この記事は「アニソンを想って Advent Calendar 2024」の24日目の記事です。
サビのあとに2番Aメロ、ラスサビのあとにアウトロ…ではなく、もう1段階パートがある曲を聞いたことがないでしょうか?
私はそれを勝手に「終ラララ~」(読み:おわららら~)と名付け、親しみ、収集しています。
なんで「終ラララ~」なのかというと、私が最初にその存在をはっきりと認識したのが、けもフレでおなじみの「ようこそジャパリパークへ」だったからです。
この曲はラスサビのあと、ララララ~と歌います。別にそれがアウトロというわけでもないように思えます。これはなんというパートなのでしょうか。サビより目立たないがその余韻を残し、明るく歌いつつも終わりを感じさせるパート…名前がわからんので今日からみなさんも「終ラララ~」と呼びましょう。
ここで、僕が提唱する「終ラララ~」はラララと歌うことを強制しません。サビのあとにもう1段階パートがあり、かつそれがサビの余韻を残すなにかである場合、「終ラララ~」であるといえます。特にラララ~と歌っているものは狭義の終ラララ~としますが、そこからグラデーションがあった上で、ラララ~でなくサビとの切り替わりがはっきりしないものまでも広義の終ラララ~として包含します。
さて、「終ラララ~」は比較的アニソンに多いと感じています。今日は僕が収集した終ラララ~をいくつか公開して、みなさんに覚えてもらいつつ、他の曲を見つけたらお教えいただきたいと思っています。来年「終ラララ~アドベントカレンダー」をやるのが目標です(は?)
狭義の終ラララ~
狭義のものは「はっきりと終ラララ~パートがあり、かつラララと歌っているもの」です。
再掲になりますが、まずけものフレンズより「ようこそジャパリパークへ」(1:03~)は外せないでしょう。僕の中では、この曲が元祖☆終ラララ~です。
次はアイカツ!から「Lovely Party Collection」(1:28~)です。先日、"「アイカツ!」あかりGeneration10周年記念イベント『キラッキラ!』" に参戦し、生で聴いて涙を流しました。アイカツおじさんですみません。
最後はRe:ステージ!より「冒険トラベラー」です(5:20~)。この作品は知らないのですが、KiRaReの曲は素晴らしいものが多く、よく聴いています。終ラララ~なところ以外にも、南国の海辺のステージで歌っているかのような曲調が好きです。
広義と狭義の中間にある終ラララ~
これは「ラララと歌ってはいないが、終ラララ~の雰囲気を感じさせるもの」の分類です。
まずはアイカツ!より「MY STARWAY」です(1:10~)。アイカツおじさんなのでアイカツからの出典が多くなります。決して布教活動ではございません。この曲はラララとは歌ってないのですが、サビのあとにもう1段階パートがあります。これも終ラララ~としてよいでしょう。
次はぼっち・ざ・ろっく!より「カラカラ」です(3:40~)。ぼざろの中で一番好きな曲です。これはラスサビのあと、そのパートがあります。変拍子だったり、Bメロの決めで二拍三連になったり、ギターのオブリガートがよかったり、いろいろな要素が好きな曲です。終ラララ~パートも、Ⅳ-Ⅲ-Ⅱ-Ⅰという落ち着いた進行を繰り返すところがゆっくり終わりに向かっていっている感じがして大変よきです。
最後に、ひろがるスカイ!プリキュアより「ヒロガリズム」です(3:53~)。これもラスサビの直後にそれっぽいものがあります。ひろプリ、めっちゃよかったな…
広義の終ラララ~
これは「サビとの境目がはっきりはしないがパートは変わっていて少し終わりを感じさせるもの」の分類です。
まずは喰霊-零-より「Paradise Lost」です(1:32~)。サビのあとに終ラララ~っぽいパートがあります。ここまで挙げたものに比べて終わりを感じさせる印象は弱いですが、それでも少し終わりを感じさせてくれます。10年前から「終ラララ~」が存在していたことを示してくれる歴史的な一曲です(探せばもっと昔のがありそう)
最後にチェンソーマンより「KICK BACK」です(2:36~)。たくさん遊び心のある曲ですが、この曲もラスサビのあとにもう1段階パートあります。終ラララ~とは少し遠くも思えますが、アウトロへ向かって加速していく、これまでとは違った方向での終わりの感じさせ方があります。そのパートへ向かうまでコードがずっと半音下降していくところも、その次のパートに引き込む力があって非常によいです。
いかがでしたでしょうか?
これを見たみなさんが「終ラララ~」のよさを感じてくれたら嬉しいです。新たな「終ラララ~」と出会ったときには、ぜひ僕に教えていただければと思います。
それでは、よいクリスマスを!