オキサリプラチン

senagaok
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一昨日、4クール目のケモ初日、通院点滴投与をした。

点滴は、オキサリプラチンとベバシズマブ。

オキサリプラチンの副作用は、点滴部位を中心とした数日に渡る強い痛みと、末梢神経の障害が代表的だけど、これは手と足の表皮の問題や、痺れ(特に冷感)などがある。

加えて、喉の絞扼感もある。一般的に、投薬後数日は、食事の際の最初のひとくちに、顎から喉にかけて強い痛みがおこる。

オキサリプラチンの副作用は蓄積・累積されるそうなので、クールを重ねると症状が酷くなる。

で、昨日は、オンコロジーセンターを退出して、会計に向かう途上、同行者に話しかけようとした瞬間、激しく喉が絞めつけられ、呼吸が困難な状況になってしまった。

酸欠金魚のようにパクパクするも、声は出ないし、鼻で僅かに空気を吸える程度で、少しパニックに陥った。

幸い、地域トップのERを抱える病院なので、ERスタッフが3人、すぐに来てくれて、そのままERに搬送された。

呼吸は落ち着いたけど、会話はできなかったので、自身の見立て(オキサリプラチンの副作用の激しい版だろう)を伝えられず、肺塞栓を疑う医師の指示で、手際よく輸液、心電図、エコー、ポータブルX線、続いてCT撮影まであっという間に診察が進行した。

紙とペン、筆談ボードなどをゼスチャーでお願いしているのだが、なかなか用意してもらえず、スマホの手書きノートが使えることを思い出し、ようやく見立てを伝え、医師の危惧を聞き、検査結果が判明するまで少し眠ることにした。

しばらくして、検査結果に問題はなく、恐らくオキサリプラチンの副作用であろうということで、帰宅となった。

実は、前クールでの酷い下痢が2週間以上、前日の明け方まで続いて、ほとんど満足な食事も取れていなかったのだけど、帰宅後は、会話に難はあれど、スーパーの天丼を少しだけ食べることができて、下痢も治まり、少しほっとした。

次回以降は、オンコロジーで点滴終了後に、様子見の時間を取ってもらったほうが良さそうだ。