大みそか。夕飯に年越しそばを食べ、紅白歌合戦を見たあとお風呂に入り、湯船に浸かりながら年越しを迎えた。静かな夜だった。
元旦の朝。起きたら彼女が白味噌のお雑煮を準備してくれていて、ありがたくいただいた。氏神さまへ初詣に行き、おみくじは彼女が大吉、私は吉を引いた。書いてあることがまさに今の自分に必要な言葉で、震える。
和洋中おせちを頂く。鯛も焼いた。余った身をほぐして出汁茶漬けにした。最高。
2日の夜は、冷蔵庫にあるもので彼女がちらし寿司を作ってくれた。美味しい。幸せ。私はもうあなたなしには生きられない……。
3日。彼女は仕事初め。私は注文していた福袋を受け取りに行こうとするも「逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!」の再放送が始まってしまい、コロナ禍を思い返したあと「日曜日の初耳学」に米津玄師が出ていたものだからつい最後まで見入ってしまった。
服を着替え、化粧をし、駅まで自転車をこいで電車に乗った。1週間休むだけでこんなにも外に出るのが億劫になるなんて。毎朝早起きして支度をし、片道1時間以上かけて出勤しているなんて正気かよ。ハードルが高すぎる。働きたくないでござる!!!!!
予定していた時間より出遅れたものの、福袋は無事に買えた。休憩がてらモスバーガーを食べて、その美味しさにめちゃくちゃ感激してしまった。神の創りし食べ物……!
4日。彼女は仕事。私はひたすらNetflix。夜は、昨日作っておいたしみしみになったおでんを一緒に食べた。
5日。「USJでも行こうか、スーパー銭湯にする?」と話しているうちに眠くなって、お休みの彼女と一緒に二度寝。お昼は外で焼肉を食べ、今度の旅行に履いていくスノーブーツを買った。久々にコンビニに行き、スイーツとお菓子を買い込んで、TVerで見逃したドラマを見ていた。ずっと休んでいたのに眠くて眠くて仕方がない。ここ3日は仕事の夢を見ていたので、もういっそ働いた方が楽になるのかもしれない。
年末年始で見たもの。
『イシナガキクエを探しています』
『飯沼一家に謝罪します』
テレビ東京で深夜に放送されたフェイクドキュメンタリー番組。冬休みに入る前、通勤電車に揺られながらTVerで一気見した。終始不穏!血は流れず、音で驚かせるような演出もなく、物語は淡々と進む。淡々としているからこそ、意味を理解したときが怖い。「飯沼一家」の方がより分かりやすく、本当にフェイク作品なのか?と思うほどにリアル。TVerで無料配信されているうちによろしければ。
『ベイビーわるきゅーれ』
『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』
友人がドハマリしていることもあり、見てみることに。しょっぱなから、深川まひろ役を演じる伊澤彩織のアクションシーンに胸を撃ち抜かれた。杉本ちさと役を演じる髙石あかりとの「名前のない関係性」が最高に萌える。
戦闘シーンでのバチバチに血走った目と、あかりとすごしている時のモニャモニャしているまひろ……温度差が激しすぎて、頭を抱える。バブでありわんこである👶🏻🐶ソファでふたり一緒にいながら別々のことをしていたり、仲良くご飯を食べるシーンが多々あって、日常を覗かせて頂いているかのような尊さを感じる作品。でもふたりは殺し屋なので、人はがっつり死にます。
『イカゲーム』シーズン2
連休中に絶対見るぞ!と楽しみにしていた。賛否両論が入り乱れるのは何となくわかる。1の方がそれぞれの人間関係やキャラクターが濃厚に描かれていたように感じる。シーズン3が公開されてから一気見しても良かったかも。
『スロウトレイン』
心に残るセリフがたくさんあった。どの登場人物の中にも自分がいた。すっかり野木亜紀子脚本作品の虜になっている。渋谷潮役を演じる松坂桃李と、百目鬼見を演じる星野源が同性カップル……バックハグ……尊い……。かといって娯楽として消費するのではなく、2人の関係を男女カップルと変わらない空気感で描いてくださっていて、涙が出た。そりゃ百目鬼先生が巻いてたアーノルドパーマーのベージュ色のマフラーが軒並み売り切れてしまうよ。本当にありがとうございました。DVD買おうかな。たくさん売れたら連続ドラマにしてくれないかな。渋谷三姉弟にまた会いたい。
『新・暴れん坊将軍』
17年ぶりの新作。初っ端から上様の殺陣が拝めて最高!白馬に乗って浜辺で駆け足をする上様、おめでたい!!日本酒タワーは風刺がきいているし、徳川宗春役を演じるGACKTを見て「戦国BASARA」から出てきたのかと思った。レイピア使いの徳川家重に代替わりした暴れん坊将軍も見てみたい。新春にふさわしい、煌びやかなドラマ。
大型連休のたび、身体と心のコンディションがリセットされる。あっという間の9連休だった。12月に箱買いした5kgのみかんを食べ切って、風邪でしばらく休んでいたフィットボクシングも再開した。
いつもそばにいてくれる彼女は、どんなときも明るくて楽しくてご機嫌。しあわせそうな人には体力がある。たくさん眠っておいしく食べる。いい意味ですぐに過去のことを忘れる。体力が全てを解決すると言っても過言では無いのかもしれない。仕事もプライベートも、彼女は私にとってのロールモデル。これまで生きてきた中で、今が一番いい感じに仕上がっていると思う。2025年も自分がなりたい姿に向かって、やっていこう。