2回目見てきたので新たな感想をメモしておこうと思います。
遺言開示後みんなが揉め始めたときに、1人さっさと端の方へ避けた水木、危機察知能力高くていいですね。その後、沙代ちゃんが隣にやってきて「助けてください」と言ったのに対して、水木が「僕は社長の味方ですよ」的なことを返し、沙代ちゃんが顔を曇らせているのがかなり心にきてしまいました。そういうことじゃないんだよ(;;)もちろん水木は悪くないんだけどね……
さらにその後、龍哭(?)が起きたときに沙代ちゃんが水木の方へそっと近づくところ、5回は巻き戻して見たいです。ゲゲ郎の隣にいると小さく見える水木だけど、沙代ちゃんの隣に並ぶと当たり前に大きいし、がっしりしててキュンとしました。水木の身長はいくつですか?165くらい?170はなさそう。
続いて、水木と沙代ちゃんが道端で出くわすシーン。水木が「今度時弥くんと東京へいらっしゃい」と言うんだけれど、「いらっしゃい」ってなに?なんで急に親しげな感じなの?とびっくりしてしまいました。それに対して「水木さんと行きたいです」と返す沙代ちゃんもなに?もうかなり好きになってるじゃん……沙代パパの茶々入れによりこの話はお流れとなってしまうの、少しもったいなかったな(水沙代のヲタク)。
バルコニー的なところに水木が沙代ちゃんを呼び出すシーン。取り入るために適当なことばかり言う水木、本当に悪い男だな……この後ゲゲ郎との会話で沙代ちゃんを「夢見がち」と形容していたのマジでなんなんですか?後悔してください!(してくれました)
話は戻りますが、沙代ちゃんが抱きついて来たとき、水木は抱き締め返すことはせず、腕にそっと手を置いただけである点は大変好印象でした。沙代ちゃんの好意を本気にしていない、少しの罪悪感を抱えつつも話を濁している水木が抱き締め返しでもしたらオイ!絶対責任取れよ!になりかねないので……
上記で挙げたところや、沙代パパへの弁解、沙代ちゃんと時貞翁の話を聞いたときの反応を見る限り、水木は沙代ちゃんのことを庇護されるべき子供という風に見ているんだろうなぁと思いました。水木が何歳なのか分からないけれど、恐らく20代後半以上だと思うし、そりゃ10近く年下で出会ったばかりの女の子のことを恋愛面で好きになるわけないですよね。悪しき風習に吐くほど生理的嫌悪を示した人だから……ここで水木が思い返す沙代ちゃんの姿はあどけない表情が多かったのも心にきてしまいました。水木は倫理観がしっかりしてるタイプなので、沙代ちゃんの思いに応えることはできないだろうな……
地下の工場(嫌な言い方)で、沙代ちゃんが時貞翁のお気に入りだったことを水木はもう知っていると告げられたシーンは涙なしには見られません。水木の弁解にも耳を塞いで座り込む沙代ちゃんを見て普通に泣いてしまいました。長田や乙米達は狂骨を操って殺すのに、水木のことは自分の手で首を絞める沙代ちゃん……
どれだけ考えても沙代ちゃんが幸せになれるルートが見つからなくて困っています。ゲゲ郎を置いて水木と2人でトンネルを抜けたとて、丙江のように連れ戻されるのがオチなんだろうなぁとか。その場合多分水木は裏鬼道の人達に殺されるんだろうなぁとか。沙代ちゃんが村全てを焼き尽くしたとしても、それ背負って生きていかなくてはならないし。そもそも、水木が沙代ちゃんを真の意味で好きになることはないような気がしているので、その場合は水木が嫌がった「情をかけて」沙代ちゃんを救うことになるわけで……そんなの救いじゃないよ……もうだめだ……
ここからはちょっとした感想。大体時系列。
・序盤の水木が1人で村を歩くシーンのBGMが非常に良い
・沙代パパが座布団に座るとき、先に握り拳をついてから体を乗せているの、ちゃんとした作法に則っていて良い(伝われ)("座布団 座り方"で検索してみてください)
・乙米に「お察しします?余所者に何がわかるの」と言われても全然ダメージ受けてない返事する水木、こういうの慣れっこなんだろうな
・時麿が大号泣してるのを見て「うわ……」みたいな顔してドン引いてる水木かわいい
・ねずみ男が出てくると何故か安心する
・悪夢見て起きたときの水木、はだけすぎてて危ないのでパジャマで寝た方がいいぞ(この時代にあるんですか?)
・時麿が死んだとき、散々余所者扱いされたにも関わらず身内であろう人間たちを構わず押しのけていく水木いいね
・助けに入ったもののうまい言葉が浮かばず「暴力はいけません!」とか言っちゃう水木かわいい
・「日本は法治国家ですよ!」←"にほん"ではなく"にっぽん"なのなんとなく時代を感じた
・自分だけでは駄目そうだったからか「ね、社長」みたいな感じで頼ってるのかわいい
・座敷牢で長田や裏鬼道の人たちに囲まれている水木、小さく見える
・子供に優しい水木、子供に気を遣わせてしまい申し訳なく思う水木、あまりにも善人
・初対面なのに「時ちゃん」などと親しげに呼ぶゲゲ郎、もしかして水木と沙代ちゃんが出会ったところ見てた?わたしが覚えている限り、時弥を時ちゃんと呼んでいたのは沙代ちゃんだけだと思うんだけども
・素性のわからん男を騙し、そいつの前で躊躇なく着替えて眠る水木、さすがに危機感なくない?ゲゲ郎が優しくてよかったよ
・眠ればいつも悪夢を見てしまうのは、兵隊だった頃のことを何度も考えてしまうから?「死にたくない」と言いながら「俺を殺せ」と言う矛盾の理由はなんなんだろう
・何故か牢を簡単に抜け出しているゲゲ郎に対しての感想が「牢破りか?」なのはおかしいと思うよ!白石じゃねぇんだから(金カム)
・見つかる前に連れ戻さないと、とこっそり抜け出してゲゲ郎を探しに行くわりに、クソデカ声で「ゲゲ郎~!」って言っちゃうのかわいい
・「二人いなかったか?」に対して「見えておったか」と返ってきたのに不思議に思わないのおかしいよ!
・組み紐が物理法則を無視した動きをした上に、ご先祖の霊毛をうんたらかんたらと言われての感想が「奇術師か?」はおかしいよ!
・これが後にゲゲ郎が言う「妖怪はどこにでもいる。お主が見ようとしていないだけで」の最たる例だったりするんでしょうか?不可思議なことでも理由をつけて納得しちゃう的な……
・ここでの「はよ行け」と終盤の水木と奥さんを送り出すときの「はよ行け」では全然声色が違うの、本当に……
・葉巻吸って盛大に噎せた水木を見てゲラゲラ笑う沙代パパ、マジで水木のことかわいがってそう……時代柄もあるとはいえ、比較的仲の良さそうな娘を預けてもいいと言うくらいだし……
・水木の「馬鹿にしやがって~!!」本当にごめんなんだけどかわいい
・ねずみ男に船を漕いでくれと頼むとき、さっと「頼むよ先生」というセリフが出てくる水木、罪深い
・ワイシャツの袖を腕まくりしてるの最高
・喫煙シーンが多いからか、腕から手にかけての作画が大変美しくて手フェチ大歓喜
・沙代ちゃんからこの島は禁域で、入った孝三は心を壊してしまったと聞いている上、明らかにヤバいです!な景色を見てなおゲゲ郎を追いかけていく水木……
・気絶していても軽々とゲゲ郎に背負われる水木……
・律儀に待っててくれたねずみ男、手伝ってくれた河童のみなさん、ありがとう
・丙江の惨い死に様を見て悲痛な叫び声をあげる乙米、ここ2人は仲がめちゃくちゃ悪いというわけではないんだろうか
・みんな大好き水木の白目剥いての気絶シーン、何回見ても良いよな
・「貴様!」と橋から飛び降りてゲゲ郎の胸ぐらを掴むものの、身長差がまぁまぁあるせいで水木が上目遣いしてるみたいになっちゃうのかわいい
・ゲゲ郎の「何を見ても逃げるでないぞ」は彼なりの気遣いというか、逃げ出したくなるような目に遭うかもしれんぞの意だと解釈している。心配ご無用でしたね
・謎を探るため村のあちこち歩き回る二人、相当怪しまれてただろうなぁ
・アイス食べてるとき、水木があたりかどうかチェックしてちょっと残念がってるのめちゃくちゃかわいい
・問題の天狗の酒シーン……最後の一本を一吸いしてから渡すのなんなんですか?なんかこう、癖がめちゃくちゃにされた
・孝三に会いに行ったとき、バルコニーで並んでる水木とゲゲ郎あまりにも絵になる
・奥さんの絵を見てブチ切れちゃったゲゲ郎に水木がわりと狼狽えてたの良かったな……基本的に温厚だったもんねゲゲ郎
・孝三!水木の肩に縋るな!ずるいだろ!沙代ちゃんでもそんなことしてないぞ!
・捕らえられて後ろ手に縛られてるゲゲ郎、ふ~んって感じ……
・乙米の「自由?化け物のくせに?」を聞いて、ゲゲ郎と奥さんが小さな庭のあるお家で幸せそうにねこちゃんを愛でている回想が頭を過ぎり、うるせ~~~!!になった
・それを踏まえて、沙代ちゃんは自分の知らぬところで龍賀家が飼い殺している幽霊族よりも自由のない生活を送ってきたんだよな……クリームソーダの味だって知らないんだ……になってまた泣くことになる
・本筋とは関係ないけれど、ゲゲ郎と奥さんの出会いから今に至るまでこと細かく教えて欲しい……女優位の男女カプ大好きなので……
・長田に一発殴られてまた気絶しちゃう水木、苦労が絶えない
・ねずみ男~!アニメでは余計なこともするけどなんやかんや憎めない良い奴なんだよな~の印象だったんだけれど、今回は何回もありがと~!になった
・まぁまぁ分厚い日記を素手でビリビリにしてしまう水木、無限の可能性ありすぎないか……「内容は全部頭に入ってる」って言ってたし、記憶力も抜群なのか……?
・ずっと沙代ちゃんには敬語を使っていたのに、突然「行こう」とタメ口使うのずるくないですか
・このとき既に沙代ちゃんに憑いてる人々や狂骨が見えているのに、そんな素振りも見せず手を繋いで歩く水木……ゲゲ郎の忠告を聞いたからかこの辺りではかなり沙代ちゃんに寄り添ってくれているように思えてなりません
・これは全然確証ないというか思い違いかもしれないんだけれど、工場に日本人形が落ちていて、屍人の中に咳をしている人がいるんです。思い返してみると、冒頭の列車内で咳をしていた女の子は日本人形を抱いていたような気がするんですよ。そして、村人は人を他所からさらってくるんですよね。わかんないけど、もしかしたらそういうこと……?
・沙代ちゃんから目を逸らすな水木!!
・突然の性癖暴露なんですが、わたしは首絞め(というより首を絞められる男)が大好きなのでにっこりしました
・「すまない」と泣きながら何度も謝って名前を呼ぶ水木を見ると、沙代ちゃんを弄びやがって……の気持ちが浄化されますね
・千本鳥居(みたいなところ)でのゲゲ郎の走り方かっこよくて好き……巷でNARUTO走りって言われてたの見た
・とにかく時貞に腹が立って仕方ない。声優さんの演技がお上手ということなんだけど、もう本当に癇に障る
・「あんたつまんねぇな!」「ツケは払わなきゃなあ!」スタンディングオベーション 水木、最高の男すぎ
・水木、無鉄砲というか自暴自棄というか死に急ぎがちなので「いいじゃねぇか、やらせとけよ!」と国家滅亡を支持し出して笑っちゃった。そりゃあんなことばかり起きたらそうもなりますよね
・損な役回りを自ら引き受け、息子や水木の生きる未来を守ってくれるゲゲ郎……
・水木にとって運命の出会いはゲゲ郎だったけれど、愛する人は鬼太郎になるんだろうなぁという終わり方最高です
・もう1回見に行きたいな