だろう、と決意して購入しました。軽さも重視したいところでしたが、薄くて効果が弱かったら残念なので選択に悩みました。最後は色でデザインで決定しました。
着荷からしばらくした烈夏な日、通勤の朝時点でこんなに暑いのか…という状況でデビューしました。日陰とともに移動できる安心感。レースのカーテンと遮光カーテンくらい違う、と驚きました。
唯一「畳むのが面倒」という難点がありますが晴雨兼用できて大変満足です。
厚焼
金吾堂の厚焼(醤油)が好みです。東京拠点で関西出張の際には売ってなくて残念なのですが、イオン系スーパーで売っているところに遭遇して再会を喜びました。
基本が7枚入りのパッケージで、金色のねじりっこで留めてあります。食べるたびにこのねじりっこを1年ためて数えてみたところ、77本ありました。週に1.5パックくらいのペースで食べてますね。77 * 7 = 539 、なんと1年で 500枚を余裕で超える枚数をいただいていました。
ごま醤油もあるんですが、プレーンな醤油味が良いです。これからもきっと食べ続けると思います。
ribbon
1年で買ったCD は7枚でした。中でも ribbon, 渡辺美里は心にしみる名盤でした。さだまさし中島みゆき以外にも、高校生の頃に聴いていた曲は自分の中の芯に織り込まれているのだなという思いです。中でも「10years」を聴きたくて買いました。
行き詰まり うずくまり かけずりまわり/この街に この朝に この掌に/大切なものは何か/今もみつけられないよ
2000年ちょい過ぎごろから長らく携わっている某システムで、10年前に大き目の障害がありまして、これが自分にとって重大な事件でした。それ以来、それまでよりも輪をかけてさらに安定稼働重視で暮らしてきました。何もわからなくて行き詰ったり、何したらいいかわからなくてうずくまったり、できることを手あたり次第にやろうと駆けずり回ったりしてきました。この10年頑張ってきたのでぼちぼち自分を許してやろうと思ったところで、ちょうどその10年目の日にまた障害が起きるという巡り合わせ。なんという天罰覿面。
大切なものが見つけられないのは、どこかに見つかるものではなくて、自分で手をかけて作って育てていったものがいつか大切なものに「なる」のだ、と思います。街は変わったけど、この掌にまだあるものを信じて、向こう10年も駆けずり回るのだろう、と思います。